様々な現場に訪問点検で伺っていると同じ間取りや仕様・装備というのはなかなか無いですね。自由設計が基本となって、お客様の希望が数多く反映されています。建築への限界予算等によって仕様や装備が違いますし、お客様の価値観や性格等は千差万別。
玄関が明るくなる仕様。外から見るとあまり感じないのですが、玄関ホールから外側を見ると一目瞭然です。訪問当時は何とも思わなくても、後で思い出してみると「そうそう!」という所もあります。
2013年3月2日(土)お家の点検5年目(富山市婦中町I邸)
所要時間 13:02~14:24 小雨
スタッフ 横窪、中谷、渡辺
【I邸の紹介】
玄関ドアを開けるとホールの天井は開放的な大きな吹き抜けです。リビング等のお部屋とは違ったひとつの空間になっています。背伸びしたくなるような雰囲気に満たされそうです。ホールの天井にある電球が太陽、下に緑の植物という風景画のようです。
次の日はひな祭り♪
2番目の小学生のお姉ちゃんにご姉妹の小さな頃の写真を見せてもらいました。ウンウンと相づちをうっている中谷。大きなお姉さんと小さなお姉さんが対照的です(笑)
お家でのお手軽なDIYや工夫などが随所に見られました。
特に印象に残ったのは三姉妹の机の配置。これまでの点検現場でお客様がされていた事例を思い出すと、隣り合わせや別々の部屋が一般的。このようなオフィスのようなレイアウトには大変驚かされました。このような発想される一番上のお姉ちゃんにエールを贈ると、それを傍で聞いていたのか満面の笑みで応えてくれました♪
[突っ張り棒を使った棚] [お子様の学習机の配置] [2年目点検時にスタッフのDIY]
コーキング(シーリング)の弾力性を確認。太陽の紫外線等によって次第に硬化・ヒビ割れという経年変化(劣化)などが現れます。下地には防水シートが施してありますので雨漏りの直接的な原因にはならないと思われます。
[建物後面/西側]
将来的な外装修繕ではコーキング(シーリング)の打ち直しや外壁などの防水塗膜(塗装)の再施工が出てきます。ともに足場工事が必要になるので、同時期に実施したほうが経済的です。
今後の起こり得る現象を紹介。外壁材には防水塗装を施していますが、太陽の紫外線等の影響によって次第に劣化・粒子化してチョーキング現象(外壁の表面を手で触ると塗膜が付く)が起こります。防水塗膜が効かなくなってくると外壁の基材が少しずつ傷んで余計に費用がかかることもあります。次回の10年目点検でも検査を実施して将来的な補修等の目安がわかると思われます。