点検ブログ

  • 【お客様の生活スタイル】6月20日(金) 定期点検1年目(富山市八尾町I邸)

    寒い時分の暖房機器は蓄熱式電気暖房機や電気ストーブ、コタツを利用。
    12_I_生活スタイル_0112_I_生活スタイル_02

    調理器機はIH。また洗濯物はリビングではなく、サンルームで干しておられます。
    12_I_生活スタイル_03

    リビングにて結露跡を確認。サッシの仕様はアルミサッシ。枠のゴム部分に斑点状の黒カビを発見。若干の結露はあったものと思われます。お客様の生活スタイルにもとなう湿度の関係ですね。
    13_I_結露_0113_I_結露_02

  • 6月4日(水) 定期点検1年目(富山市婦中町T邸)

    6月4日(水) 定期点検1年目(富山市婦中町T邸)
    所要時間 10:00~10:37 晴れ
    スタッフ 石丸、常務、岩見、渡辺
    協力業者 同行なし

    【T邸の特徴】
    大通りから1本はずれた所に建っているT邸。注文住宅で、色んな箇所にこだわりがあります。
    隠れた所にある勝手口は遊び心をくすぐりますし、吹き抜けのリビングには心地良い開放感が漂っていました。

    【お誕生日】
    引越しされて1年目のお誕生日のお花です~♪でも・・・1年目点検の時期が遅くなったので正確には・・・1年ちょっとです(笑)
    01_T_お誕生日_0101_T_お誕生日_02

    【ポーチの隙間】
    Q 隙間が開いてきました。
    A 現状を確認。「宿命」とも言われている、コンクリートの気温による膨張や伸縮による隙間です。
    強度には全く影響無いのですが、見栄えが気になるご様子。目立たないように補修する事をお約束。
    02_T_ポーチの隙間_0102_T_ポーチの隙間_02

    【虫】
    お家の後ろ側での出来事。
    Q 虫が多いですね。こんな風に・・・
    A 現状を確認。たくさんの蚊の死骸が網戸に引っ掛かっていました。周囲を見渡すと近くに農業用水、お隣は空き地。小さな虫が発生しやすい環境ですね。
    03_T_網戸の虫_0103_T_網戸の虫_02

    【クロスの隙間】
    玄関吹き抜けのクロスの状況を確認。外壁側のコーナー部分に隙間がありました。外壁側は特に木部の伸縮が大きいので起こりやすい現象です。後日、目立たないようにコークボンドで補修する事をお約束。
    04_T_クロスの隙間_0104_T_クロスの隙間_02

    全室のクロスの施工は、天井目透かし仕様となっています。天井と壁との間がキレイに見えますね。
    04_T_クロスの隙間_03

    【和室の引き戸】
    Q 一時期、両手でも開きにくい頃があった。
    A 現状を確認。
    05_T_和室引き戸_0105_T_和室引き戸_02

    リビング(下図の左側)と和室の湿度の違いで起こる木部の伸縮現象であると思われます。お客様宅では冬の間は暖房効率を考えて閉めておられます。リビング側は蓄熱式電気暖房機とエアコンで湿度が低くなり、引き戸の木部が乾燥して縮むことで起こる「反り」、逆に和室側は湿度が高いことによる「伸び」となり、当時は開閉しにくくなったものと考えられます。
    05_T_和室引き戸_0305_T_和室引き戸_04

    今回、引き戸の調整を提案しましたが、四季での室内湿度(生活スタイル)の変化が原因である為、みんなで協議。開閉に支障がない今の状態を調整すると、再度不具合が発生する可能性もありますので、2年目点検まで様子を見る事になりました。

    【床鳴り】
    Q ソファの下で床鳴りがします。
    A 現状を確認。四季の湿度の変化が原因で木部とそれを支える床下の鋼製束に若干の隙間が出てきたものと思われます。後日、床下に潜って調整(増し締め)する事をお約束。
    06_T_床鳴り_01

    【トイレドア】
    Q ドアのロックが掛かりにくい。
    A 現状を確認。
    07_T_トイレドア_0107_T_トイレドア_02

    ラッチ部分を調整しましたが、改善されませんでした。
    07_T_トイレドア_0307_T_トイレドア_04

    丁番を調整。湿度の変化や使い勝手等でドアが若干傾いていた事が原因でした。ドライバーで調整すると同時に奥様へ改善後の状況確認と簡単なメンテの仕方を説明しました。
    07_T_トイレドア_0507_T_トイレドア_06

    丁番のキャップを外すと調整できるネジがあります。
    07_T_トイレドア_0707_T_トイレドア_08

    丁番の傾き調整での注意点。右手でドライバーを使いながら、左手の指をドアの下部の隙間に入れて指先の感触で調整具合を確認すると良いですよ。
    07_T_トイレドア_0907_T_トイレドア_10

    【キッチンタイル】
    Q キッチンの床はタイルですが、足元は冷たくないですか?
    A 平気です。キッチンって水仕事の場所ですから床に水が落ちますよね?タイル仕様は水を弾いてくれるので、日頃のメンテ(拭き掃除)には重宝していますよ(笑)
    08_T_キッチンタイル_0108_T_キッチンタイル_02

    【換気システムのメンテ】
    取り外す際に内部のバネに注意。
    09_T_換気システム_0109_T_換気システム_02

    フィルターを支えているバネを外し、汚れたフィルターを取り出す。
    09_T_換気システム_0309_T_換気システム_04

    汚れているフィルターを今回は水洗い。他には予備との交換や掃除機で吸い取る方法もあります。
    09_T_換気システム_0509_T_換気システム_06

    濡れた雑巾で内側の汚れを落とし、水洗いしたフィルターと支えのバネを取り付け。
    09_T_換気システム_0709_T_換気システム_08

    【生活スタイルって一体・・・】
    「生活スタイル」という言葉。私なりにちょっと考えてみました。
    室外環境・・・四季の湿度変化で、季節により気温と湿度が変わります。立地にも関係します。特に熱い日はドアが開けにくいとかもありますね。
    10_T_生活スタイル_01

    室内環境・・・季節に応じてヒトの手によって気温や湿度を変えています。暑さ・寒さには冷暖房をつけますね。使用する機器の種類(石油ストーブ、エアコン、電気暖房機等)やサッシの断熱性能(アルミ、樹脂、木製)等によっても異なりますが、これらが木部の伸縮を引き起こします。
    10_T_生活スタイル_02

    また、毎日の生活習慣では調理機器(ガス、IH)ですね。それと忘れてはならないのは、家族が生活している事です。ヒトは呼吸で水蒸気を放出しています。家族数にもよりますが、一日でペットボトル数本分の水分量になるそうです。びっくりですね。
    あとは・・・ドアを開け閉めする度に室内空気が動いているって事。たまにありますよね。めったに開けない部屋は空気が重い(湿度が高い?)っていうか、ジトッとしている時とか・・・。
    10_T_生活スタイル_0310_T_生活スタイル_04

    私も少しはメンテ博士に近づいたかも~♪(笑)

  • 4月28日(月) 定期点検2年目(富山市婦中町J邸)

    4月28日(月) 定期点検2年目(富山市婦中町J邸)
    所要時間 10:00~11:00 晴れ
    スタッフ 砂田、鉾井、川上
    協力業者 同行なし

    【J邸の特徴】
    白と水色・・・まるで地中海を思い出させるような、爽やかなお家。be-Livingです。すっきりとしたインテリア、まるで展示場のよう。観葉植物がたくさんあってマイナスイオンで一同癒されてきました。

    【デッキ】
    デッキにコケが生えているのを確認。
    Q お掃除はされていますか?
    A 気にしないから・・・(笑)
    01_J_デッキ_0101_J_デッキ_02

    【クモ】
    Q 夏、クモ(※1)がたくさん出てくる。暑いからかな?強力ジェットで殺虫しています。
    A 他の害虫等を食べてくれるので、むやみに殺虫しないほうが良いですよ。でも、バランスが難しいのですが・・・。クモ除けには、様々なアイテムがあるそうですね。以前伺った富山市K邸を思い出しました。
    また、外壁にくっついている蜘蛛の巣が水分を含むと外壁の素材にもよりますが、メンテナンスの立場で考えると取れなくなる等の悪影響もあります。
    02_J_クモ_01

    ※1 女郎蜘蛛でメスは最大25mm、オスは約7mm。

    【床鳴り】
    お客様が急にソファの上で飛び跳ねて、床鳴りをアピール。
    突然の行動にスタッフ一同ビックリしましたが、床鳴りの音を聞くと床下の鋼製束の調整が必要と判断。次回の点検後のフォローで増し締めする事をお約束。
    03_J_床鳴り_01

    【換気システム】
    1階、2階ともにONの状態。
    Q お掃除はされていますか?
    A していません。
    1年に1回はフィルター、半年に1回はカバーの掃除をして下さいと勧めたところ・・・
    Q 24時間換気システムは、どうしてもつけておかないとイケナイのですか?
    A 窓を開けっ放しにして、室内の空気を循環できれば、湿気の多い時期(冬と梅雨~夏)以外はつけなくても良いと思います。湿度の高い時期は、外気と室内気温の温度差により結露が発生し、ダクト内に水が溜まる可能性があります。これはメーカー側も保証外の回答ですので注意して下さいね。
    1ヶ月当たりの電気代は約500円。高いか否か・・・(汗)
    04_J_換気システム_0104_J_換気システム_02

    【シンクのカラン】
    Q 水が一本だけ変な方向に出ている。
    A 現状を確認。一般的なカランと異なっているので、吐水口の取り外し方を調べた後、調整する事をお約束。
    05_J_シンクのカラン_01

    【サンルーム】
    Q 引き戸が膨れているような気がする。
    A 現状を確認。サンルームは洗濯物干しする場所。湿度により木部が伸縮する事が原因と思われます。後日、開閉に支障がないように調整をする事をお約束。
    06_J_サンルーム_01

    【クロス】
    室内空気の循環(部屋毎の湿度が均一)のために2階の部屋のドアはほとんど開けっ放しのようで、クロスの隙間等はほとんどありませんでしたが、寝室だけはキレがあったので、後日目立たないようにコークボンド補修する事をお約束。
    07_J_クロス_0107_J_クロス_02

    【玄関ドア】
    Q 夏になると玄関ドアの鍵がかかりにくくなる。鉄板が膨れるからなのか?
    A 現状を確認。夏の気温で鉄が膨張(※2)するものと考えられます。後日、調整に伺う事をお約束。
    08_J_玄関ドア_01

    ※2 固体の線膨張率(※3)(単位:×10-6/K)では、ゴムが110、アルミニウムが23に対して鉄は12のようです。気体や固体は熱を加えると分子間の距離が増大して膨張します。「伸び=線膨張率×元の長さ×温度差」。参考文献/大塚徳勝著の「そこが知りたい物理学」共立出版㈱1999年。
    ※3 温度差1℃当たりの伸び率(熱力学って難しいです)Kとは熱力学温度のケルビン。

    だったら、どのくらい膨張するのか?例えば、線路のレール同士の接合部分に隙間がありますよね。電車に乗っていると四季を通じて「ガタンゴトン」というのは、この隙間に車輪が落ちることで発生します。ちなみに気温が0℃、鉄の長さが30mの場合、夏場で気温が30℃になると1.08cm伸びるようです。膨張対策も兼ねているレール仕様ですね。
    08_J_玄関ドア_02

    気温と湿度による、お家を構成する素材の膨張・伸縮率の差。素材で言えば、「木、ビニール、アルミ、樹脂、鉄、ガラス、ゴム等」様々です。それぞれに特徴があり、立地条件(自然環境)や生活スタイルによっても変化します。隙間等が発生するのもそのためですね。
    また、お客様の使用頻度や使い勝手、メンテナンス、経年変化等もあり状況は千差万別です。
    そう考えると家族を温かく包むお家って・・・不思議。

    【間取りの変更】
    子供部屋の壁について。
    Q もし、ここに壁を作るとすれば、どうやって作りますか?
    A 薄いタルキで仕切る事になりますが、薄いので防音能力は低くなります。
    プランニングでは十二分に検討し、新居で住まいを始めるお客様。年月の経過とともに家族構成も変化。様々なご要望・ご質問があれば、分かりやすく丁寧にお応えしていきたいです。
    09_J_間取りの変更_01

    【終わりに・・・】
    定期点検と言う、お客様との再会の場。定期点検に同行し始めて約3年、現場数は約230余り。全てのお客様が公平な点検を希望されておられます。
    これまでの事例を見ますと、お家のメンテナンスは、お客様と企業側の二人三脚が基本のようです。
    いつまでも愛着のあるお住まいで、新築時の感動が長続きするお家をお客様と一緒に考えていきたいと思います。
    10_J_終わりに_0110_J_終わりに_02

  • 4月22日(火) 定期点検1年目(富山市K邸)

    4月22日(火) 定期点検1年目(富山市K邸)
    所要時間 15:00~16:00 晴れ
    スタッフ 砂田、大矢、橋爪、鉾井、川上
    協力業者 同行なし

    【K邸の特徴】
    カスタムタイプで限定販売10棟の内の一つ。外まわりでは西洋の風が吹いているようなヨーロッパを思わせる気品のある雰囲気になっていました。お家の中にはお花がたくさん飾ってあり、素敵なお宅☆

    【お誕生日】
    お家のお誕生日、おめでとうございます♪あっ・・・お家に入って点検スタッフ一同はビックリ!!
    プレゼントした生花以上に、たっくさんのお花が飾ってありました。
    01_K_お誕生日_0101_K_お誕生日_02

    【洗面化粧台】
    給水や排水にも何ら問題は無いようでしたが・・・
    Q 洗面台のゴム(コーキング)の所にカビみたいなものがあって、気になっている。
    A 現状を確認。カビですね。カビの場合は、発見後、早めに掃除等をしないと菌糸が素材の隙間に食い込んで取りにくくなります。
    02_K_洗面化粧台のカビ_0102_K_洗面化粧台のカビ_02

    そこでカビ取り剤でお掃除する事をお勧め。スプレー式は霧状なので根深いカビの場合、全てを取り除くのに効かない事も想定されます。もっと有効に効かせる為、該当箇所にティッシュ等をくっつけてその上から噴射し、染み込ませて長時間浸す方法もあります。面倒な方にはゼリー状も市販されていますので、是非試してみて下さいね。
    ただ、対処が遅れるとカビ取り剤を使ってもカビ跡が残り、目立つ場合もあります。その時は、再度コーキング施工となりますので、日頃のお掃除には注意が必要ですね。

    【消臭グッズ】
    たくさんのお花に囲まれた室内。
    Q ステキなお花ですね。いろんな場所に飾ってありますが、お花が好きなんですか?
    A 実は・・・全部造花なんですよ(笑)。でもね、造花は生花よりもキレイがずっと続くし。それに消臭効果もあるんです。インターネットで購入しましたが、光ファイバーで臭気を取り除くんですよ。
    03_K_消臭グッズ_0103_K_消臭グッズ_02

    そう言えば・・・玄関ドアを開けたその瞬間から、とってもフローラルな香りがしました。
    03_K_消臭グッズ_03

    【クロスの汚れ】
    Q クロスが汚れたらどうしたら良いですか?
    A クロスの汚れは様々です。ヤニの黄ばみ、ホコリやススの付着した薄黒い汚れ、クレヨンや油性マジック、ボールペン、落ちきらないボールペン等、カビ等々があります。
    家族構成から考えますと、薄黒い汚れと思われます。掃除機で吸い込み、タワシにクレンザーをつけて擦ってみて下さい。水だけつけて汚れが落ちるメラミンスポンジという掃除用スポンジも有効ですね。
    04_K_クロスの汚れ_01

    また、漂白剤の使用については、富山市N邸でのQ&Aが参考となります。

    【カーテンの房掛け】
    奥様がカーテンの房掛け(カーテンをまとめて引っ掛ける物)を取り出されました。
    Q カーテンを買って、取り付けたのだけど、すぐに取れてしまうのです。
    A ビスが付いた物をご用意して頂ければ、私(大矢)が取り付けしますよ。単に壁に取り付けただけだと、下地が無かったら簡単に取れてしまいますので注意して下さいね。
    05_K_カーテンの房掛け_0105_K_カーテンの房掛け_02

    【配電盤】
    Q 中にたくさんの線があると、電気からの火災が心配です。息子が自分でやったもんだから・・・
    A 現状を確認。もし不安がありましたら、弊社にご依頼して頂ければ対応しますよ。
    06_K_配電盤_0106_K_配電盤_02

    【換気システム】
    換気システムの電源はONになっていました。
    Q お引越しして約1年ですね。お掃除はされていますか?
    A まだしていません。
    ホコリが溜まり過ぎると、本来の機能が低下してしまいます。3ヶ月に1回のペースでお掃除をお願いしますね。後日、点検後のフォローに伺った際に、大矢が掃除の仕方を伝授する事をお約束。
    07_K_換気システム_0107_K_換気システム_02

    【住み心地A】
    Q 住み心地はいかがですか?
    A なんていい家を建ててもらったと感謝しています。みんなも素敵と、言ってくれる。いい工務店だね。あと、住んでみて思うことは、イメージと実際の部屋の広さがちょっと違ってた事かな。
    08_K_住み心地A_01

    感想を聞かせて頂きまして、ありがとうございます。皆さんの判断の基準は十人十色ですので、想像と実際とが若干違うと感じるのは、どのお客様もあると思いますし、実際に多くの事例もあります。
    今後とも今まで以上にお客様とのイメージが重なるように努めていきたいと思います。
    08_K_住み心地A_02

    一生に何軒も建てられるものではない住宅。納得のいく、お客様が気に入って長い間大切に使って頂ける住宅がたくさんできたら良いなってシミジミ感じました。

  • 4月21日(月) 定期点検1年目(富山市S邸)

    4月21日(月) 定期点検1年目(富山市S邸)
    所要時間 14:00~14:50 晴れ
    スタッフ 大矢、橋爪、長澤、渡辺
    協力業者 同行なし

    【S邸の特徴】
    S邸は大きな注文住宅。植栽がお家によく合っていました。まわりには建物もあまりなく、開放感があります。まるでフランスの田園地方にいるみたいでした♪・・・勝手な想像?(笑)

    【お誕生日】
    1年目のお家のお誕生日、おめでとうございます。突然のお花プレゼントにご主人はビックリ&ニッコリ☆
    01_S_お誕生日_01

    【クモの巣】
    軒下一面に大量のクモの巣を発見。周辺が田園地帯であり、小さな虫が多いことが原因と思われます。
    Q クモの巣は、そのままにして月日が経過すると水分を含んで外壁にこびり付くこともあり、取りにくくなると指摘しましたが・・・
    A でも、クモ自体は家に対して悪さはしないし、小さな虫等も食べてくれますよ。生活の知恵ですね(笑)
    02_S_クモの巣_0102_S_クモの巣_02

    【リビングの折れ戸】
    Q スムーズに開閉しにくくなってきた。
    A 現状を確認。戸(木部)の伸縮によるものと思われます。後日、補修する事をお約束。
    03_S_仕切り折戸_0103_S_仕切り折戸_02

    【室内ドア】
    閉めた状態で、ノブが前後に動くのを確認。ドライバーでラッチのネジを微調整し、現状を改善。
    04_S_室内ドア_0104_S_室内ドア_02

    【玄関ドア】
    Q ドアが最後までカッチンと閉まらない。強風の日は風圧で最後まで閉まるが・・・(笑)
    A 現状を確認。油圧式のドアクローザーです。ネジ調整で改善されるのですが、数ミリ単位での難しい作業となり、その場で試すにも後戻りが出来ない可能性もありました。
    後日、専門業者にて「9割が一定の速さ、閉まる間際の1割でゆっくり・・・点検スタッフの勝手な理想?(汗)」へ補修する事をお約束。
    05_S_玄関ドア_0105_S_玄関ドア_02

    【蛍光灯】
    Q 蛍光灯が季節によって点灯が悪く感じる。電球によって違うのでは?
    A 現状を確認。一般的な蛍光灯(※1)です。電球の特徴としては、寒い時は点灯時に点滅しやすくなり、オン・オフを繰り返すと通常に戻ります。
    06_S_蛍光灯_01

    ※1 蛍光灯には微量の水銀が封入されています。周囲の温度が変化すると内部の水銀の蒸気圧が変わり、ランプの電気特性が変化。また、紫外線の発光効率や蛍光体の効率も変化するようです。
    蛍光ランプの光束は、25℃前後で最高の機能を発揮し、気温が2℃で光束が80%に低下、-5℃では60%となっています。(ランプの豆知識参照)
    06_S_蛍光灯_02

    全ての品種で統一して言える事は、四季を通じて点灯が異なっており、例えば、冬場の寒い朝は、夏場に比べて点灯直後が非常に暗く感じたり、点滅したりします。暖房等で室温が上がれば、明るくなります。屋外では気温の影響が受け易く、この現象が目立つようです。

    【住み心地アンケート】
    Q 照明の位置や明るさは?
    A リビング側から外部を自動的に照らすのではなく、勝手口の照明を人感センサーにすれば良かった。勝手口のほうが道沿いであり、使用頻度が高い。実際に住んでみてそう感じた(笑)
    07_S_照明の位置_01

    Q 来客等に自慢、褒められるところは?
    A オシャレな家って言われる(照)
    08_S_オシャレ_0108_S_オシャレ_02

    【建築前のプレゼンの回想】
    弊社のHPでも紹介されているバーチャルハウス(3D)でのプレゼンです。お客様曰く、「とっても参考になりました」と好印象でした♪
    09_S_バーチャルハウス_0109_S_バーチャルハウス_02

    【終わりに・・・】
    イメージが形に・・・デザイン重視のお客様で、家の出来上がりにとっても満足されておられました。スタッフ一同、これ以上の喜びはありません。
    10_S_終わりに_0110_S_終わりに_02

  • 4月19日(土) 定期点検2年目(富山市K邸)

    4月19日(土) 定期点検2年目(富山市K邸)
    所要時間 16:30~17:00 晴れ
    スタッフ 石丸、広野、岩林
    協力業者 同行なし

    【K邸の特徴】
    元気な男の子がいる、カスタム仕様のK邸。1年前よりもさらに大きくなっていました。部屋中を駆け回る息子さん達。子供部屋にはおもちゃがたくさんあって、とっても楽しそうなお家でした♪

    【換気システム】
    一般的なご家庭では24時間換気システムが1階と2階に1台ずつ設置してあります。今回のお宅ではともに電源がONでした。大半の方はメンテナンスの時以外は電源を入れっぱなしの状態ですね。
    OFFにすると特に「梅雨から夏、冬の期間」は、内外の気温差と湿度との関係でダクト内に結露が発生し易くなります。結露水が溜まって室内に垂れてくることがありますので注意が必要です。
    1年目点検の時に音が気になるとの事で、設定を「強→弱」に切り替えました。
    01_K_換気システム_0101_K_換気システム_02

    【隙間点検】
    和室の物入れの扉に若干の隙間を発見。後日、調整する事をお約束。
    02_K_隙間点検_0102_K_隙間点検_02

    【小屋裏確認】
    現状を確認。部屋と小屋裏の温度差が体感的に感じられ、断熱材の効果を確認しました。異常なしです。
    03_K_小屋裏確認_0103_K_小屋裏確認_02

    【使い勝手の確認】
    インテリアコーディネーターの広野が図面と施工後の様子(使い勝手)をしっかりと確認。
    04_K_使い勝手の確認_01

    【終わりに・・・】
    今回は、特に床鳴りもなく、壁クロスの切れ等もコークボンドで目立たなく補修されており、室内外ともに綺麗な状態でした。また、奥様はとても換気に気を使っておられるようで、点検時も各お部屋の窓を開けておられました。
    現在のお家は、窓を閉め切った状態でも換気ができる仕様となっていますが、晴れた日には窓を開けて新鮮な外気を取り込むこと。これに優るものはありませんね♪
    05_K_終わりに_01

    あっ・・・そう言えば!1年目点検の時を思い出しました。点検時にちょうど雨が降ってきました。
    スタッフが窓を閉めましょうか?とお聞きしたところ、奥様は「水滴等の汚れは拭けば取れるけど、換気をしないことによるカビとかは拭いてもなかなか取れませんよね(笑)」って。
    掃除の手間を考えると・・・さすが奥様の名言です♪私も見習わなきゃ!!
    05_K_終わりに_02

  • 4月19日(土) 定期点検2年目(富山市婦中町M邸)

    4月19日(土) 定期点検2年目(富山市婦中町M邸)
    所要時間 16:00~17:10 晴れ
    スタッフ 中田、岡野、常務、岩見、渡辺
    協力業者 同行なし

    【M邸の特徴】
    M邸はbe-Living。お子様も元気いっぱいに育っていらっしゃるご様子。また、奥様はメンテに関して大変熱心に勉強しておられるようでした。植栽もたくさんあって、清々しく爽やかなお家です。
    火災報知器の取り付け等から、お家をとても大切にしていらっしゃる事が感じられました。

    【目地の隙間】
    玄関口のタイルの目地に隙間が発生していました。下地モルタルの気温による膨張と収縮が原因と思われます。後日、目地補修する事をお約束。
    01_M_玄関タイル_0101_M_玄関タイル_02

    【デッキ材】
    中庭にあるデッキ材(ユニバーサルジャパン製)。メンテフリーの素材です。表面はキレイに使われていました。
    02_M_デッキ材_0102_M_デッキ材_02

    【床鳴り】
    リビングで床鳴りを確認。音から判断すると床を支えている鋼製束の緩み(鋼製束が支える木部の湿度の伸縮)が原因と思われます。後日、床下点検も兼ねて、増し締めする事をお約束。
    03_M_床鳴り_01

    【火災報知器】
    Q 以前、見積書をもらい購入したが、どのように設置すれば良いのか?
    A 設置箇所は、寝室・子供室・階段室で、就寝時の火災発生時に対するものとなります。後日の点検後のフォローの際に取り付ける事をお約束。
    Q キッチンにも使えるのですか?
    A キッチンの火災報知器は仕様が異なり、熱感器となっています。後日、カタログを持参する事になりました。
    04_M_火災報知器_0104_M_火災報知器_02

    【クロスの隙間等】
    壁クロス等の隙間を発見。後日、目立たなくする為にコークボンド補修する事をお約束。
    05_M_クロス_0105_M_クロス_02

    【施工の特徴】
    全室が天井と壁との隙間が分かりにくい仕様(天井目透かし納まり※1)となっています。
    06_M_施工の特徴_0106_M_施工の特徴_02

    ※1 天井目透かしとは、和風天井仕様のひとつで、天井の板材をぴったりと継ぎ合わさないで、板と板との間に少し隙間を開けて張ったもの。湿度による木部の伸縮で多少ずれても目立たないのが特徴です。

    【日頃のメンテナンス】
    お子様たちが鉛筆等でイタズラしたりしているそうですが、お家のメンテについては、奥様曰く「子供には躾として、ご主人には習慣として」と、家族ぐるみで取り組んでいるそうです。羨ましいですね♪
    07_M_メンテナンス_0107_M_メンテナンス_02

    【階段手摺】
    手摺のエンドキャップが外れているのを発見。ボンドで固定しました。
    08_M_手摺キャップ_0108_M_手摺キャップ_02

    【結露跡】
    結露跡を調査。サッシ枠のゴム部分に若干のカビを発見。次回の5年目点検まで放置すると取りにくくなる事を指摘し、拭き掃除等のメンテが必要になるとアドバイス。
    09_M_結露_0109_M_結露_02

    お客様宅では、天井エアコン、IHクッキングヒーター、サッシはアルミとなっています。結露の原因として、ヒトの呼吸、湿気の室内移動、断熱効果となるサッシ素材の仕様や形状等となっています。

    【終わりに・・・】
    5年目点検へのプロローグとして、設計(一級建築士)の岩見から注意事項の説明をしました。2年目点検までは1年毎の定期訪問ですが、5年目まではメンテ指導の機会が3年の空白期間があります。
    そこでお客様への心配りの言葉を申し添えました。
    10_M_次回の点検_01

  • 4月18日(金) 定期点検1年目(富山市H邸)

    4月18日(金) 定期点検1年目(富山市H邸)
    所要時間 15:50~16:40 小雨
    スタッフ 中田、坪島、岩見、渡辺
    協力業者 光陽トーヨー住器㈱

    【H邸の特徴】
    H邸は町中ですが、静かな所に建っています。まるで隠れ家のよう。仕様はカスタムのアーバンタイプ(都市型)。お家の小物もかわいい物が揃っていて思わずニッコリ。間接照明もオシャレな演出をしていました。

    【お誕生日】
    1年目のお家のお誕生日、おめでとうございます。カワイイお花をプレゼント♪奥様もニッコリ☆
    01_H_お誕生日_0101_H_お誕生日_02

    【ひび割れ】
    基礎の表面の化粧モルタルや雑土間にひび割れ(※1)を発見。気温によるモルタルの膨張が原因と思われます。後日、表面補修する事をお約束。
    02_H_クラック_0102_H_クラック_02

    ※1 「宿命」とも言われている、コンクリートの気温による膨張や収縮。圧縮には強いのですが、引っ張りには弱い性質があります。膨張すると、ひび割れが生じ易くなるので、縁切りの為の目地や誘発目地を入れる施工もあります。

    【クロスの隙間等】
    Q 壁クロスに隙間がある。
    A 現状を確認。壁クロス(ビニール製)と下地材(木製)との湿度による伸縮率の差が原因と思われます。後日、目立たないようにコークボンド補修する事をお約束。
    03_H_クロス_0103_H_クロス_02

    【建具の調整】
    Q 引き戸等が閉まりにくくなった。
    A 現状を確認。閉まり難い引き戸は取り外して戸車等を、開き戸は丁番をドライバーで調整しました。
    04_H_ドア調整_0104_H_ドア調整_02

    【クローゼットの照明】
    Q 実際に住んで、日頃から使っているとクローゼット内が暗く感じる。やっぱり、明かりが欲しい。
    A 現状を確認。クローゼット内に点検口があれば、直ぐに引けますが、2階のトイレの中に点検口があります。照明の電源は天井上から引っ張る施工になると説明。後日、見積書をご提示する事をお約束。
    05_H_クローゼット照明_0105_H_クローゼット照明_02

    【炊飯器】
    Q 炊飯器からの蒸気が上の棚板に付く。毎回、吊棚の板を拭いている。
    A 現状を確認。一般家庭にある、ごく普通の炊飯器で自然な配置となっています。
    06_H_炊飯器_0106_H_炊飯器_02

    防水処理が施してある真上の棚板。炊飯はタイマーでセットしてあるのが通常ですので、同時に換気扇を回すのは時間的に難しさがあります。炊飯器の場所を替える案も協議しましたが、使い勝手等もあります。炊飯器の設置台が引き出し式であれば、問題は解決すると思われます。
    06_H_炊飯器_0306_H_炊飯器_04

    【バスマット】
    バスマットが敷いてある床の状況を確認。キレイですね。住み始めて1年。マットの下は風呂上りの足拭きで湿気が溜まりやすくなっています。湿ったまま放置しておくと床にシミ等が出来やすいので、注意したい場所ですね。
    07_H_マット下_0107_H_マット下_02

    【玄関タイル】
    Q タイルが汚れた時の掃除方法は?
    A お客様が採用されたタイルは、見栄えは白さが際立って美しいのですが、汚れが目立ちやすいのが難点です。車で言うと逆(白は汚れが目立たず、黒は目立つ)ですね。中性洗剤を使ってデッキブラシで軽く擦って掃除するようアドバイス。
    08_H_玄関タイル_0108_H_玄関タイル_02

    【住み心地アンケート】
    Q 家具の配置等は思い通りに出来ましたか?
    A 2階の部屋の窓を大きくした為、大きな家具が入らなかった。採光を考えると大きな窓が良いが、家具は自然と低くなる。配置した後で分かった(笑)
    09_H_住み心地A_0109_H_住み心地A_02

  • 3月29日(土) 定期点検2年目(富山市K邸)

    3月29日(土) 定期点検2年目(富山市K邸)
    所要時間 16:00~17:10 小雨
    スタッフ 砂田、舘、岩林、渡辺
    協力業者 同行なし

    【K邸の特徴】
    ところどころにさりげないコダワリを光らせているお家。細部にもK様らしさが見られます。ちょっとしたコダワリがお家への愛着を深めるのだと改めて思いました。

    【外回り】
    お客様が入居後に建てられたサンルーム。屋根から養生テープがぶら下がっていました。周囲に対して目立っているので、取り除く事にしました。
    01_K_外回り_0101_K_外回り_02

    【雨樋】
    玄関口の雨樋が通常の向きではなく、違和感があったので調べてみると偏っている事が分かりました。原因は自然環境によるものと思われます。後日、補修する事をお約束。
    02_K_雨樋

    【お客様のこだわり】
    玄関ポーチには、石が敷き詰められ、中には化石模様(※1)もありました。
    03_K_こだわり_0103_K_こだわり_02

    ※1 乱形の天然石で高硬度の石灰岩の一種。色や柄模様にはバラツキがあり、化石模様の特徴もあります。

    【ドアの異音】
    ドアを開閉する際にゴム状の緩衝材が引っ掛かって、「ピシャピシャ」と音がしていました。
    04_K_ドア異音_0104_K_ドア異音_02

    ドライバーで丁番を調整、ドア本体を若干移動(※2)し、現状を改善。日常の使い勝手によりドア本体が若干ずれてきていた事が原因と思われます。
    05_K_ドア開閉_0105_K_ドア開閉_02

    【ドアの反り】
    Q ドア(2階居室)が室内側に反っている感じがして、閉めにくい。
    A 現状を確認。室内の湿度が低く、ホール側の湿度が高い状態であると考えられます。
      ドアの構造・性能等では圧縮材を使用し、湿度変化にも適応していますが、木には自然の調湿機能とこれに伴なう伸縮性があります。空気中の湿度が高いと湿気を吸収して伸び、乾燥してくると湿気を放出して縮みます。
      今回は、現状の閉めにくい現象を改善する為に、ドライバーにて三次元丁番(※2)の調整を実施。

      ホールを挟んで向かい側には洗濯物を干している部屋。室内にはエアコンがありましたが、除湿能力よりも洗濯物からの水蒸気発散の量が大きい場合、ドアの開閉等により湿度の高い空気がホールの空間に移動しているものと思われます。

    後日、メーカーに事例を説明し、改善策等を検討する事をお約束。
    05_K_ドア開閉_0305_K_ドア開閉_04

    ※2 三次元丁番は、ドア本体の現場調整(ドア枠の中で本体の移動)が上下・左右、そして前後にも容易にできます。これは、室内環境によるドアの伸縮や使い勝手等への対応となっています。

    【クロス】
    キレやねじれ等を確認。後日、補修する事をお約束。
    06_K_クロス_0106_K_クロス_02

    ここで、お客様へクロスの施工方法である「巻く」と「切る」について説明。一般的には建築後、約2年間は湿度による木部の伸縮が特に大きい時期となります。
    06_K_クロス_03

    【コーナー部分】
    ねじれが発生する事があり、補修する場合、先ずはカッターで切れ込みを入れ、次にコークボンド(※3)を充填して切れ目を目立たなくします。機能や性能ではなく、あくまでも景観上(見た目)の問題で、もし充填後の状況が気になるのでしたら、現状のままにしておくのも良いと思います。
    【壁部分】
    浮きやよじれが発生する事があり、補修する場合、先ずは該当部分にカッターで切れ目を入れ、次にコークボンドを充填し、最後にローラーで抑えて補修します。

    ※3 コークボンドの使い方は、弊社のHPの「住まいのメンテナンス」にも紹介されています。用途はコーキングで、壁に釘穴やビス穴などへの補修にも使えますが、硬化する(液状が乾く)とゴム状になり、痩せて凹んでしまう事もあります。DIYでは注意して施工しましょう。

    【結露】
    Q 結露はありますか?
    A 特にないですよ(笑)
    現状を調査。素材の仕様はアルミです。寝室のサッシ枠のゴム部分に小さなカビを発見。次回の5年目点検まで放置すると余計に取り難くなる事例もあるので、ご主人へ拭き掃除等のメンテをして頂くようにお願いしました。
    07_K_結露_0107_K_結露_02

    寝室の場合は、一般的に寝る前にドアを閉めて、室内を暖めますね。暖まった後は、エアコンを消して就寝。時間と共に徐々に室内温度が低下し、露点も低くなります。ヒトの呼吸(水蒸気発散)が次第に部屋中に溜まって、室内温度が一番低くなる朝方に枠の冷たい部分に結露が発生しやすくなると思われます。・・・2月19日(火)富山市A邸の【結露】参照