点検ブログ

  • 【終わりに・・・】8月30日(土) 定期点検1年目(富山市K邸)

    お客様宅では、虫が入ってくるのが嫌で、外灯を点けられず、帰りが遅いと、真っ暗な中でお家に入っておられるそうです。でもやっぱり、玄関口に明かりがないと足元や手元が見えず、寂しい感じがします。
    以前、私んちの玄関が暗かった(停電ではないですよ・笑)のを思い出します。私の住む地域は田舎なので、玄関の明かりって、家族や来客を温かく迎え入れてくれるような心遣いにも似た雰囲気にも感じ取れます。
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    問題となっている玄関の外灯を点けても、虫の侵入率を下げるアイテムがあるそうで、透明な防虫フィルム(※1)が販売されています。
    昔、どこかの番組で、「コンビニはあれほど明るくしてるのに、何故、虫が寄り付かないのか?」って特集がありましたね☆
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    ※1 バンガードというプラスチック製のチューブで、蛍光灯に取り付けると、蛍光灯から出る「虫が好む波長の光である紫外線(UV)」をカットします。それによって、光(明かり)に寄って来る虫の飛来を大幅に抑制させる代物。虫除けになりますね。
       また、室内の明るさは今までと同じになり、蛍光灯に装着しても紫外線をカットするだけなので、照明の明るさはほとんど変化がなく、人の目には通常通り明るく見えるそうです。
    [虫退治.COMより引用]http://www.mushi-taiji.com/hisyo/products/banguard.html

    また、玄関の虫除けアイテムとして、電気が要らない「置き型タイプ」やドアノブ等にかける「吊るすタイプ」もあるようです。最近は「殺虫」から「虫除け」へと変化してるみたいですね。

  • 【カーペットの下のゴム跡】8月30日(土) 定期点検2年目(富山市I邸)

    Q マットの裏のゴムが床に付いてしまった。
    A 現状を確認。でも今回は、該当箇所を撮り忘れてしまいました(泣)ごめんなさい!でも、気をつけなきゃイケナイ場所である事は事実です。
      ゴム汚染(※1)(6月20日のT邸の【クッションフロアの変色】)ですね。床とゴムの間にシートを入れておけば、跡は付くことがないと思われます。
      実は・・・私も似たような経験があります。お家でスピーカーの足の裏に付いているゴムが床に付いてしまって、拭いてもこすっても取れなくなってしまいました(笑)
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    ※1 ゴム汚染や移行汚染。ネットで検索しても様々な注意喚起がありますね。
       一部の塗料やゴムには「成分により、床材を変色させる(時間が経った後にも)」事があるので、直接な接触は避けたほうが良いそうです。
       その成分というのは、可塑剤(かそざい)(※2)や可溶性の着色剤で同時に移行するようです。
       これを防ぐには、移行しない木製やポリエチレン等の足カバーを敷いたり、紙や布切れをクッションにしたほうが良いと思います。
    ※2 可塑剤っていうのは、主に塩化ビニル樹脂(塩ビ)を中心としたプラスチックに柔軟性を与える添加剤です。[シージーエスター(http://www.cgester.jp/ab_pla/topadd.htm)より引用]
       塩ビそのものは常温ではとても硬い樹脂ですが、加工時に可塑剤を加えることによって、ビニールホース等の柔らかい製品を作る事ができるそうです。

    お家には必ず配置する家具。机や椅子等の脚に滑り止めとして付いているゴムキャップやキャスター。
    フロア加工していない床材や人工大理石にも移行し、「何を使っても落ちない」のが欠点です。
    たまに自動車のタイヤや自転車を床の上に置くこともありますが、これも同様に変色の原因になります。
    何だか、難しいです。可塑剤工業会のホームページ(http://www.kasozai.gr.jp/)もあるようですね。

  • 【蓄熱式電気暖房機の設置】8月30日(土) 定期点検2年目(富山市I邸)

    Q 蓄熱式電気暖房機を入れようと思うが、良いものなの?
    A 構造としては、夜間の安い電力でレンガに熱を貯めて、その熱を輻射(ふくしゃ)(※3)や温風によって部屋を暖めています。夜間の安い電力を使うので、電気代は通常の約1/3で済みます。
      その代わり、設置に当たっては種類にもよりますが、電気配線や床の補強等の費用もかかります。

    ※3 熱の伝わり方には「対流」「伝導」「輻射(放射)」があるようです。
      「対流」は、暖められた液体や気体などが上昇し、冷たいものは下に流れて伝わること。
      「伝導」は、接している物体間で、温度の高い物質から低い物質に熱が伝わること。
      「輻射」は、熱を持った物質から赤外線が放射されて伝わること。

    [参考文献 蓄熱式電気暖房機のしくみ(電化住宅コムからの転載)]
    ※ ファン付き(温風対流式)
    蓄えられた熱を輻射と温風によって、室内に提供します。室内コントローラーにより、自動的に室温が調整され、快適な温度を一定範囲に保つことができます。
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    ※ ファンレス(自然対流式)
    暖めると上昇する空気の自然循環と輻射機能を利用して、ファンを使わずに室内を暖めるものです。暖房機底部から空気を取り入れ、上部グリルから自然放熱を行います。
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    Q やっぱり、石油ファンヒーターやエアコンよりも高いよね~。とりあえず私は、今のままで十分♪(笑)

  • 【クロス】8月30日(土) 定期点検2年目(富山市I邸)

    壁や天井のクロスに隙間や浮き等はありませんでした。やっぱり、建物の立地条件とお客様の室内での生活スタイル(水蒸気の発生)の影響が大きいと思われます。
    今回は、2年目点検。3年後の5年目点検では、隙間等の補修は有償です。隙間から風が入る等の心配はありませんが、見栄えが気になる箇所。今後は、DIYでコークボンドを使っての補修となります。
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  • 【換気システム】8月30日(土) 定期点検2年目(富山市I邸)

    Q 24時間換気の掃除はしていますか?
    A 2年間、全く掃除していない(笑)。掃除の仕方が分からないんだけど・・・(困)
      何だか、お困りのご様子。一緒に掃除をする事になりました。
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    掃除の仕方が分からなかったので、見せてもらって良かったわ。今度からは、自分でやってみるね♪

  • 【クロス】8月28日(木) 定期点検2年目(富山市K邸)

    脱衣室の点検で、クロスの隙間を発見。点検後のフォローで目立たないようにコークボンドで補修することをお約束。ビニール製のクロスは、木製の下地材との湿度による伸縮率が違うことによって隙間が生じる現象です。お客様もご納得。
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  • 【蓄熱式電気暖房機】8月28日(木) 定期点検2年目(富山市K邸)

    今ではオール電化が一般的になり始めている、蓄熱式電気暖房機。蓄暖を使う季節(秋の暮れ~春先)になると、木製のカウンターがかたがったり、縮んだりする事があります。これは、真下にある蓄暖の温風により、木部内の湿気が放出されてしまうことで起こる現象です。また、蓄暖を使わなくなる頃には、木部は湿気(室内の水蒸気)を吸収し、縮んだ状態から回復します。
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    1年目点検の際にもこの説明をしていたせいか、奥様は理解されておられるご様子でした。私達、点検スタッフにとってみれば、お客様が「知っている」と「知らない」では大きく違うんだなぁ、と実感させられる瞬間です。

  • 【調理機器】8月28日(木) 定期点検2年目(富山市K邸)

    最近、新築のお家に多くなったIHクッキングヒーター。ガスと比べてどれだけ経済的に違うのか、ちょっと調べてみました。
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    [IHクッキングヒーターの電気代]電化コム(http://www.dennka.com/ih.htm)より引用
    4人家族(夫婦、子供2人)の場合。
    平日/朝食は家族揃って。昼食は妻1人。夕食は妻と子供が一緒。夫は別。
    休日/家族揃って。
    この家族構成と生活スタイルを基に計算すると・・・(日立調べ)
    1週間あたり・・・電気は13|||276Wh、ガスは31|||369kcal
    1ヶ月あたりの使用料金(税込)・・・電気は1|||252円、ガスは2|||017円
    換算ベース(税込)・・・電気は22円/kWh、ガスは165円/㎥

    ガス併用住宅の場合、電気とガスの基本料金を支払っています。ガスの基本料金は約1|||200円~
    1|||600円程度ですが、オール電化にするとガスの基本料金がなくなり、さらにお得になります。

    お得感はいっぱいありますが、機器の導入コストがガス機器よりも高くなるのが難点です。また、ご家族の年齢や生活スタイルで電気代も違ってきますので、過去の電気料金を元に専門業者に問合せてみるのが一番ですね。

    [ガスコンロのガス代]アサヒ物産(http://www.asahi-products.com/)より引用
    調理器具・・・電気は鍋に使用の有無、ガスは全ての鍋が使用できる
    同時使用・・・電気は3個のヒーター同時使用は火力が低下し、小ヒーターとロースターは同時使用できない、ガスは全てのコンロとグリルが同時に使える
    購入設置費用・・・電気は合計34万円(カタログ価格)で月々の償却は2|||800円、ガスは合計18万円(カタログ価格)で月々の償却は1|||467円
    健康・環境・・・電気は電磁波が気になる、ガスは電磁波ゼロ

    お湯を沸かす場合、消費者側から見ると、電気を使う場所(キッチン等)では二酸化炭素の発生は0ですが、天然ガスから電気になる過程(火力発電所)で二酸化炭素が発生しています。
    また、エネルギー効率では発電ロスや送電ロス等があり、電気は約39%ですが、ガスは、100%の有効利用だそうです。

    天草ガス(http://www.amakusagas.co.jp/tokutyou.html)より転載
    [電気とガスによるエネルギー効率とCO2発生量の比較]
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    環境については、家庭規模(電気)で考えるか、地球規模(ガス)で考えるか・・・難しいですね。