方角(太陽光の当たり具合)による劣化進度の違い。太陽光がよく当たる西側(外側)は内側(日陰)の状態を比較すると、コーキング(シーリング)の経年変化(白く硬化)が進んでいるのが分かります。
点検ブログ
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【O邸の紹介/点検グッズの紹介】2013年10月23日(水)お家の点検5年目(富山市O邸)
2013年10月23日(水)お家の点検5年目(富山市O邸)
所要時間 13:28~14:27 晴れ
スタッフ 横窪、渡辺
【O邸の紹介/点検グッズの紹介】
玄関前に目隠し壁が配してあるお家。デザインと玄関先のプライバシー、玄関ポーチの機能を兼ね備えたオシャレな仕様です。
これは普段目にすることがない床下の様子です。実際に入ると迷路のような時もありますが、間取りを反映させながら床下の間取り(基礎伏せ)も考えられています。
小屋裏点検用の脚立(脚底にはスポンジで養生・キズ防止加工済み)、床下点検用に考案された車輪の付いたボード(床下ではうつ伏せになって移動)、手には六角レンチやカッター、ドライバーを持っています。
メンテナンスや点検に必要な道具類はホームセンターで買い揃えることができますが、ただ1つのアイテムだけは売ってなくて自作(お手製)です。何だか分かりますか?
・・・正解は床下用ボードです(笑)
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【点検枡】2013年10月23日(水)お家の点検5年目(富山市O邸)
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【屋根点検】2013年10月23日(水)お家の点検5年目(富山市O邸)
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【開き戸の擦れ】2013年10月23日(水)お家の点検5年目(富山市O邸)
Q 床にキズ(黒い跡)が付いてしまった。
A 現状を確認。開き戸の底部が少し床を擦っている状態でした。
ドアが傾く(下がる)ことによってマグネット式のドアストッパーの金物(ゴム状のもの?)が下がって床を擦っている状態だと思われます。
まずはドライバーでラッチのかみ合わせを補正してみましたが、改善できませんでした。
次に丁番を補正してみることに。この開き戸の丁番は専用の六角レンチが必要となります。お引渡し時の取扱説明書と一緒にお客様へお渡しした「工具セット」を再確認しましたが、約5年前のことであり、ハッキリと覚えておられないご様子。仮に紛失してもホームセンター等で販売されているので、今後のメンテナンス道具として購入して頂くようお願いしました。
丁番の補正の仕方によって、扉が上下・左右・奥行きへの動くことを紹介。
床に付いているキズ?汚れ?を試しに爪で擦ってみると何とか取れそうだったので、ティッシュをお借りして水も含ませながらお客様と一緒に擦ってみることになりました。
指圧(指を押し付けて擦る)によって汚れが取れてきました。左下の写真の左側に見える斑点はデジカメセンサーに付いた汚れが写ってしまいました(汗)ごめんなさい!
擦っても落としきれなかった場合の汚れは薬剤を使って頂くようお願いしました。
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【開き戸のラッチかみ合わせ】2013年10月23日(水)お家の点検5年目(富山市O邸)
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【クロスの割れ】2013年10月23日(水)お家の点検5年目(富山市O邸)
天井クロスの割れを発見。デジカメの不具合でレンズ内の汚れによるポツポツ薄い斑点がかなり目立っていますが・・・(汗)
[2階寝室]
下のほうにもヒビ割れが発生していました。湿度変化等による木製の下地やボード、クロスの伸縮等の違いによるところが主な原因となります。
13畳ある洋室。割れている箇所を見ると透明になっている状態。過去に弊社によるコークボンドを使って目立たないように補修されていた跡と思われます。クロスの保証は2年、現在は保証対象外となっています。お客様DIYで目立たないように補修することも可能ですが、もし、費用をかけて補修される場合、将来的に子供部屋等で間仕切りを作る際に補修・貼り替えされたほうが経済的になります。
[2階洋室/壁] [2階洋室/天井]
壁、天井面に隙間が見受けられました。目立たないように補修する場合は別途見積書を提示させて頂くことを説明すると、現在のままで良いことになりました。
[2階ホール]
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【小屋裏点検】2013年10月23日(水)お家の点検5年目(富山市O邸)
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【床下点検】2013年10月23日(水)お家の点検5年目(富山市O邸)
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【暖房機器/蓄暖】2013年10月23日(水)お家の点検5年目(富山市O邸)
暖房機器は蓄暖です。蓄暖は水蒸気を発生させない暖房器具なので、室内の水蒸気量がそのまま変わらずに室温だけが上昇(湿度が下がる)すると過乾燥になる傾向があります。健康を考えて加湿器を点けるご家庭もありますが、お客様宅では特に使っていないとのことでした。クロスの変化が大きくなる要因のひとつとして過乾燥もあげられています。
[LDK]
[LDK]
開き戸の底部(ドアの底部と床の間/換気用のドア底部の隙間)には透明なセロテープ状の物が貼り付けてありました。玄関ホールからLDKへの冷気の進入(隙間風)を防ぐ役割があると思われます。
[階段口]
カーテンレールが取り付けてありました。冬場には厚手のカーテンを取り付けて2階からの冷気が降りてくるのを遮断する役割があると思われます。レールの取り付け位置に工夫があり、正面は真下、横は横向きに取り付けてありました。
温度の感じ方・体感温度の違い。大小を問わず、人が集まる施設では「暑い、寒い」等、体調や体質によって寒さの感じ方が違っています。皆さんの周りにも暑がりや寒がり・・・いらっしゃると思います。
「体感温度」と検索すると、体感温度が分かる公式や汗による気化熱など、サッシからの熱の放出や表面温度、体の温度の感じ方の仕組み等々、どれがマッチする答えなのかよく分からないこともあります。
定期点検でこんな話題?と思われるかもしれませんが、お家の内外、住まいには話題がいっぱいです。