Q この窓(階段口)は開かないが、どうやって掃除すれば良いのか?
A 窓自体は開閉出来ない仕様となっています。採光等による窓の設置ですが、実際に「掃除する立場」になると不都合さも感じられます。
室内側は小さな脚立に上ってお掃除は出来ますが、屋外側からはちょっと長いハシゴ等を使って拭き掃除して頂くようお願いしました。
Q 磨いてキズを付けてしまった。何とか元のような状態に戻すことは可能か?
A 現状を確認。仕様は人工(人造)大理石(※1)。光の反射で表面のキズが分かります。
※1 ステンレスとは違った温かみがあり、お洒落で見栄えが良い等の利点がありますが、熱に弱く、細かなキズが付きやすい等の欠点もあります。
素材仕様ではアクリル樹脂系、ポリエステル系等があります。
日常の使い勝手等で表面の光沢にムラが生じた場合、耐水サンドペーパーの400番、600番、800番を順番に使って少しずつ広範囲を磨いていくことで、光沢のムラが目立たないようにして「ぼかす」ようです。
仕上げにはクリームクレンザーや中性洗剤をスポンジかナイロンタワシに付けて全体を磨く方法があるそうですね。
(デュポン/http://www.dupont-corian.net/happy/living/marble/index.htmlより抜粋)
建て付け等の不具合で困った時に「家のメンテについて本当に真剣に考えるものだね!」というお客様の、実体験からのお言葉。
様々な点検現場でも、「不具合に直面した時に、あれこれと解決方法を探したりしている」という現場での声をよく耳にします。
点検スタッフの点検結果と対応策等の説明をひとつひとつ噛み締めて聞かれている、お客様の姿を見ていると、住宅の定期点検・訪問が大きな安心感になっているのかが強く実感できます。
お客様宅では、奥様が新築時よりもキレイに、そして丁寧に愛情を込めて掃除しておられる雰囲気が漂っていました。
お家の内部・外部ともに、経年変化等で起こり得る現象は数多くあり、建築のプロであっても分からない事も多いのが本音だと思います。
お客様と一緒にメンテナンスを考えていく事、改めてスタッフの心に刻まれたようです。
12月12日(金) 定期点検5年目(富山市M邸)
所要時間 13:30~15:37 雨
スタッフ 宮本、長澤、横窪、渡辺
協力業者 同行なし
【M邸の特徴】
洋風住宅のM邸。防犯の為の器具を自前で取り付けたり、生活する上で不便な箇所は自分でお手入れされる、お父様☆
お父様の手先の器用さや発想の楽しさが光っていました♪
点検当日は、残念ながら雨でしたので、週間天気予報を見てお客様へスケジュールの調整をお願いし、16日(火)に実施。
冬場の貴重な晴れ間です。吸い込まれそうな青い空がとっても印象的です☆
お客様宅の屋根材はコロニアル仕様です。特に異常はありませんでしたが、釘の増し打ちを実施。
お客様も長ハシゴに上がられ、屋根の様子や雨樋を注意深く観察されていました。
屋根材表面の彩色(防水塗装)部分の劣化等が目立ってくれば、塗り直しして防水効果を高めることで素材が長持ちするようですね。目安は10年目(自然環境等にもよる)が良いかと思われます。
防水処理が劣化してくると屋根材が水分を吸収するようになって、素材の劣化が速く進行します。
また、北陸は雪国。屋根雪が凍って、表面を傷つける(防水塗膜を剥がす)事例もあるようで、傷口部分からの劣化もあるそうですね。