収納扉は閉めっ放しではなく、定期的に少し隙間を開けておいたほうが湿度や温度がお部屋と一緒になって、扉の反りやカビの発生等を防ぐことができると思われます。サッシを開けてお部屋の空気の入れ替えをする行為に似ています。
点検ブログ
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【塗膜(塗装によって形成された皮膜)について】2012年5月26日(土)お家の点検2年目(富山市S邸)
サイディング(外壁材)は年々進化しています。ひと昔前と比べると、同じ建築予算であっても対候性(紫外線や風雨等への耐久性)が技術の発達で格段にアップしているので、他のお家の経年変化(建築後の変化)を比べてみると違いがよく分かってくると思います。
塗膜が劣化したまま放置した結果、基材にまで悪影響(傷み)が出てきて補修費が大きくなってしまった事例を紹介。現地の状況(立地条件や周辺環境等)に合わせて定期的な塗り替え(メンテナンス)等によって、部材(基材)を美しく長持ちさせることができます。
また、高所・広範囲での塗装になるので、足場工事が必要です。他の工事(外装と屋根など)と同時に行なったほうが経済的ですし、お勧めしています。お家は一生もの。定期的な塗装の塗り替えや部材の取替えというメンテナンスをしながら住まうことが必要です。今から心の準備(お金の準備も)をして頂くようお願いしました。
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【上げ下げ窓の開閉】2012年5月12日(土)お家の点検1年目(富山市I邸)
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【引き戸の引っ掛かり】2012年5月10日(木)お家の点検2年目(富山市N邸)
これは「リビングとDK」の間の引き戸です。3枚引き戸の引っ掛かりを検査。最初の1枚(リビング側)が途中で引っ掛かったので、扉の左右にある調整ツマミを回して現状を改善。
奥のDK側の扉も引っ掛かりがあったので、ドライバーで傾きや高さを調整。引っ掛かり現象の原因は様々ありますが、仕切っている扉の両サイドの部屋が違う湿度であり、木部の調湿作用によって「扉の反り」が起こっているものと思われます。
また、開閉の時にわずかに擦れる音がしており、開閉を数回試してみると、紙切れが中から出てきました。これを取り除いて異音を解消。
最後にお客様へ引き戸の調整方法を説明。扉の両サイドの下側には調整ツマミがあります。この奥にも扉の上下・左右を動かせる台車が入っており、木部の変化(湿度による伸縮)に対応した仕様になっています。DIYで調整する時は片方だけでなく、両サイドを同時に調整して頂くようお願いしました。
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【点検枡】2012年4月21日(土)お家の点検2年目(南砺市H邸)
[雨水枡]点検を実施。蓋の周囲に泥が詰まって開けにくかったので、ドライバーで隙間を作りながら円形の蓋を開けています。枡の底部には少し泥が溜まっていました。[東側]
お客様も一緒に点検の様子を見ておられたので、泥が溜まり過ぎないように定期的に蓋を開けて確認・お掃除して頂くようお願いしました。周囲の田んぼから泥が風に舞って屋根に溜まり、雨樋を通って枡内に流れてくることで枡の底部には泥が少しずつ溜まってきます。
お客様宅の周囲には風を遮る建物がほとんど無いので、今回の2年目点検では吹き抜けてくる風が相当強かったです。先日の暴風雨の時は蓋が飛ばされてしまい、近くの川底に落ちていたのを拾ってこられたご様子。その日以降は蓋が飛ばされないようにブロックを重しにされているそうです。
[南西側] [北西側][汚水枡]
点検を実施。汚水枡は洗面脱衣室や浴室、キッチン等からの排水が流れてくる中継地点です。
[北東側]その①よく見ると白い油脂等が少し溜まっていました。これはホースの水流(外部の水栓とホースの接続)で洗浄できますので、今後の配管の詰まり防止(年月の経過とともに「溜まり→詰まり」に変化)のために、定期的に(年に1回程度)お掃除して頂くようお願いしました。
[北東側]その② -
【洗面台の水流の向きが左斜め】2012年4月21日(土)お家の点検2年目(南砺市H邸)
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【点検枡】2012年4月14日(土)お家の点検5年目(富山市H邸)
[雨水枡]
点検を実施。本日は小雨日和。屋根からの雨水が雨樋を通って雨水枡に入ってきています。中を見ると泥が少し溜まっていました。屋根や壁等が雨によって洗い流されて、雨樋から流れてきたものと思われます。
[北側][汚水枡]
全ての汚水枡の蓋を開けて点検を実施。枡底には白っぽい油脂等の溜まりが少しありました。
[北側]その①そこで、お客様からホースとお水をお借りして、ホースの水流で洗浄することにしました。水道の蛇口をシッカリとドライバーで固定して、いよいよ放水開始です。
汚水枡内に向かって水流を発射。勢いが強いので、溜まっていた油脂等はまたたく間に下水道へと流れていきました。
洗浄後の状態。とてもキレイになりました。油脂等が年月の経過とともに少しずつ溜まり続けると、これが次第に固形化して配管が詰まることもあります。でも、いきなり溜まってすぐに詰まってしまうものではないので、数年に一回程度の洗浄で良いと思われます。
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【外壁の汚れを落したい】2012年4月14日(土)お家の点検5年目(富山市H邸)
Q 以前に知人から業務用の高圧洗浄機を借りて、試しに少しの範囲だけを洗浄してみた(笑)
A 現状を確認。外壁の模様は横に流れているデザインです。横の模様の場合、今回の事例では模様に凹凸もあるせいか、縦のラインと違って汚れ等が下に落ちにくくなることもあります。お客様は特定の場所に対して高圧洗浄機をかけてお掃除されたそうですが、水の圧力の加減(高圧洗浄機と外壁との距離・間合い?)が分からず、外壁の塗膜が剥がれる心配をされていたご様子。そこで、専門の業者に依頼したいとのことでした。
お家の方角(外壁の面)によっては、日の当たり・雨の当たり具合が異なっていたり、近くの空き地等から藻やカビの胞子が飛んできて付着しやすかったり等々。次回に「高圧洗浄を使った外壁の汚れの落し方、外壁用洗剤の種類等」をご提案することになりました。
雨垂れ(撥水膜となった黒い跡)の主な原因は、サッシやベンドキャップの周囲に施されている防水・弾性コーキングから溶け出した可塑剤等に含まれるシリコン油。水だけの洗浄よりも洗剤も使ったほうが油分を分解してくれますので、良い効果が得られると思います。
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【床の黒ずみ】2012年3月31日(土)お家の点検5年目(富山市A邸)
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【換気システムのお掃除】2012年3月19日(月)お家の点検5年目(富山市K邸)