点検ブログ

  • 【結露】2014年8月11日(月)お家の点検10年目(富山市Y邸)

    Q 冬の間はアルミサッシの結露が激しい。
    [LDK/東側]
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    [2階居室/南側]
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    お客様は様々な結露対策を考えておられました。熱の伝導率が高いアルミ製サッシを選んだ当時を少し後悔されているご様子。単純に10年前と今を比較するのは難しいのですが、同じアルミ製であっても技術改革等によって断熱性能は向上しており、時代の流れやお家を建てるタイミング等があるのである意味仕方のないことかもしれません。また、部材の市場への普及度合い等によって価格が低減することで、アルミや樹脂、木製サッシの戸建への導入率も変化してきたこともあります。
    [暖房設備/屋外燃焼型]   [LDK/南側]
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    結露対策では結露防止シートや結露吸収シートの使用も選択肢のひとつですが、除湿や換気を上手にしながら結露化を軽減する方法も紹介。LDKの南側はサンルームを設けて空気層ができたせいか、結露はしなくなったとのことです。

  • 【S邸の紹介】2014年8月6日(水)お家の点検10年目(富山市S邸)

    2014年8月6日(水)お家の点検10年目(富山市S邸)
    所要時間 13:01~15:22 晴れ
    スタッフ 横窪、渡辺

    【S邸の紹介】
    色合いや使用部材等が南欧風のお家仕様。
    これは木製の玄関ドアなのですが、10年経過した今でも木肌や木目の色艶が美しく、多少の経年変化・劣化は見受けられますが、新品以上の見栄え・価値があると感じてしまいます。お客様DIYによる継続したメンテナンスの成果・賜物だと思います。
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    室内の天井には古木に似せたメンテナンスフリーのアンティークビーム(擬木)が配されています。
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    そしてアーチ状のレンガが何とも言えない味わいを醸し出してくれています。また、サッシは木製で複層ガラスの間にはアルゴンガスが注入されています。10年前の部材なのですが今の時代でも十分に通用する高性能で断熱効果が高い製品仕様と思われます。
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  • 【点検枡】2014年8月6日(水)お家の点検10年目(富山市S邸)

    [雨水枡]
    雨水枡の点検を実施。特に異常ありません。
    [建物前面/北西側]
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    [汚水枡]
    点検を実施。白い油脂等が少し溜まっていました。
    [建物左面/北側/浴室]
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    そこで、お客様からホースをお借りして汚水枡を洗浄することになりました。
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    お客様へ定期的に洗浄して頂くようお願いすると、「初めて聞いた」と連呼されていました。前回の5年目点検の報告書を読み直してみると、「お手入れ方法を指導」という言葉ではなく、お客様にお手間を取らせまいとした配慮で点検スタッフだけで汚水枡掃除をしていたものと思われます。お客様が住まわれているお家なので、シッカリと伝授する義務が私たち点検スタッフにあるのかもしれません。
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  • 【木製玄関ドアの位置】2014年8月6日(水)お家の点検10年目(富山市S邸)

    玄関ドアの開く幅(開く軌道)以上の長さのポーチ屋根が直射日光(紫外線等)を遮っています。「木製玄関ドア」の対候性を維持するには「定期的な防水塗装」は必要ですが、扉が内側・奥側にあるという設置位置によっても劣化現象の影響が少なくなると考えられます。
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    [木目調の色合いが美しい] [玄関ドアまでの奥行き]
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  • 【折れ戸収納の開閉/簡単に開けるコツ】2014年8月6日(水)お家の点検10年目(富山市S邸)

    Q 折れ戸の開閉がしにくくなってきた。
    A 現状を確認。この扉は上側にはレールがありますが、下側にはレールが無い仕様となっています。
    [1階ホール]
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    取っ手だけを(片手で)引っ張って開けようとすると開けにくいのですが、扉の端っこに(右手で)指を当てながら(左手で)取っ手を引くと開けやすくなります。「簡単に開けられる」と、再発見です。
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    別の扉では片手で引っ張って無理やり力強く開けるのを繰り返しているせいか、上の枠部分が少し剥がれていました。
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    開閉時のピボットの状態を確認する為に扉を取り外すことになりました。
    [上の金物]         [下の金物]
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    この収納場所の折れ戸のピボットが破損していたせいか、他の扉のピボットを取り外して「使い回し」されていたようです。
    [扉の上の部分]      [扉の下の部分]
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    ピボットを取り外して部品形状を確認。2階にも同様の折れ戸収納があり、今回の10年目点検をキッカケに「ピボットの予備を注文したい」というお客様。今回は3セットをご注文されました。
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  • 【結露跡の様子】2014年8月6日(水)お家の点検10年目(富山市S邸)

    5年目点検では「うっすらと結露するが、いつもタオルで拭いている」とのことでお客様ご自身による拭き掃除が習慣化しているご様子でした。木製サッシなのですが、10年経過した今でもキレイな木目の状態を保っていました。
    [LDK/南側]      [LDK/東側]
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  • 【床下点検/水漏れ発見】2014年8月6日(水)お家の点検10年目(富山市S邸)

    床下点検をすべく点検口の蓋を取ろうとしましたが、周囲の無垢の床材が湿度等の影響で膨張しているせいか、ドライバーやハンマーでこじ開けようにも開きません。開かないからと言って床下点検をしない訳にもいかないので、枠材に多少のキズが残ることを事前に了承を頂き、やっとのことで開きました。
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    食洗機からの排水管が何らかの拍子にずれてしまったのか、排水が床下に漏れているのを発見。
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    応急処置として排水管をテーピングして下から配管を支える為のブロックを床下に持ち込みました。今回は応急処置ではありましたが、対処した跡の状態をデジカメ画像でお客様に説明しました。
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  • 【地場の工務店の心構え?心意気?】2014年8月6日(水)お家の点検10年目(富山市S邸)

    大手住宅メーカーとは違う、地場の工務店としての進むべき道を点検スタッフなりに考えることがあります。考え始めたのは今から5年前で今のような10年目点検が始まる前でした。当時は1年目や2年目、5年目点検が順繰りに回ってきますので、数の多さに圧倒されて実際に定期点検(訪問検査)を実施して、その後のフォローも完了させることができるのか・・・という心配事がありました。
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    あれから5年の歳月が流れて10年目点検がスタート。その他のアフター現場へはスタッフが各個に対応しているのですが、会社挙げての10年目点検と言う公式の訪問検査は初めてだったので、かなりの緊張感を持ってスタートしました。
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    おかげさまで10年目点検が順調に進み、その後のフォローもシッカリとなされています。お客様と一緒になってメンテナンスを考える弊社・中田工務店の10年目点検。15年点検の実施は現在のところ、まだ正式には決まっていませんが、今もこれからも地元に根付いている工務店でありたいと、点検スタッフのひとりとしていつも考えています。