点検ブログ

  • 【床鳴り・床のきしみ】11月19日(金) 定期点検5年目(富山市婦中町Y邸)

    Q リビングで床鳴りがある。
    A 現状を確認。床鳴りの音から判断すると、乾燥により木部が収縮して、床下にある鋼製束が鳴っている状態だったので、レンチで増し締め調整し、現状を改善しました。
    今回の砂田はカッパ(※1)を着ています。ボードが出払っていたので、ほふく前進での作業となりました。
    ※1 床下は、一見キレイに見えますが、床下換気(風窓や基礎パッキン等からの外気の流入・流出)によって空気が動いているので、実際はホコリ等が多い場所となっています。汚れ防止の為にカッパが必需品です。
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    蓄暖(蓄熱暖房機)の前面で床材がきしむ現象。床下の鋼製束を増し締めしても改善されなかったので、次の対処としてカッターで隙間(床材同士の間)に切れ目を入れています。ヒトの体重(荷重)がかかることで床材同士が押し合うことできしみが鳴っている状態です。
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    蓄暖(蓄熱暖房機)の特徴でもある過乾燥によって、床材や下地の合板が収縮し、上から荷重がかかることで内部の釘と床材・合板が擦れて音が発生しているものと思われます。カッターによる応急処置で対応できなかったことを説明し、後日大工同行で補修する事をお約束。
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  • 【雨水枡】11月17日(水) 定期点検5年目(富山市婦中町K邸)

    点検を実施。今回は5年目でしたが、特に泥が詰まっている様子もなく、きれいな状態でした。
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    この箇所(点検枡)は「雨樋からの雨水が一時的に溜まる場所」です。定期的(1年に一回程度)に蓋を開けて確認し、底に溜まっている泥をショベル等でお掃除して頂くようお願いしました。
    岩見が石丸の動きに合わせて、雨水や外部水栓からの排水の流れる仕組みを図面でフォロー☆
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    さすが、岩石(岩見の岩、石丸の石)コンビですね☆波長がピッタリと合っています♪

  • 【土間のヒビ割れ】11月17日(水) 定期点検5年目(富山市婦中町K邸)

    Q このヒビ割れが玄関やお家の中にも影響があるのか?
    A 現状を確認。コンクリートにヒビ割れが起こる原因では、気温の変化もありますが、地面の水分が抜けていく(土が締まる)ことで、コンクリートの下の土が少し下がっている状態だと思われます。
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    また、土間とお家の基礎は「施工時期が異なっているので一体化しておらず、土間が少し下がっても基礎(建物本体)には影響が無い」ことをラフに絵を描いて、分かりやすく説明したところ、お客様は不安に感じておられたようで、これでひと安心されました。
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    点検現場では一級建築士の岩見がよく絵を描いて、お客様に説明しています。
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  • 【コーキングの劣化現象】11月17日(水) 定期点検5年目(富山市婦中町K邸)

    コーキングの劣化。太陽の紫外線の影響によって、コーキングの弾力性が次第に弱くなることで、硬化したり、一部が剥がれてしまう現象です。現在はまだ弾力性が残っており、特に気にすることもありませんが、お家を建てた後、経年変化によって起こり得る現象のひとつとなります。
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    仮に剥がれた(ヒビ割れした)箇所から雨水が浸入しても下地には防水シートが施されており、直接的に(すぐに)雨漏りにはならないことを説明しました。
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  • 【玄関ドア】11月17日(水) 定期点検5年目(富山市婦中町K邸)

    Q 開閉の際にロック部分がカチャッとスムーズに入らない感じがする。
    A 現状を確認。ラッチとラッチ受けのかみ合わせで摩擦が生じる状態でした。
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    今回はCRC(潤滑油)を持ってきていなかったので、指先でラッチを水平に数回出し入れしながら摩擦を少なくする(滑りをよくする)ことで応急処置としました。
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    今回と同じような現象があった場合は、ホームセンター等で販売されているCRCを購入し、吹き付けして頂くようにお願いしました。
    また、ドアの開閉テストを実施。第2軌道(パッタンとゆっくり閉まる)がほとんど無く、バタンと勢いよく閉まる状態でした。そこで、調整つまみをドライバーで回して開閉の速さを改善しました。
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    ドアクローザーは油圧式であり、調整つまみの微調整で大きく変化するので、今後のDIYでの調整では大きく回さないように(ドアが開いたまま閉まらなくなる事も)注意することが必要です。
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    今現在、開閉状態が改善されても、年月の経過とともに状態が変わっていくこともあります。

  • 【コンセント口】11月17日(水) 定期点検5年目(富山市婦中町K邸)

    Q コンセントの数が足りない。2口から3口へと変えたいのだが・・・
    A 現状を確認。工事的には取替え工事は可能なのですが・・・。
    コンセント1口当たり1本の延長コードで一つの家電製品をつないでいると、口数を増やしても必然的にコンセント口が足りなくなってしまいます。電源タップを量販店等で購入して使用機器のワット数を確認しながら複数接続したほうが良いと思われます。
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    タコ足配線は避けるべきですが、電源タップには様々な機能が附属している製品もあるようです。安価で済むので、増設工事を考える前に試して頂くようお願いしました。

  • 【隙間風防止】11月17日(水) 定期点検5年目(富山市婦中町K邸)

    リビングドアのラッチ側の面に緩衝材(スポンジ状のもの)が貼り付けてあるのを発見。理由をお聞きすると、ドアの周囲からの隙間風が入ってくるのを防いでいるご様子。
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    Q ドアの底部に貼り付ける密閉用(隙間風防止)のアイテムは売ってないのか?
    A 冬の間はキッチンの換気扇を回していると、ドアの下から(玄関からリビングへと)冷たい隙間風が入ってくるのを特に感じやすい時期。ドアは建築基準法で計画換気をする為、少し開けています。
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    ネットで検索してみると、「隙間風ストッパー」など、安価で便利・機能的なアイテムもいっぱいあるようですね☆

  • 【火災報知器】11月17日(水) 定期点検5年目(富山市婦中町K邸)

    火災報知器が取り付けてあるのを発見。「1個あったから取り付けてみた(笑)」と、お客様。階段口に取り付ける場所は、出火時の避難経路の状態確認として、階段口の天井付近になっています。
    また、1個だけではなく、寝室となる箇所にも取り付け義務があります。
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    そこで、具体的に取り付ける位置をお知らせし、後日見積書を提示する事をお約束。お客様は警報信号を無線で飛ばせるものがあれば良いとのご希望でした。
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    無線式の場合は、各寝室に取り付ける「火災センサー」が感知すると、異常を無線で集中警報盤に送信され、大音量の警報音が鳴る仕組みです。また、携帯電話への通知も可能なようですね。

  • 【ドアストッパー】11月13日(土) 定期点検2年目(富山市K邸)

    リビングドアのマグネットタイプのドアストッパーです。通常なら「カチッ」と扉を固定するのですが、シッカリとキャッチしてくれない状態。
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    そこで、マグネットを取り外して、点検スタッフが直してみることになりました。
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    何回か試してみたのですが、改善されませんでした。後日、長澤がドアストッパーを違う方法で考え、砂田が取り付ける事をお約束。
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    設計士の長澤と工事監督の砂田のアフターフォローでの見事なコラボレーション☆