点検ブログ

  • 【クロスと目地】2013年6月15日(土)お家の点検2年目(高岡市N邸)

    2箇所のクロスが浮いているのを発見。1年目点検ではお部屋の角っこに「よじれ現象」があり対処済みです。今回の変化は「下地が湿度変化等で伸縮し、同時に石膏ボードも動くことでジョイントのクロスが浮く」現象です。後日、目立たないようにコークボンドを充填・ローラーで均す処置になることを説明。

    [2階洋室/壁の下部]

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    [壁の上部]

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  • 【クロスの変化】2013年5月18日(土)お家の点検1年目(富山市N邸)

    ボードのジョイント部分のクロスが少し浮いている状態でした。木部が湿度変化等によって伸縮することで下地のボードが互いに動いて、これに追随してクロスが変化していく現象です。クロス保証が2年となっているので、後日、目立たないように補修することをお約束。
    [2階ホール]
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  • 【巾木のキズ】2013年5月18日(土)お家の点検5年目(富山市S邸)

    Q 子供が壁にキズをつけてしまった。子供がもう少し大きくなった時点で直そうと思ったが、今回の点検で直すのが良いかも・・・。
    [LDK]
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    現状を確認。「巾木の折れ」と「ボードの一部に穴が開いている」状態でした。
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    3年前の2年目点検の様子。ボードの凹みについては元々危険防止のゲージの突っ張り圧力で少し凹んでいる状態でした。その後に何かの強い力が加えられたのかもしれません。
    [2年目点検]
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    壁クロスの穴(破れた部分)を埋めるには同じ柄のクロスが必要となります。クロスの周期は1年~2年と短く、新築から5年経過した今、当時の同等品があるかどうかは現段階では不明でした。お客様との協議の結果、違う色柄でも良いとのこととなりましたが・・・。
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    協議を重ねるにつれて、最終的には別の部分のクロスを傷口に移植して、剥がされる箇所には新たに黒っぽい柄のクロスを貼ることに決まりました。
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    この黒っぽいクロスは色違いで柄は同じものです。後日、一連の補修の見積書を提示することをお約束。
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  • 【クロスの浮き等】2013年5月18日(土)お家の点検5年目(富山市S邸)

    Q 壁や天井クロスに浮き等がある。
    A クロスに浮き等が発生していました。下地が湿度変化等で伸び縮みすることでボード同士が動いて、ジョイント部分にあるクロスが浮き出てくる現象です。クロス保証は2年であり、5年目以降の点検現場ではお客様DIYを勧めていることを説明、補修方法を口頭でお伝えしながら納得して頂きました。
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  • 【クロスと目地】2013年5月16日(木)お家の点検2年目(富山市O邸)

    天井クロスの浮き(ボードのジョイント部分)が一般的に起こり得る現象であることを改めて説明。「下地の木部が湿度変化等によって伸縮すると、双方の並んでいるボードが動いてジョイント部分のクロスが浮いてしまう」現象です。お客様は特に気にかけておられないご様子でした。
    [LDK]
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    [階段口]
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  • 【壁クロスの下地跡】2013年5月11日(土)お家の点検1年目(富山市K邸)

    Q 壁クロスの下地跡が浮き出ている。
    A 現状を確認。下地の木部が湿度変化等で伸縮することによってボードが動くと同時に、ジョイント部分の表面に貼ってあるクロスが変化したものと思われます。後日、コークボンドを充填して目立たないように補修することをお約束。
    [寝室/サッシの下]
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    クロスの「浮き」と違って「隙間」が開くのは「木造住宅は調湿作用によって伸縮する」という一般的に起こり得る現象であることをお客様へ説明すると、「だったら仕方が無い」と理解して頂きました。ありがとうございます。
    [寝室/開き戸の下]
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    Q ドア枠の狭い内側にクロスを入れ込む施工であるが、これは将来的に剥がれてくるのか?
    [開き戸/寝室]
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    A 手持ちのカッターを隙間に差し込んで現状を確認。施工当時はドア枠をはめ込んだ後にクロス工事をしている作業工程でした。その段階での「職人の方々が苦労してクロスを貼っていた様子」も合わせて紹介。
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  • 【クロスのヒビ割れ】2013年3月7日(木)お家の点検5年目(富山市婦中町N邸)

    Q 天井のクロスがヒビ割れしている。
    A 現状を確認。クロスの下地(石膏ボード)のジョイント部分での隙間・動きがクロスのヒビ割れ現象を引き起こしている状態。クロスが経年変化等によって次第に硬化しているので、木部の湿度変化による伸縮等に追随できなくなってきたものと思われます。クロス保証は2年、今回の5年目点検では他の現場と同様にお客様DIY(コークボンド充填)をお勧めしています。
    [和室とDKの間]
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    襖戸の開閉テストを実施。今回は特に問題ありませんでした。
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    お客様からお聞きすると、以前に開閉しにくい時があって、お知り合いの建具屋さんに調整を依頼していたことがあったそうで、対処法では戸首等を少し削られたとのことです。
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  • 【クロスの浮き等】2013年4月13日(土)お家の点検1年目(富山市Y邸)

    Q クロスが浮いている。
    A 現象を確認。補修跡を目立たないようにする方法は「浮いた部分にカッターを入れて空気層を押しつぶしてローラーで均しながらコークボンドを充填」することになります。
    [2階LDK]
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    Q クロスの下地が浮いている。
    [階段踊り場]
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    A 現状を確認。室内外の湿度変化等によって下地ボードのジョイント部分が少し浮き出てくる現象です。構造的には問題ないのですが、景観的に目立ちます。仮に階段の壁全体を貼り替える場合、予算的に大掛かりな工事にもなるので、対応の難しさが考えられます。
    また、この現象を考慮した過去の工夫された設計施工実績では「真ん中部分に廻り縁を入れる」等をしてクロスを上下に分ける方法がありました。デザイン的には好みがありますので、選択肢のひとつとして考えられても良いかと思われます。
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  • 【壁クロスの下地跡が目立つ】2013年4月13日(土)お家の点検1年目(富山市Y邸)

    Q 間接照明を点けるとクロスの下地跡が浮き出ているのがクッキリと分かる。何とか目立たないようにできないのか?
    A 現状を確認。下地ボードのジョイント部分でクロスが浮き出ている状態でした。
    [玄関ドア→ホール]     [ホール→玄関ドア]
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    [ホール→階段]
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    天井クロスの浮き等は下地ボード同士の間であり、木部が湿度変化等によって伸縮すると同時に下地ボードも動き、これに追随してクロスが変化しているのですが、ある意味仕方のない現象かもしれません。これをある程度予防するにはデザインよりもクロスの模様や厚さ等で決めることになり、自由な選択肢の幅が小さくなってしまい、全体的なコーディネートに支障がある場合はお客様のご理解が必要なこともあります。施工面ではボードを打つビスのピッチを再検討することも考えられます。

    [1階リビング/天井]
    [サッシを背に撮影]
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    [キッチンから撮影]
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  • 【クロスの隙間】2013年3月26日(火)お家の点検2年目(富山市婦中町E邸)

    Q クロスの隙間が目立ってきた。自分でコークボンド補修すれば良いのだが・・・(笑)
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    現状を確認。室内外の湿度変化等によって下地の木部が伸縮・下地ボードも動いて、次第にクロスの継ぎ目に隙間が発生してきたものと思われます。施工時にはこのような現象を想定してあらかじめ「コーナー部分のクロスは切る施工」になっています。白いコークボンドを充填して隙間が目立たないように補修しました。
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    Q 下がってきたのだろうか、隙間が出て下地が浮いてきた。
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    現状を確認。この現象も同様で湿度変化による木部の伸縮に関係してきます。構造的な問題は無いのですが、どうしても景観上で気になってしまう(視線がそこに行く)箇所です。コークボンドを充填して開いている部分を目立たないように補修しました。
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    棚と壁の間に隙間を発見。この棚は天然木であり、湿度変化等によって伸縮したものと思われます。
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    隙間にコークボンドを充填して目立たないようにしました。
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    Q クロスの下地が目立ってきた。
    A 吹き抜けが大きく(広く)なると年月の経過とともにクロスの下地跡が目立ってくる事例が数多くあります。湿度変化による下地材(木部)の伸縮等と同時に石膏ボードが動いて、それにビニール製のクロスが追随することによってクロスの表面に様々な変化が現れてきます。
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    広く・大きく見せる間取りは開放感があって非常に魅力的なのですが、経年変化(湿度変化による下地木部の伸縮等)等によって次第に下地ボードの間が目立ってくるようになりますので、クロス選びや間取りを考える際にはプランナー等の助言が無くても注意が必要になる箇所と思われます。