点検ブログ

  • 【床鳴り】9月17日(水) 定期点検5年目(富山市K邸)

    Q 和室やキッチン等に床鳴りやきしみがある。
    A 現状を確認。床下点検の際に、床下にある鋼製束を調整(増し締め)する事にしました。
      季節の湿度(床下)と室内湿度(生活スタイル)等で、木部が伸縮する事で床鳴りの現象が発生するようです。また、雨の日は湿度が高くなりますので、「床鳴りが無くなった」との声もお聞きしています。
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  • 【床鳴り】8月28日(木) 定期点検2年目(富山市K邸)

    大きな音ではないのですが、キッチンで床鳴りを発見。室内湿度の変化によって床材(木製)とそれを床下から支えている鋼製束との間に少しの隙間が発生していると思われます。季節毎の湿度の変化で、床が鳴る時期と鳴らない時期があります。お客様も思い出して納得されているご様子。
    本日の床下点検をする際に、床下にある鋼製束を点検し、調整することにしました。
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    また、階段の踊り場でも小さな床鳴りを発見。床鳴りは、クロスの変化と同様で、生活スタイル(湿度の変化となる水蒸気の発生具合)によって、木製である部材が伸縮することが原因であると思われます。
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    改善方法として、階段下が納戸になっているので、後日、裏方から細い釘を打つ事にしました。
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  • 【調理機器】8月28日(木) 定期点検2年目(富山市K邸)

    最近、新築のお家に多くなったIHクッキングヒーター。ガスと比べてどれだけ経済的に違うのか、ちょっと調べてみました。
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    [IHクッキングヒーターの電気代]電化コム(http://www.dennka.com/ih.htm)より引用
    4人家族(夫婦、子供2人)の場合。
    平日/朝食は家族揃って。昼食は妻1人。夕食は妻と子供が一緒。夫は別。
    休日/家族揃って。
    この家族構成と生活スタイルを基に計算すると・・・(日立調べ)
    1週間あたり・・・電気は13|||276Wh、ガスは31|||369kcal
    1ヶ月あたりの使用料金(税込)・・・電気は1|||252円、ガスは2|||017円
    換算ベース(税込)・・・電気は22円/kWh、ガスは165円/㎥

    ガス併用住宅の場合、電気とガスの基本料金を支払っています。ガスの基本料金は約1|||200円~
    1|||600円程度ですが、オール電化にするとガスの基本料金がなくなり、さらにお得になります。

    お得感はいっぱいありますが、機器の導入コストがガス機器よりも高くなるのが難点です。また、ご家族の年齢や生活スタイルで電気代も違ってきますので、過去の電気料金を元に専門業者に問合せてみるのが一番ですね。

    [ガスコンロのガス代]アサヒ物産(http://www.asahi-products.com/)より引用
    調理器具・・・電気は鍋に使用の有無、ガスは全ての鍋が使用できる
    同時使用・・・電気は3個のヒーター同時使用は火力が低下し、小ヒーターとロースターは同時使用できない、ガスは全てのコンロとグリルが同時に使える
    購入設置費用・・・電気は合計34万円(カタログ価格)で月々の償却は2|||800円、ガスは合計18万円(カタログ価格)で月々の償却は1|||467円
    健康・環境・・・電気は電磁波が気になる、ガスは電磁波ゼロ

    お湯を沸かす場合、消費者側から見ると、電気を使う場所(キッチン等)では二酸化炭素の発生は0ですが、天然ガスから電気になる過程(火力発電所)で二酸化炭素が発生しています。
    また、エネルギー効率では発電ロスや送電ロス等があり、電気は約39%ですが、ガスは、100%の有効利用だそうです。

    天草ガス(http://www.amakusagas.co.jp/tokutyou.html)より転載
    [電気とガスによるエネルギー効率とCO2発生量の比較]
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    環境については、家庭規模(電気)で考えるか、地球規模(ガス)で考えるか・・・難しいですね。

  • 【IHクッキングヒーターの仕様説明】6月20日(金) 定期点検1年目(富山市八尾町I邸)

    Q せっかくグレードが高めの器機を購入したのに使われてないのですか?
    A ガスの時分、魚を焼くとギラギラになって掃除するのが大変だったからね(笑)
    IHも・・・って思っているから、魚を焼くと油汚れが染み付いたり、ニオイがロースター内にこもるのが嫌なので、魚焼器を使っています。

    そこで橋爪より器機の説明をさせて頂きました。
    これがご存知の魚を焼く金網と受け皿。この器機は金網と受け皿が取り出せる仕様なのです。
    そして魚を焼くと上部の網の部分から排気されます。
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    焼いた後は、この排気口の中にある通気用の部品と金網、受け皿の3つだけ洗えば良いのです。
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    もし、内部のニオイとか気にされるのでしたら、ここに熱洗浄(ニオイ取り)の機能もあります。
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  • 6月4日(水) 定期点検1年目(富山市婦中町T邸)

    6月4日(水) 定期点検1年目(富山市婦中町T邸)
    所要時間 10:00~10:37 晴れ
    スタッフ 石丸、常務、岩見、渡辺
    協力業者 同行なし

    【T邸の特徴】
    大通りから1本はずれた所に建っているT邸。注文住宅で、色んな箇所にこだわりがあります。
    隠れた所にある勝手口は遊び心をくすぐりますし、吹き抜けのリビングには心地良い開放感が漂っていました。

    【お誕生日】
    引越しされて1年目のお誕生日のお花です~♪でも・・・1年目点検の時期が遅くなったので正確には・・・1年ちょっとです(笑)
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    【ポーチの隙間】
    Q 隙間が開いてきました。
    A 現状を確認。「宿命」とも言われている、コンクリートの気温による膨張や伸縮による隙間です。
    強度には全く影響無いのですが、見栄えが気になるご様子。目立たないように補修する事をお約束。
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    【虫】
    お家の後ろ側での出来事。
    Q 虫が多いですね。こんな風に・・・
    A 現状を確認。たくさんの蚊の死骸が網戸に引っ掛かっていました。周囲を見渡すと近くに農業用水、お隣は空き地。小さな虫が発生しやすい環境ですね。
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    【クロスの隙間】
    玄関吹き抜けのクロスの状況を確認。外壁側のコーナー部分に隙間がありました。外壁側は特に木部の伸縮が大きいので起こりやすい現象です。後日、目立たないようにコークボンドで補修する事をお約束。
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    全室のクロスの施工は、天井目透かし仕様となっています。天井と壁との間がキレイに見えますね。
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    【和室の引き戸】
    Q 一時期、両手でも開きにくい頃があった。
    A 現状を確認。
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    リビング(下図の左側)と和室の湿度の違いで起こる木部の伸縮現象であると思われます。お客様宅では冬の間は暖房効率を考えて閉めておられます。リビング側は蓄熱式電気暖房機とエアコンで湿度が低くなり、引き戸の木部が乾燥して縮むことで起こる「反り」、逆に和室側は湿度が高いことによる「伸び」となり、当時は開閉しにくくなったものと考えられます。
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    今回、引き戸の調整を提案しましたが、四季での室内湿度(生活スタイル)の変化が原因である為、みんなで協議。開閉に支障がない今の状態を調整すると、再度不具合が発生する可能性もありますので、2年目点検まで様子を見る事になりました。

    【床鳴り】
    Q ソファの下で床鳴りがします。
    A 現状を確認。四季の湿度の変化が原因で木部とそれを支える床下の鋼製束に若干の隙間が出てきたものと思われます。後日、床下に潜って調整(増し締め)する事をお約束。
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    【トイレドア】
    Q ドアのロックが掛かりにくい。
    A 現状を確認。
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    ラッチ部分を調整しましたが、改善されませんでした。
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    丁番を調整。湿度の変化や使い勝手等でドアが若干傾いていた事が原因でした。ドライバーで調整すると同時に奥様へ改善後の状況確認と簡単なメンテの仕方を説明しました。
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    丁番のキャップを外すと調整できるネジがあります。
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    丁番の傾き調整での注意点。右手でドライバーを使いながら、左手の指をドアの下部の隙間に入れて指先の感触で調整具合を確認すると良いですよ。
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    【キッチンタイル】
    Q キッチンの床はタイルですが、足元は冷たくないですか?
    A 平気です。キッチンって水仕事の場所ですから床に水が落ちますよね?タイル仕様は水を弾いてくれるので、日頃のメンテ(拭き掃除)には重宝していますよ(笑)
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    【換気システムのメンテ】
    取り外す際に内部のバネに注意。
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    フィルターを支えているバネを外し、汚れたフィルターを取り出す。
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    汚れているフィルターを今回は水洗い。他には予備との交換や掃除機で吸い取る方法もあります。
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    濡れた雑巾で内側の汚れを落とし、水洗いしたフィルターと支えのバネを取り付け。
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    【生活スタイルって一体・・・】
    「生活スタイル」という言葉。私なりにちょっと考えてみました。
    室外環境・・・四季の湿度変化で、季節により気温と湿度が変わります。立地にも関係します。特に熱い日はドアが開けにくいとかもありますね。
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    室内環境・・・季節に応じてヒトの手によって気温や湿度を変えています。暑さ・寒さには冷暖房をつけますね。使用する機器の種類(石油ストーブ、エアコン、電気暖房機等)やサッシの断熱性能(アルミ、樹脂、木製)等によっても異なりますが、これらが木部の伸縮を引き起こします。
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    また、毎日の生活習慣では調理機器(ガス、IH)ですね。それと忘れてはならないのは、家族が生活している事です。ヒトは呼吸で水蒸気を放出しています。家族数にもよりますが、一日でペットボトル数本分の水分量になるそうです。びっくりですね。
    あとは・・・ドアを開け閉めする度に室内空気が動いているって事。たまにありますよね。めったに開けない部屋は空気が重い(湿度が高い?)っていうか、ジトッとしている時とか・・・。
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    私も少しはメンテ博士に近づいたかも~♪(笑)