天井クロスの浮き(ボードのジョイント部分)が一般的に起こり得る現象であることを改めて説明。「下地の木部が湿度変化等によって伸縮すると、双方の並んでいるボードが動いてジョイント部分のクロスが浮いてしまう」現象です。お客様は特に気にかけておられないご様子でした。
[LDK]
点検ブログ
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【壁クロスの下地跡】2013年5月11日(土)お家の点検1年目(富山市K邸)
Q 壁クロスの下地跡が浮き出ている。
A 現状を確認。下地の木部が湿度変化等で伸縮することによってボードが動くと同時に、ジョイント部分の表面に貼ってあるクロスが変化したものと思われます。後日、コークボンドを充填して目立たないように補修することをお約束。
[寝室/サッシの下]クロスの「浮き」と違って「隙間」が開くのは「木造住宅は調湿作用によって伸縮する」という一般的に起こり得る現象であることをお客様へ説明すると、「だったら仕方が無い」と理解して頂きました。ありがとうございます。
[寝室/開き戸の下]Q ドア枠の狭い内側にクロスを入れ込む施工であるが、これは将来的に剥がれてくるのか?
[開き戸/寝室]A 手持ちのカッターを隙間に差し込んで現状を確認。施工当時はドア枠をはめ込んだ後にクロス工事をしている作業工程でした。その段階での「職人の方々が苦労してクロスを貼っていた様子」も合わせて紹介。
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【クロスのヒビ割れ】2013年3月7日(木)お家の点検5年目(富山市婦中町N邸)
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【クロスの浮き等】2013年4月13日(土)お家の点検1年目(富山市Y邸)
Q クロスが浮いている。
A 現象を確認。補修跡を目立たないようにする方法は「浮いた部分にカッターを入れて空気層を押しつぶしてローラーで均しながらコークボンドを充填」することになります。
[2階LDK]A 現状を確認。室内外の湿度変化等によって下地ボードのジョイント部分が少し浮き出てくる現象です。構造的には問題ないのですが、景観的に目立ちます。仮に階段の壁全体を貼り替える場合、予算的に大掛かりな工事にもなるので、対応の難しさが考えられます。
また、この現象を考慮した過去の工夫された設計施工実績では「真ん中部分に廻り縁を入れる」等をしてクロスを上下に分ける方法がありました。デザイン的には好みがありますので、選択肢のひとつとして考えられても良いかと思われます。 -
【壁クロスの下地跡が目立つ】2013年4月13日(土)お家の点検1年目(富山市Y邸)
Q 間接照明を点けるとクロスの下地跡が浮き出ているのがクッキリと分かる。何とか目立たないようにできないのか?
A 現状を確認。下地ボードのジョイント部分でクロスが浮き出ている状態でした。
[玄関ドア→ホール] [ホール→玄関ドア]天井クロスの浮き等は下地ボード同士の間であり、木部が湿度変化等によって伸縮すると同時に下地ボードも動き、これに追随してクロスが変化しているのですが、ある意味仕方のない現象かもしれません。これをある程度予防するにはデザインよりもクロスの模様や厚さ等で決めることになり、自由な選択肢の幅が小さくなってしまい、全体的なコーディネートに支障がある場合はお客様のご理解が必要なこともあります。施工面ではボードを打つビスのピッチを再検討することも考えられます。
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【クロスの隙間】2013年3月26日(火)お家の点検2年目(富山市婦中町E邸)
Q クロスの隙間が目立ってきた。自分でコークボンド補修すれば良いのだが・・・(笑)
現状を確認。室内外の湿度変化等によって下地の木部が伸縮・下地ボードも動いて、次第にクロスの継ぎ目に隙間が発生してきたものと思われます。施工時にはこのような現象を想定してあらかじめ「コーナー部分のクロスは切る施工」になっています。白いコークボンドを充填して隙間が目立たないように補修しました。
現状を確認。この現象も同様で湿度変化による木部の伸縮に関係してきます。構造的な問題は無いのですが、どうしても景観上で気になってしまう(視線がそこに行く)箇所です。コークボンドを充填して開いている部分を目立たないように補修しました。
棚と壁の間に隙間を発見。この棚は天然木であり、湿度変化等によって伸縮したものと思われます。
Q クロスの下地が目立ってきた。
A 吹き抜けが大きく(広く)なると年月の経過とともにクロスの下地跡が目立ってくる事例が数多くあります。湿度変化による下地材(木部)の伸縮等と同時に石膏ボードが動いて、それにビニール製のクロスが追随することによってクロスの表面に様々な変化が現れてきます。広く・大きく見せる間取りは開放感があって非常に魅力的なのですが、経年変化(湿度変化による下地木部の伸縮等)等によって次第に下地ボードの間が目立ってくるようになりますので、クロス選びや間取りを考える際にはプランナー等の助言が無くても注意が必要になる箇所と思われます。
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【下地の跡】2013年3月21日(木)お家の点検1年目(富山市I邸)
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【クロスの変化】2013年3月7日(木)お家の点検5年目(富山市婦中町S邸)
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【工法とクロスの変化】2013年3月2日(土)お家の点検5年目(富山市婦中町I邸)
5年目点検の案内の往復葉書に「クロスの隙間」についてコメントがありました。そこで現状を確認。
お客様宅の構造は気密性や耐震性等に優れた2×4工法で暖房機器は蓄暖仕様となっています。外周部以外の壁は下地に石膏ボード(耐力壁)が貼られているので、木部の湿度による伸縮(蓄暖の場合は過乾燥による縮み)が伝わりやすく、クロスに変化が多く発生する傾向があると思われます。
[2階ホールの天井/浮き] [2階洋室のコーナー/隙間]クロスの隙間等を目立たないようにするコークボンド補修は2年保証。2年目点検以降のクロスの変化についてはお客様にDIYをお願いしています。
新築時から年月が経過すると同時に経年変化という現象が所々に出てきます。機能的な消耗、部材の耐用年数等、構造的には影響は無いのですが、景観上で気になる部分。いざDIYとなると「うっ・・・」と最初のうちは感じますが、実際にやってみると「食べず嫌い」の感覚で何ともないようです。
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【クロスの隙間】2013年3月2日(土)お家の点検2年目(富山市婦中町N邸)