IHマットを日常的に敷いておられるご様子。IHクッキングヒーターの使い勝手等は特に問題ないようですが、しいて言えばスイッチが押しにくいとのことです。
[通気への気配り]
食洗機のカバー、押入れの扉が少し開けてありました。通気(風通し)を良くして湿気が溜まるのを防ぐ為だと思われます。
今年の9月頃に「TVカウンターの前のほうがやっぱり少し下がっている」との連絡があり、試行錯誤しながら対処しつつ、本日の1年目の定期点検となりました。今回で現状を完全に改善すべく、お客様と一緒に手伝って頂きながらテレビを下ろしてカウンターの水平状態を再確認。
やっぱり少し下がっている状態だったので、背面の板に打つビスの数を前回よりも増やすことにしました。これは背面の薄い壁にビスを打っている様子。
ひと通りの作業後、改めて目視確認。今回のビス打ちで前回よりも傾きは改善されましたが、天板の側面と壁の間には少し隙間がありました。ここで、背面の薄い板にビスを数多く打ち付けても限界があることが判明しました。ビスを打ち過ぎると背面の板がヒビ割れする可能性もあります。
水平器でも計測。やっぱり少し前かがみになっている状態でした。これまでの補強工事(作業)ではTVカウンターの底部に壁とを接続する金物(三角形)の取り付け、背面板と壁とをくっ付けるビスの増量となっています。
もし、水平度を今以上にするのであれば、天板の上部と壁を上から接続させる必要があります。これまでの対応経緯をお客様に説明して、改善履歴と限界を理解して頂きました。ありがとうございます。
また、この木製カウンターが床にピタッと付いたり両脚が床面に付く仕様であれば、このような現象が起こらなかったかもしれません。今回のような後付けカウンターやメーカーの建材としてのTVカウンター(宙吊りで壁打ち)等の場合は上に乗せる物に目安の重さがあるので、設計・施工ではお客様へ起こり得る現象を十分に説明する必要があると思われます。
お家の定期点検。1年、2年、5年、そして10年という経年変化の節目があります。
これは住宅メーカーが発行する保証書に記載されている各々の部材等の期限に言い換えられます。
定期点検が始まった約9年前。その当時は・・・
何をどのように点検?どんな感じで説明?現象の原因は?等々、点検スタッフの説明の仕方にも各々の経験が違うせいかバラツキが多く、まとめあげるのに苦労した思い出がありました。
今では点検ブログでオリジナルの実例に沿った唯一無二の事例集がネット上に完成しつつあります。
このノウハウが確立する前(点検開始当時)は片手にテキスト「住まいの管理手帳」というメンテナンス事例集を持ち歩き、点検スタッフの説明を補完していた頃がありました。
お家の点検現場。①部材・装備等の経年変化(劣化・消耗等)→立地条件(周辺環境)、生活スタイル・家族構成等。②検査(診断)の仕方の違い→点検基準は各スタッフの経験等や点検報告書。③お客様の住まい方の違い→弊社提案(仮想)とお客様使用(現実)。いろんな項目が複合的に絡まっています。
2012年11月10日(土)お家の点検1年目(富山市H邸)
所要時間 14:03~15:15 曇り
スタッフ 砂田、中田、渡辺
【H邸の紹介】
お家の周囲の様子。お庭の一部にもなっていますが、水栓パンを少し工夫しただけでオリジナリティ溢れるステキさがぐっと増しています。
配色や素材の選択等々、DIYでする時は予算もありますので良いデザインは真似してどこかで「自分・我が家らしさ」を演出するのも乙かもしれませんね♪
来客用の表玄関の横にご家族用の内玄関があります。このように二つに分かれていると便利です。
また、内玄関には出し入れ自由な「ちょっと腰掛けできる」アイテムが収納され喜ばれています。
[表玄関] [内玄関]
照明は全てLEDとなっています。LEDと聞くと蛍光灯に比べて明るくないイメージがあったのですが、今では日進月歩で進化する技術のお陰で素晴らしいものがたくさん販売されています。
この横長の照明はカバーがリモコンで上下に移動します。下にカバーがある時は間接照明、これが上になると室内を照らす直接照明に早変わり♪