今回の点検では、お客様に教わることも多かったような感じでした。地球温暖化対策の一環である太陽光発電。
コストの相場は、他の電源の数倍と言われているそうです。でも、世界的には2012年頃になると系統電力よりも安価になるようですね。
本日も良い勉強になったひと時でした。今後とも弊社、中田工務店を宜しくお願い致します。
破風板の雨垂れ。様々な点検現場で見受けられる現象です。空気中に含まれる汚れ成分(※1)と雨水が混ざって外壁を伝って下に落ちます。外壁の色と比べると破風板の色が白いので、逆に目立っていると思われます。
※1 排気ガスや煤煙等に含まれる油性成分、コーキング材(外壁同士の間に施工)から溶け出す可塑剤(施工後に硬化しても柔軟性を保つ役割)に含まれるシリコン油等々が雨水に混じって外壁に付着。油分で表面が撥水性となり、その表面に空気中の汚れ(ホコリ等)が混ざって、雨垂れが目立ちやすくなるようですね。
(参考/㈱バイオメンテックhttp://www.bio-mentech.com/html/chemicera.htmlより抜粋)
塗り壁(珪藻土)のヒビ割れを数箇所発見。室内外の湿度変化による「下地材と珪藻土との伸縮率の差」で起こった現象と思われます。
ここで、改めて奥様に現象を確認して頂きました。立地(風通りや日光等の環境)や生活スタイル(温度調整や水蒸気の発生による湿度変化等)によって起こり得る事例です。補修(上塗り)した場合、逆に目立つことも想定される為、様子を見ることになりました。
お客様は、普段は窓を開けて換気(空気の入れ替え)しておられるご様子。外と内の温度や湿度差が小さいほど、室内の仕様に与える影響(※2)は少なくなりますね。
※2 例えば、今回の事例のような湿度(気温と水蒸気量)変化によるヒビ割れ。他には、クロスの隙間や床材(仕様による)の隙間や床鳴り、結露等も関係してきます。
1階のトイレの壁に落書きがありました。お子様がイタズラで描かれたものと思われます。
消しゴムや中性洗剤で落ちない場合は、メラミンスポンジで落とせる方法(※3)をお勧めしました。
除光液の場合はクロス(ビニール製)を溶かすこともあるそうで、避けるのが良いみたいですね。
手順として、まずは局部的に試してみて、思った効果が得られれば全体に施しますが、落ちなければキッチンハイター等の「漂白」という方法になるようですね。
※3 エタノールをコットンにしみ込ませて該当箇所を軽くぬぐい、次にメラミンスポンジに水とクリームクレンザーを混ぜて軽く擦り、最後に湿らせた古歯ブラシにクリームクレンザーをつけて擦ります。
(参考/お掃除のKIS http://www.kis.gr.jp/index.htmlより抜粋)
(参考/2008年4月22日富山市K邸1年目点検、クロスの汚れ)
(参考/2008年3月29日富山市N邸1年目点検、クロスのキズ)