点検ブログ

  • 【床のキシミ/キッチン】12月15日(土) 定期点検2年目(富山市T邸)

    Q 床鳴りがする。
    A 現状を確認。踏み込んでみると、床鳴り特有の「床下にある鋼製束が鳴る金属音」ではなく、床材自身の音であることが判明。まずは、起こり得る現象である今後の「床鳴り」に備えて、床下点検の際に床下で支えている鋼製束を増し締めしました。
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    増し締めの後、床上から状態を再確認。きしみ現象が改善されなかったので、床材同士の間をカッターで切れ込みを入れました。
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    今回の現象は、床上からかかる荷重(ヒトが歩く時の体重)によって、床材同士が擦れ合ってきしみが発生しています。カッターの刃幅ではありますが、溝(隙間)を少し開けることで改善される事例です。

  • 【開き戸/リビング階段】12月15日(土) 定期点検2年目(富山市T邸)

    お客様宅はリビング階段に開き戸がある、間取り仕様となっています。ドアの開閉のテストではラッチとラッチ受けのかみ合わせが少し悪かったので、ドライバーでラッチ受けを上下左右に微調整しました。
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    階段の入口にドアがあると、リビング内の空気の密閉性が高まって冷暖房の効率が良くなりますね☆
    他のお客様宅ではドアの代わりにロールカーテンを取り付けておられるお家もあります。白を基調とした階段の踏み桁の色使い。とってもステキな感じです☆
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  • 【開き戸の隙間風防止】12月15日(土) 定期点検2年目(富山市T邸)

    [リビング]
    開閉テストをしていると、少し床に擦れている感触があったので、ドア底部の状態を検査。
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    スポンジ状のアイテムが底部に貼り付けてありました。床下から冷気が進入(隙間風?)するのを防いでくれるアイテムですね。
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    [2階書斎]
    ドアの底部にはリビングドアと同様のアイテムが貼りつけてありました。事情をお聞きすると、この部屋は唯一の喫煙できる空間。タバコの臭いが外(廊下等)に漏れないようにした配慮だそうです。
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    ドアの下に隙間が開いているのは、お家の換気計画(室内空気の循環)を考えてのことであり、隙間を埋めるのは推奨していないのですが・・・(汗)
    寒い時期等、「住まう立場」になって考えてみると、お客様のお気持ちはよく分かります。

  • 【換気システム】12月15日(土) 定期点検2年目(富山市T邸)

    1階、2階ともに全ての給気口は「開く」の状態でしたが・・・
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    洗面脱衣室にある排気口(換気扇)の電源はOFFになっていました。スイッチには「常時換気」とシールが貼られていますが、寒い時期は外の冷たい空気が給気口を通って入ってくるのでONにするのはやっぱりイヤかもしれないですね(汗)
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  • 【玄関ドア】11月19日(金) 定期点検5年目(富山市婦中町Y邸)

    ドアの閉まる速さに勢いがあって指を挟む危険性もあるので、ドアクローザーの調整を実施。近くで見ておられたお客様へ玄関ドアの閉じる軌道を説明。「第1軌道(早く閉まる)と第2軌道(遅く閉まる)」があって最後に「パッタン」と閉まるのが理想だ思われます。
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    クローザーは油圧式になっているので、年月の経過や自然環境等で少しずつ閉まり方が変化することもあります。今後はクローザーの調整ツマミをドライバーで微調整するDIYに挑戦して頂くようお勧め。
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    開閉の際に「ギイギイ」と異音がした場合は、市販されているCRC(潤滑油)を丁番に吹き付けして頂くようお願いしました。

  • 【開き戸/リビング】11月19日(金) 定期点検5年目(富山市婦中町Y邸)

    Q ドアが下がってきている。
    A 現状を確認。ドアの上部に隙間が少し開いていました。ガラスが内部に入って重量がある仕様であり、日常の使い勝手や使用頻度等で戸先が下がることもあります。
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    ドアの上下を調整できる丁番のネジを回して、最大限までドアを引き上げました。お客様へ改善状態を説明し、「ドコを調整すればどうなる」をジェスチャーで表現しました。
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    ドアノブの根元が緩んでいる状態。ドライバー1本で簡単に調整できる作業ですが、知らずにこのまま使い続けると、ネジが折れてドアノブのセットを取替え(有償)ということもあります。
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    ドライバーでビスを増し締めして改善完了。
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  • 【床鳴り・床のきしみ】11月19日(金) 定期点検5年目(富山市婦中町Y邸)

    Q リビングで床鳴りがある。
    A 現状を確認。床鳴りの音から判断すると、乾燥により木部が収縮して、床下にある鋼製束が鳴っている状態だったので、レンチで増し締め調整し、現状を改善しました。
    今回の砂田はカッパ(※1)を着ています。ボードが出払っていたので、ほふく前進での作業となりました。
    ※1 床下は、一見キレイに見えますが、床下換気(風窓や基礎パッキン等からの外気の流入・流出)によって空気が動いているので、実際はホコリ等が多い場所となっています。汚れ防止の為にカッパが必需品です。
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    蓄暖(蓄熱暖房機)の前面で床材がきしむ現象。床下の鋼製束を増し締めしても改善されなかったので、次の対処としてカッターで隙間(床材同士の間)に切れ目を入れています。ヒトの体重(荷重)がかかることで床材同士が押し合うことできしみが鳴っている状態です。
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    蓄暖(蓄熱暖房機)の特徴でもある過乾燥によって、床材や下地の合板が収縮し、上から荷重がかかることで内部の釘と床材・合板が擦れて音が発生しているものと思われます。カッターによる応急処置で対応できなかったことを説明し、後日大工同行で補修する事をお約束。
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  • 【コーキングの劣化現象】11月17日(水) 定期点検5年目(富山市婦中町K邸)

    コーキングの劣化。太陽の紫外線の影響によって、コーキングの弾力性が次第に弱くなることで、硬化したり、一部が剥がれてしまう現象です。現在はまだ弾力性が残っており、特に気にすることもありませんが、お家を建てた後、経年変化によって起こり得る現象のひとつとなります。
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    仮に剥がれた(ヒビ割れした)箇所から雨水が浸入しても下地には防水シートが施されており、直接的に(すぐに)雨漏りにはならないことを説明しました。
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  • 【玄関ドア】11月17日(水) 定期点検5年目(富山市婦中町K邸)

    Q 開閉の際にロック部分がカチャッとスムーズに入らない感じがする。
    A 現状を確認。ラッチとラッチ受けのかみ合わせで摩擦が生じる状態でした。
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    今回はCRC(潤滑油)を持ってきていなかったので、指先でラッチを水平に数回出し入れしながら摩擦を少なくする(滑りをよくする)ことで応急処置としました。
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    今回と同じような現象があった場合は、ホームセンター等で販売されているCRCを購入し、吹き付けして頂くようにお願いしました。
    また、ドアの開閉テストを実施。第2軌道(パッタンとゆっくり閉まる)がほとんど無く、バタンと勢いよく閉まる状態でした。そこで、調整つまみをドライバーで回して開閉の速さを改善しました。
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    ドアクローザーは油圧式であり、調整つまみの微調整で大きく変化するので、今後のDIYでの調整では大きく回さないように(ドアが開いたまま閉まらなくなる事も)注意することが必要です。
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    今現在、開閉状態が改善されても、年月の経過とともに状態が変わっていくこともあります。