住まわれて10年の歳月が経過したキッチン周り。
[キッチン]
水アカ等の汚れがほとんど見受けられませんでした。掃除ではなく、清掃が徹底・トコトン行き届いており、キレイ過ぎるくらいでびっくりです。
Q 折れ戸の開閉がしにくくなってきた。
A 現状を確認。この扉は上側にはレールがありますが、下側にはレールが無い仕様となっています。
[1階ホール]
取っ手だけを(片手で)引っ張って開けようとすると開けにくいのですが、扉の端っこに(右手で)指を当てながら(左手で)取っ手を引くと開けやすくなります。「簡単に開けられる」と、再発見です。
別の扉では片手で引っ張って無理やり力強く開けるのを繰り返しているせいか、上の枠部分が少し剥がれていました。
開閉時のピボットの状態を確認する為に扉を取り外すことになりました。
[上の金物] [下の金物]
この収納場所の折れ戸のピボットが破損していたせいか、他の扉のピボットを取り外して「使い回し」されていたようです。
[扉の上の部分] [扉の下の部分]
ピボットを取り外して部品形状を確認。2階にも同様の折れ戸収納があり、今回の10年目点検をキッカケに「ピボットの予備を注文したい」というお客様。今回は3セットをご注文されました。
Q 水道水のカルキが浴室の床や棚に残っており、なかなか汚れが落ちない。
[浴室]
現状を確認。カルキ(塩化石灰)と思われる白い汚れがかなり目立っていました。最初の頃はタワシで擦っておられたようですが、UBの床材が削れてしまう心配もあってか、その後は根気よくタオルやスポンジ等の表面が柔らかいもので擦っておられるご様子。
点検現場では湯沸しポットの機能にもあるのですが、「クエン酸が効く」程度しか答えられませんでした・・・ネットで検索してみると・・・
[参考/ヤフー知恵袋/http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1076010165]
カルキ汚れ・・・ 水道水のミネラル分が固まって、石鹸カスと反応して取れにくくなった物。
落とし方 ・・・ カルキはアルカリ性なのでクエン酸(安全性を重視)が効果的。軽い汚れの場合、
レモンや酢でも良い。お湯で濡らしたアクリルたわしや固めのスポンジを使用。
しつこい時はクエン酸に熱いお湯を少量加え水っぽいシャーベット状にして、
ペーパータオルにたっぷりと浸して汚れに貼りつけ(2~3時間湿布)
湯垢 ・・・ 石鹸カス+皮脂
落とし方 ・・・ 湯垢は酸性の汚れであり、石鹸や重曹をアクリルたわしやスポンジに付けて擦る。
Q サッシ枠に発生した結露水のせいで床材が一部変色した。
A サッシ仕様や生活スタイルは変えられないので、結露が発生しやすい時期は拭き掃除を忘れないようにして頂くようお願いしました。
[LDK]
Q 結露防止では既存のサッシの手前にサッシを増設する方法があると聞いたが・・・。
A 現状を確認。内側にサッシを1枚入れる(2重サッシ)の場合、既存のサッシがシングルだと問題ないのですが、ペアガラスを2重にすると割れる可能性があるそうです。何かと費用がかかるので、今回はお客様の問いに対してお答えする形となりました。
[LDK]
Q 結露防止のために「結露防止シート」を貼るのはどうか?以前にレースのカーテンを洗っている時にカビが発生しているのを発見した。
A プチプチ状のシートを貼ることで空気層ができて断熱効果がアップします。ガラス面に少し厚みが出てくるので、換気するのに窓を開け閉めすると剥がれそうです。触り心地もサッシのようにヒヤッとしないので、感触は良いと思われます。また、結露吸収シートの場合、貼るだけで結露水を吸収してくれるので「拭く手間」が省けますが、結露の発生原因は解消する必要があると思います。
LDKが床暖になっていると室内が乾燥する傾向があるので、適度な湿度を維持する為に室内干しを勧める知人もいらっしゃるそうです。仮に室内干しをする時は結露防止の意味で除湿機を併用して頂くようお願いしました。