ビニール製の壁クロスが経年変化等によって弾性が固くなってくることで下地の動き(湿度変化による木部の伸縮)に追随できなくなってジョイント部分にヒビ割れ現象が発生したものと思われます。
[居室]
点検ブログ
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【折れ戸の異音】2014年6月17日(月)お家の点検10年目(立山町H邸)
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【床材の変色】2014年6月17日(月)お家の点検10年目(立山町H邸)
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【床下点検】2014年6月17日(月)お家の点検10年目(立山町H邸)
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【トイレ】2014年6月17日(月)お家の点検10年目(立山町H邸)
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【お家の10年目点検の信憑性?】2014年6月17日(月)お家の点検10年目(立山町H邸)
10年目点検を実際にやっている・やってきたという実績からの自信と言葉の重み。
お客様への最終確認の際の点検現場事例の引用。10年目点検を実際にしている・していない(実施予定)ではお客様に伝えられる・引用できる事例の信憑性・真実味はかなり違ってくると思っています。
ひと昔前、弊社の5年目点検が軌道に乗り始めたことで私自身が意気揚々としていましたが、来るべき10年目点検が実施予定だった頃を思い出すと、「定期点検をしています」と言うのは時期早々だったのかも・・・と今さらながら気恥ずかしさもあります。
「建築後10年目」という断片的な時期の点検現場。検査をする点検スタッフは経験的知識が豊富にあるので、言葉に重みがありますが、当時の私は机上の空論だったかもしれません。
しかしながら、少しずつ10年目点検が軌道に乗ってきた今、5年目・2年目・1年目の定期点検へ向かう気持ちが非常に軽くなってきたと感じています。
「中田工務店で建てて良かった」と実感して頂けるよう、定期点検の現場をより充実させねば・・・と気持ちを新たにしています。 -
【Y邸の紹介/オシャレ感の先取り♪】2014年5月30日(金)お家の点検10年目(富山市Y邸)
2014年5月30日(金)お家の点検10年目(富山市Y邸)
所要時間 9:40~11:48 晴れ
スタッフ 前根、渡辺
【Y邸の紹介/オシャレ感の先取り♪】
天井に配してあるのはアンティークビーム(擬木)という古びた木材に似せた部材です。本物の古木ではないのですが、シッカリと風情が感じられる一品ですし、オシャレな店舗にも数多く採用されています。木製サッシが薄っすらと見える窓、アイアン製のカーテンレール、そして腰壁仕様等々。10年経った今でも新築当時の美しさが今なお保たれていますし、それ以上かもしれません。
壁は塗り壁です。無垢材の室内ドアとの調和が見事にマッチしており、ガラス入りという仕様がオシャレ度をアップさせています。輸入の洗面化粧台もカランがステキですよね♪
定期的に欠かさず防水塗装されている無垢の玄関ドア。ドアの外側は内側に比べると少し色あせてはいますが、重厚感のある自然な感じを好まれるお客様にとっては是非とも新築のお家に取り入れたいアイテムのひとつですよね。
玄関の間取りや定期的なメンテナンス等によって、10年という長い歳月を経過した今でも雨水による表面や底部の腐蝕等から回避されて、美しい姿を今もこれからも保ち続けると思われます。
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【点検枡】2014年5月30日(金)お家の点検10年目(富山市Y邸)
[雨水枡]
雨水枡の点検を実施。泥等の溜まりは少なく特に異常はありません。
[建物右面/北西側]
[建物右面/南西側] [建物左面/南東側]
[汚水枡]
点検を実施。白い油脂等が少し溜まっていました。
[建物正面/北側/浴室・洗面化粧台等]
どのお客様も汚水枡に溜まっている白い油脂等を見られると驚かれます。「お掃除しなきゃイケナイ?」と衝動に不安に駆られて?点検スタッフと一緒になってお手入れされるお客様もいらっしゃいます。
今回もお客様の目の前で近くにあるホースをお借りして枡内を洗浄しました。
このような洗浄を定期的に実施することが排水管の詰まり防止になります。パイプスルー等の薬剤は排水口から点検枡の手前ぐらいまで距離を洗浄しますが、詰まり現象は実際に蓋を開けて手でメンテナンスしないと「いつも薬剤で排水管が詰まらないようにしている」と言われても本来の詰まり防止には難しさがあると思われます。
その横にある汚水枡(キッチン)を確認すると、白い油脂等が詰まりそうなくらいに溜まっていました。
[建物正面/北側/キッチン等]
水の勢いだけでは排水管の内壁にこびり付いた油脂等が流れにくかったので、棒で突いて剥がしながら洗浄しています。
数分程度の作業ですが、汚水枡の底部及び通気口の内部に溜まった油脂等はキレイに流されました。
お客様は「定期的に洗浄してください」と聞いても・頭で分かっていても、なかなか出来ないのが一般的。このように「キレイになった」という実感を点検スタッフと一緒に共有すると、不思議と次のお手入れに活かせると私たち点検スタッフは考えています。
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【屋根点検】2014年5月30日(金)お家の点検10年目(富山市Y邸)
屋根点検を実施。
長年の強風等の影響からか、瓦を固定しているスクリュー釘が少し浮いている状態でした。
ハンマーを屋根上まで持っていかなかったので、ドライバーの柄の部分で釘の増し打ちをしました。
谷の部分で瓦が1枚割れているのを発見。近くに小石が落ちていましたが、何らかの原因で割れたものと思われます。お客様に状態をお知らせして、シーリング剤で補修(応急処置)することをご提案。
コークガンを持って改めて屋根にのぼって、割れた箇所にシーリング剤を充填・補修しました。
これはシーリング剤がキャップの部分で固まったものです。硬そうに見えますが、実はぷにぷにして非常に弾力性があるんです。当然のことですが・・・「食べるな危険」です。
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【塗り壁のジョイント部分のヒビ割れ】2014年5月30日(金)お家の点検10年目(富山市Y邸)
Q 過去の点検の際に「塗料の弾性が効いているからヒビ割れは発生しにくい」と聞いていたが・・・。
A サイディングの表面に塗り壁調に塗装している施工(外壁は塗料に砂を混ぜて吹き付け、表面を手塗り感覚で平らにしている2層塗り)となっています。ヒビ割れ箇所は下地ボードのジョイント部分であり、下地材が湿度変化等によって伸縮することで表面に施工しているサイディングも追随して起こり得る現象(室内では壁クロスの変化に似ています)と思われます。ヒビ割れが発生しても内部には防水シートが施されているので、雨漏りの直接的な原因とまではいきません。
[建物後面/南側]
[建物右面/西側]
Q 外装の塗り替えはいくらぐらいかかるのか?
A 外装の塗り替え・上塗り等々、改装・改修の方法には何通りかあります。代表的な方法では表面の汚れを落として長持ちするように改めて塗装を施すことになると思われます。
新築から10年経ったのと今から10年経つのを比べると経年劣化(防水塗膜)が更に進んでくるので、将来的に早い段階で修繕を考えたほうが良いと思われます。既存の外壁に追加で上から塗装する「トップコート」を提案。既存面に接着剤となる処理をし、中塗りで厚めの塗装、上塗りで仕上げ塗装となります。なお、高所工事になると足場費用も入るので、防水塗膜やシーリング剤の打ち直し等は同時期に行なったほうが経済的になります。