勝手口ドアの両サイドから水切り・塗装の縁までの短い長さで剥がれがありました。
[建物左面/西側]
開閉時の振動や外壁を伝った雨水が集まりやすいせいか、塗り壁が少し剥がれて外壁の基材である下地が少し露出している状態。すぐに雨水が進入することはありませんが、基材が少しずつ劣化していくので、将来的な外装の補修工事を考慮して頂くようお願いしました。
[勝手口下部/左側] [勝手口下部/右側]
屋根点検を実施。
長年の強風等の影響からか、瓦を固定しているスクリュー釘が少し浮いている状態でした。
ハンマーを屋根上まで持っていかなかったので、ドライバーの柄の部分で釘の増し打ちをしました。
谷の部分で瓦が1枚割れているのを発見。近くに小石が落ちていましたが、何らかの原因で割れたものと思われます。お客様に状態をお知らせして、シーリング剤で補修(応急処置)することをご提案。
コークガンを持って改めて屋根にのぼって、割れた箇所にシーリング剤を充填・補修しました。
これはシーリング剤がキャップの部分で固まったものです。硬そうに見えますが、実はぷにぷにして非常に弾力性があるんです。当然のことですが・・・「食べるな危険」です。
Q 2年目点検時にも確認・依頼したと思うが、まだ直されていない。
A 現状を確認。当時の担当者の不手際で放置されていたものと思われます。お客様に丁重に謝罪しながら、5年目点検後のフォローで汚名返上・名誉挽回します。
[建物正面/西側]
ヒビ割れした箇所を取り外して同じ品番のタイルを探すことになりました。養生テープを貼って雨水が中にしみ込まないように配慮。
施工方法について。正方形のタイルの一部を削って(切り取り)加工することは仕上がりが美しいのですが、経年変化・耐久性を考えると強度を弱くする原因にもなります。目地を入れたり、施工方法を工夫する等で荷重を逃がすことも必要かと思われますが、実際には難しいんでしょうね・・・。
Q 外壁材が割れてきた。
A 現状を確認。L型に加工された外壁材に目地を入れていなかった施工方法・納め方によるものと思われます。目地を入れることで外壁材に建物内外から加わる力を逃がす(シーリング剤の弾性を利用)ように施工すればヒビ割れ現象を回避できたのかもしれません。
[建物正面/南側/リビング]
そこでヒビ割れ部分を補修することになりました。
まずはドライバーの先端でシーリング剤が充填しやすいようにヒビ割れ箇所をVカット・削ります。この外壁材は窯業系となっています。
ヒビ割れ箇所への補修跡がキレイに仕上がるように養生テープを周りに貼っています。
今回はお客様からシーリング剤をお借りしてヒビ割れ箇所に充填しました。
金ヘラでシーリング剤を均等に均して補修完了。乾くのを見計らって養生テープを剥がして頂くようお願いしました。