取っ手が少し緩んでいました。「緩んだまま使い続けると、取っ手が割れる等の故障の原因にもなり得る」事をお伝えし、緩みを発見した時にはネジを締めて頂くようお願いしました。
同一製品が年月の経過で廃番になり、補修の際にはお客様のご希望にお応えできない事もありますので、注意が必要です。
(参考/2009年5月20日富山市S邸5年目点検、食洗機)
階段口のコーナー部分に隙間を発見。クロスの保証は2年目で期限が切れていますので、市販されている水性アクリル系のコークボンドで目立たないように補修して頂くようお願いしました。
これは下地材が「湿度による伸縮」で起こり得る現象で、隙間風が入ってくるわけではなく、美観上の問題となります。
(参考/2009年2月18日、富山市K邸5年目点検、クロス)
補修方法では、隙間の部分にコークボンドを注入して、はみ出た余分な箇所は固く絞った濡れ雑巾で「シュッ」と拭きます。この「シュッ」という機敏な動作がポイントかもしれませんね☆
(参考/2008年12月18日富山市T邸5年目点検、クロスの剥がれ)
(参考/2009年5月2日射水市M邸5年目点検、壁クロス)
お客様へ本日の点検の最終確認です。
平面図と点検表をお客様との間に配置して、じっくりと質疑応答の時間になります。
日頃からお客様自身でも建具等の調整をされているご様子で、興味深く点検スタッフの話に耳を傾けておられました。
こうして見てると・・・身振り手振りのジェスチャー付きの方がお客様のご理解も早いのかなぁ?とふと思いました。
これまでのアフターや点検履歴を考慮して、今回の事例や現象、対応策等をお話しています。
住まいのドクターって、過去の対処や今回の現象等から判断や対応するのかな?と、私自身の素人目でじっと観察してしまいました。
私自身も昔はよく風邪をひいて、お医者様のお世話になったことがたくさんあります。問診しながらカルテを書いている様子と似ていますね。
お医者様のカルテはドイツ語で全く読めませんが、お家のカルテは日本語です。点検表に書き込む点検スタッフの癖字(会社の誰かさんの字も読めないのですが、今は伏せておきます・笑)もありますが、もし読めないと判断された場合はご遠慮なく申し出てくださいね。
Shimotani(シモタニ)製のペレットストーブの施工例です。これは試運転している時の様子。2008年12月に撮影しました。
左が「オルコット(ALCOTT)」、右が「エマーソン(EMERSON)」のシリーズ(商品名)です。設置では100Vのコンセントが必要となります。
また、壁材の仕様による制限はなく、本体と壁の距離は30mmまで接近しても大丈夫なようですね。
これは各シリーズの本体の後ろにある給排気管です。本体との接続はアジャスター(※1)で留めてある仕様なので、簡単に取り外せます。使用しない季節は本体(※2)を別の場所に収納しておくことで、空いたスペースを有効に使えますね☆
※1 「押す・引く」でロックが解除でき、工具が不要です。
※2 重量は約90kg(薪ストーブは約200kg)あります。力持ちの大人3人で持ち運ぶのが精一杯かも・・・(汗)。但し、配管はそのまま剥き出しになりますので注意が必要です。
屋外の様子です。FF式ストーブからペレットストーブに「買い替え」を考える場合、設置場所や型式等によって壁の穴の位置や大きさ等が異なり、別途の工事費が発生する事もありますので、詳細については、お気軽にお問い合わせしてくださいね。
煙突の様子。薪ストーブのようなズッシリ感はなく、比較的簡素な形になります。
燃費では日常の使用形態等によって異なりますが、10kgで8~15時間の燃焼、燃料となる木質ペレットの相場は、ネットで調べると1kg当たり約30~50円程度と幅があります。
また、ホワイトペレット(樹皮を含まない)やグレーペレット(一部樹皮を含む)、バークペレット(全木)等々の種類があるそうです。
購入に当たっては、弊社の関連会社(富山市婦中町)でも取り扱っておりますが、ネットでも購入が可能な(送料は別)ようですね。
これは「オルコット」シリーズ。施工では居室の土間に本体を置いて、給排気口を後ろの壁に貫通させています。
給排気管を通す為の壁に開けた貫通穴です。給排気管の断面は二重構造で、内側は排気口、外側は給気口となっています。
これは下向きの煙突。給排気口と土間とが近いので、安全の為、水を張った盥(たらい)を置いて稼動させる仕様となっています。(煙突の出口に手を当てても極端に熱くならないそうです。)
物を燃やすと気になるのは煙。ペレットストーブの煙突からの煙は、着火時は少し出ますが、燃焼時は煙が出ないようですね。
(参考/2008年10月21日砺波市N邸5年目点検、ペレットストーブ)
これは室内の煙突の納まり状況。今回は「より分かりやすく」をモットーに真横からも撮影しました。
壁穴に給排気管を通して、周囲に断熱材を施します。丁寧な仕上がりですね。
最後に外部の施工です。外壁との接合部分には隙間を無くす為のコーキングが施してあります。
燃料となる木質ペレット。樹種や製造メーカーによっては火力や特性が異なっているので、事前に窓口へ聞かれたほうが良いと思います。市販品と専用ペレットとの違いでは、シモタニ専用のほうが少し硬くて火力が強め(現場からの声)だそうです。
日は流れて・・・これ、何だか分かりますか?
穴を開ける器具で、大型の「ホルソー」と言うそうです。
今回から専用機を使って穴を開けました。これは、化粧板を取り付けている様子です。
外部から見た様子。やはり専用器具を使うと断面がキレイに仕上がっています。断熱材の充填状況を再確認(右下の画像)。日々進化する職人魂と技に感動しました☆
約2時間30分かけて施工が終わりました。こうして、「ぼぅ~」と炎を眺めていると一日の心と体の疲れが「すぅ~」と取れちゃいそうです。
(参考/2008年10月21日砺波市N邸5年目点検、ペレットストーブ)
これは関連会社が販売権を持っている、カナダのFPI社(レージェンシー)のペレットストーブでGF55という商品です。
正面から向かって右側には温度調整等ができるコントロールパネルが収納されています。
本製品の場合、排気口は後面、給気口はお家の断熱仕様等によって「室内空気」または「屋外空気」を取り込む(給気する)のかが決まるようです。
屋外空気を取り込む場合は、床下に給気口を施すことになります。
メーカーによって施工仕様が多少異なりますので、詳しくはお問合せしてくださいね。
ここで一つの疑問。「燃料となるペレットはどのように補充すれば良いのか?」と。
下の写真のように上部のカバーを開けると、ペレットをストックできるタンクがあります。燃焼中は自動で燃焼レベルに応じて、タンクから燃焼室へ、ベルトコンベア式にペレットが補充されます。
ちなみに一冬にどの程度の量のペレットを使うのか、試算(ペレットの種類は問わない)してみました。
10kg(8~15時間)で約400円、1日に消費する量を5kg(約200円)と仮定すると・・・
4ヶ月(約120日)×約200円=約24|||000円となりますね。
お客様のご希望で、煙突の長さは短くして、下向きの仕様になりました。煙突から出る熱はヤケドするような高温にはならないようなので、安心ですね。
(参考/ペレットストーブ特集PartⅠ、2008年12月、2009年1月の施工事例)
(参考/2008年10月21日砺波市N邸5年目点検、ペレットストーブ)
今回の現場では、キッチンのコーナーに設置してあります。設置される床スペースにはタイルが貼られ、デザイン的にもステキなポイントになりますね。床材との色合いがGOODなセンス☆
やっぱり、筐体(きょうたい)の色がブラックだと、ズッシリ感があって映えますね。
煙突の様子。煙突の種類にも幾つかのバリエーションがあり、お家の景観や周辺環境等に合ったアイテムを選ばれるのが良いと思います。
これまでの事例では、ペレットストーブが壁に近い位置にあり、壁に穴を開けて施工しています。工事時間が短くなるのも特徴です。
また、リビング等のお部屋の中央に設置する場合は、大がかりな工事になるので注意が必要となります。
(参考/2008年10月21日砺波市N邸5年目点検、ペレットストーブ)