角のとがった状態を手で触って確認。室内にこのような角が残っている箇所があると、誤って赤ちゃんがケガをしてしまう可能性もあります。簡易的な対策ではダンボールを貼る方法がありますが、見た目が良くないと思います。そこで、永原が当日中にホームセンターで探してみるとお客様にお約束。
角を隠すという似たような事例では笠木の隙間対策がありますよね。
Q 3枚引き戸のうち、和室側の引き戸が完全に最後まで閉まらない。
A 現状を確認。
[LDKと和室の間]
まずは、ドライバーで扉の台車(上下)を(高さ)調整してみましたが、改善されませんでした。
そこで、扉をいったん取り外して、扉の上部にある扉を閉める時にブレーキを効かせる部分を左右にスライドすると、少し改善されてきました。
最後は引き戸の桟の上部にメーカーから支給された部品を取り付けして完了。この現象は建材工場の生産ラインに何らかの障害(メーカークレーム)があって、そのラインで生産された一部の引き戸に起こり得る現象だったようですね。
安全面では全く問題はないのですが、機能的な面でユーザー側からの苦情(最後まで完全に閉まらない)が相次いでいたそうで、メーカーの調査の結果、判明したとのことです。
[照明の位置や明るさ]
階段の後ろ側(階段下収納)の通路(家事動線)が少し暗い感じがする。
ダウンライトがひとつありましたが、足元まで届いていないようにも見受けられました。また、階段下収納の中に明かりが欲しかったとのこと。使い勝手を考えられた上でのご感想ですね。
[収納が多い]
多くの収納スペースを作ってもらって嬉しい。とっても活用している♪
[玄関口収納と右側には倉庫][食品庫]
[ロールカーテンの取り付け]
以前に弊社スタッフからお客様へ「ロールカーテン取り付け」の提案はあったようですが・・・。
改めてお客様へお聞きすると・・・
夏場→2階から暖気が降りてくる(冷気が2階に逃げる)
冬場→2階から冷気が降りてくる(暖気が2階に逃げる)
という室内環境だったようですね。
当時は「カーテンで仕切る」ことをそんなに重要視してなかったそうですが、季節変化による室内環境の変化を、住まわれるお客様が知った・体験したことによって「あったほうが良い」という必要性が出てきたものと思われます。
[建築プラン時と実際(実生活)の違い]
壁面にある飾り棚のテレビ置き場。建築プラン時は「キッチンでもテレビが見たい」との強いご希望・こだわりがありました。
使い勝手等をお聞きすると、シンク前のカウンターにはご夫婦でノートPCを使うのにピッタリの場所。お子様が大きくなって、お勉強し始めると「お勉強カウンター」に変身しますね☆
現在は奥様がキッチンで調理中の時はLDKの大型テレビを斜めにして見ておられるご様子。一方、ご主人はカウンター越しに奥様との談話だったり、視線を少し斜めにさせて左斜めの壁のテレビを見ておられるそうです。
現代の液晶テレビって、斜めからもキレイに見える優れもの★ご夫婦がお互いに作業されている途中で「ふっと」視線を自然にもっていける角度にテレビがあると、とても重宝されて便利なようですね。
2012年5月26日(土)お家の点検2年目(富山市S邸)
所要時間 13:00~14:49 晴れ
スタッフ 砂田、永原、渡辺
【S邸の紹介】
チューダースタイルのお家仕様。ハーフティンバー(※)の貼り方がとってもステキです♪下半分はブリック(レンガ)で一面に貼ってあり、上半分はベージュっぽいサイディングが使われています。
お家の外構(お庭)では乱形石をステキにあしらった曲線系のアプローチとその周囲の瓦チップ☆
玄関に入ると、右手に見えるステンドガラス☆リビングとを結んでいる小窓です。また、リビングから移動する際にはR型の出入り口や小窓がお部屋全体のコーディネート・雰囲気をステキに演出☆
リビングの天井は梁を露出させた仕様。吊り下がっている照明にも気配りが見られます。トータルコーディネートされた、住まうお家の外観、暮らしを彩る内観、女性インテリアデザイナー兼一級建築士の広野の感性が光り輝いていますね。
新居にお引越し後2年が経過。お客様は今も大変ご満足なさっておられました☆
※ ハーフティンバーとは・・・イギリスなどの北ヨーロッパに見られる木造建築構造のひとつで、1階はレンガや石積み、2階は塗り壁に木の柱や梁などの軸組を外部に表し、その間の壁面を漆喰等で埋める工法。現在では化粧部材(付け柱)を用いるケースが多いようです。
Q 黄色いシミが浮き出ている。
A 現状を確認。
[飾り棚/玄関口]
デジカメの撮り方が悪くて見えにくいかもしれませんが・・・(汗)
消しゴムで消せる事例があるので、消しゴムで消せるかどうかを試してみましたが、黄色いシミは取れませんでした。この飾り棚の内側の曲面には「曲げベニヤ」が使われており、このベニヤ(※)からクロスに樹脂のアクがシミ出てきたものと思われます。後日、クロスやベニヤを貼り替えする事をお約束。
※ ベニヤとは・・・天然の木材を薄く剥いで接着剤を重ねたもの。
また、実際に「消しゴムで消える事例」を見つけて、お客様の前で消せる様子を確認して頂きました。
[玄関口]
ビニール製のクロスは水に強いので、濡れ拭きタオルでお掃除したり、中性洗剤やホームセンターで販売されているスプレー剤で吹き付けて汚れを落としたり等々、お手入れは手軽にできます。でも、汚れが落ちないからって言ってシンナーとか除光液は使わないようにしてくださいね。クロスの生地が傷む原因になります。
2012年5月12日(土)お家の点検1年目(富山市I邸)
所要時間 9:59~11:09 曇り
スタッフ 砂田、永原、渡辺
【I邸の紹介】
玄関ドアを開けて室内の雰囲気が真っ先に目に飛び込んでくる光景☆
お客様お気に入りの玄関の三角スペース☆☆「和」を瞬間的に感じさせてくれるインテリアコーディネーターの心配りが光っています!背面や周囲のタイルにはエコカラット(※)を採用しています。
※エコカラットは木のような調湿力、ニオイ吸着力、ホルムアルデヒド等のVOC吸着力があり、デザイン性にも優れています。
2階のLDKの様子。
キッチンシンクの前にある、通称・お勉強カウンター☆お子様がちっちゃな頃はテーブル等のチャイルドチェアに座らせますが、小学生ぐらいになってきた時はシンクを挟んで対面でお勉強を見てあげられますね。ママがご飯の支度や後片付けをしながら、お子様と一緒にお喋り・お子様を見守れるスペース。
2階のLDKの勾配天井。
光の差し込む角度が一般的な四角形のお部屋と違って良い雰囲気☆開放感もあって癒されそうです。
天井照明はダウンライトで梁を出している仕様。何だか森の木陰から光が差しているようですね♪