点検ブログ

  • 【外壁塗装のヒビ割れ】2012年3月12日(月)お家の点検5年目(富山市S邸)

    外壁の状態を確認。お客様は前回の2年目点検ではヒビ割れも起こり得る現象として認識されていたのですが、3年が経過した今回の5年目点検では何らかの対処をして欲しいとのご要望がありました。
    [建物左面/北側]
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    [建物正面/西側]
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    以前からのご要望もあってか、点検スタッフは試験的に部分的な補修をして、その後の経過観察をしていました。「5年経過することによる経年変化」や「仮に補修しても補修跡が目立ってくる」等々、どの程度まで調色できるのか等を踏まえながら、暖かくなる春頃に全面的な補修を実施する事をご提案。
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  • 【基礎化粧モルタルのヒビ割れ】2012年3月12日(月)お家の点検5年目(富山市八尾町O邸)

    前回の2年目点検後のフォローで厚さ数ミリの基礎モルタルのヒビ割れを目立たないように補修した跡です。年月の経過とともに目立つこともあります。
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    補修するか否か?では、補修跡が目立ってしまうことはありますが、ヒビ割れ箇所に水が進入して凍結すると体積が1.1倍に膨れ上がることでヒビ割れ箇所が少し大きくなることもあります。
    でも、基礎の表面に施してある化粧モルタルは「基礎のコンクリート肌を表面上美しく仕上げる」ものであり、基礎本体に影響はありませんので、最終的にはお客様と協議によって、補修の有無を決めています。

  • 【コンクリートのヒビ割れ】2011年12月10日(土)お家の点検5年目(富山市T邸)

    ヒビ割れは「コンクリートは圧縮に強く、引っ張りに弱い」特徴があります。お家の基礎の場合は鋼材によって引っ張り側を補強しています。
    以下の画像は基礎本体ではなく、後から施工された土間コンクリートです。
    [建物東側]
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    [建物南側]
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    [開口部周辺]
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    ヒビ割れの原因には「収縮」や「温度」、「複雑性(自己収縮、乾燥収縮、温度応力の複合+・・・)と、ネットで調べると、専門的な言葉が数多く見られ、複雑な要素がいっぱいあるようです(汗)
    自己収縮・・・セメントの水和反応の進行→体積が減少して収縮
    乾燥収縮・・・コンクリート中の水分の蒸発→体積が減少して収縮
    ヒビ割れの可能性(発生確率)を下げることは可能なようですが、ゼロにすることは難しいそうです。

  • 【土間コンのヒビ割れ】2011年11月12日(土)お家の点検1年目(富山市婦中町N邸)

    お家の南側で土間コンが少しヒビ割れしている状態を発見。ポーチ柱の土台と土間の接続箇所(土台を通す穴が開けられている)から外側に向かって小さなヒビ割れが伸びていました。この現象は温度変化によりコンクリートが圧縮・膨張して表面がヒビ割れしたものと思われます。景観上で気になる箇所ですが、構造上の問題はありません。
    お客様との協議の結果、粒子の細かなモルタルを上塗りすると補修跡が目立つこともあり、そのままの状態で良いとのこととなりました。
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    これは目隠しフェンスを支えているコンクリートの土台。以前、お客様からの指摘があって、小さなヒビ割れ箇所に粒子の細かなモルタルを上塗りした経緯があります。
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    また、コンクリートの表面にクモの巣のような模様が現れてくることもありますが、今回は特に割れている状態でもないので、起こり得る事例の説明です。
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  • 【基礎のヒビ割れ】2011年11月3日(祝/木)お家の点検1年目(高岡市M邸)

    お家の南側の面で基礎の表面に施してある化粧モルタルに小さなヒビ割れを発見。この化粧モルタルは厚さ数ミリで基礎の地肌を隠すために塗られているだけなので、構造上は全く問題ありません。
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    お客様との協議の結果、粒子の細かなモルタルを上塗りしてヒビ割れ箇所を隠すことになりました。後からの施工になるので、逆に補修跡が目立ってしまう事例もありますが、お客様に理解して頂きました。

  • 【コーキング(シーリング)の経年変化】2011年10月18日(火)お家の点検5年目(富山市S邸)

    外壁材同士の間に施工されているコーキングの経年変化です。下地材の木部が湿度変化によって伸縮することで外壁材も追随して動きます。この動きによって外壁材同士の間に隙間が出来ますが、弾力性のある(弾性)コーキングが伸縮して隙間が発生しないようにしています。
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    太陽の紫外線等の影響で弾性コーキングが次第に劣化(硬化)していくと、ヒビ割れ現象が発生します。その箇所から雨水が進入してきますが、下地には防水シートがあるので直接的には雨漏りにはなりません。ただし、防水シートは紫外線に弱いので早めの改修計画も考える必要があると思われます。
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  • 【基礎のヒビ割れ】2011年10月16日(日)お家の点検1年目(高岡市福岡町T邸)

    基礎の表面に施されている化粧モルタルに小さなヒビ割れ(ヘアークラック)を発見。この化粧モルタルは厚さ数ミリで基礎の地肌を隠す(キレイに見えるように)ために塗られているだけなので、構造上は全く問題ありません。
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    このヒビ割れを隠すのにハイモルタルという粒子の細かな材料で塗ることもあるのですが、施工時期が違っていると補修跡が逆に目立ってしまう事例もあります。お客様との協議の結果、そのままで良いことになりました。