点検ブログ

  • 【コーキングの劣化】2011年6月21日(火)お家の点検5年目(富山市婦中町K邸)

    コーキングを指で押し当てて弾性を検査。現在は特に異常はありません。コーキングの保証期間は5年。建物の向き(紫外線の当たる時間等)や立地環境(遮蔽物の有無)等によって同じ施工であっても経年変化(硬化)の速さは異なってきます。
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    次のお家の点検は10年目。お客様との問答では、その頃の状態を再検査して今後の具体的な改装計画等を考えたほうが良いという結論になりました。
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  • 【外壁塗膜の経年変化(劣化)】2011年6月21日(火)お家の点検5年目(富山市婦中町K邸)

    外壁の塗膜は劣化(紫外線や雨等により)とともに耐水性が低下(含水率が増加)してきます。一般的な外壁では塗膜が劣化して防水効果が落ちてくると、手で触った時に白い粉が付く(チョーキング)現象となって表面化してきます。そのまま放置すると、雨水が外壁基材に浸入して特に冬期間の場合は破損等の原因にもなります。
    お客様宅の外壁は光触媒仕様であり、通常の塗膜よりも長持ちしますが、今回は今後の起こり得る現象についてお話しました。
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  • 【換気の必要性】2011年6月21日(火)お家の点検5年目(富山市婦中町K邸)

    お客様宅は24時間換気システムの機械換気のタイプです。各部屋の給気口から新鮮な空気が入ってくるようになっていますが、空気の流れは通常の換気扇と違って、大変ゆっくりとした速さになっているので、窓やドアを開ける換気も必要となります。
    人の出入りが少なく空気の流れが止まっている部屋の場合、季節によってはカビの発生もあるので、押入れ等を少し開けて換気(風通しを良くする)を促したほうが良いと思われます。
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    天井取り付け型の24時間換気システム。フィルターの交換は定期的に実施されているそうです。
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  • 【床下点検】2011年6月21日(火)お家の点検5年目(富山市婦中町K邸)

    Q 冬の寒い時期(蓄暖を使う時期)には床鳴りがあったが、今はしていない。
    A 床下点検を兼ねて、床鳴りがあったであろう箇所と周辺の鋼製束の増し締めを実施しました。
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    床鳴りの原因では、蓄暖をつけると室内が過乾燥になる傾向があり、木部に含まれる水分が放出されて木部が収縮(体積が少し小さくなる)する現象が起きます。床材やその下地材が縮むことで鋼製束との間に隙間が発生し、床上から踏み込む力で音が鳴る仕組みとなります。
    今の季候は湿度が高い時期。床鳴りがしないのは、下地材が木の調湿作用によって空気中の水分を吸収して膨張(体積が少し大きくなる)することで、隙間が塞がっている状態であると思われます。
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    床鳴り現象には幾つかの原因がありますが、今回は鋼製束を増し締めすることで改善される事例です。

  • 【換気計画】2011年6月21日(火)お家の点検5年目(富山市婦中町K邸)

    お家の換気計画のために下部が少し開いているリビングドア。冬期にリビングドアの下部から隙間風が入るか否かを確認したところ、今はつけていないが、隙間風防止用のスポンジを差し込んでおられたそうです。
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    リビングドアの下部が少し開いているのは、木部が季節や季候による湿度変化での伸縮対応(ドアの開けやすさ)もありますが、「計画換気」という法律に基づいて設計・施工されているためでもあります。

  • 【クロスの変化】2011年6月21日(火)お家の点検5年目(富山市婦中町K邸)

    クロスのねじれや隙間、浮き等がありました。
    [ねじれ]
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    [隙間]
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    そこで、持参しているコークボンドで目立たないように補修することになりました。
    [隙間のある状態]     [コークボンドを隙間に充填]
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    [濡れたタオルで押し当て] [ローラーで平らにする]
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    目立たなくなりました。補修完了です☆

    [膨らみのある天井クロス]
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    [カッターで切れ目を入れる][指で隙間を開く]
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    [コークボンドを充填]   [濡れタオルで強く押し込む]
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    [ローラーで平らに]
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    こちらもある程度目立たなくなりました☆

  • 【結露】2011年6月21日(火)お家の点検5年目(富山市婦中町K邸)

    Q 1階の蓄暖があるリビングでも結露が発生している。
    A お客様宅での暖房器具をお聞きすると、石油ファンヒーターは使っておられず、蓄暖とエアコンだけのようです。
    蓄暖は水蒸気を発生させない暖房器具ですが、過乾燥になる傾向があり、お客様の生活スタイル(室内干しや加湿器、呼吸等による水蒸気の発生)によって状況は様々です。
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  • 【お家のメンテナンスをDIYで】2011年6月21日(火)お家の点検5年目(富山市婦中町K邸)

    今回の5年目点検では、コークボンドを使って現象を目立たないようにするメンテナンスの見本を披露することになりました。
    砂田が脚立の脚先に養生(キズ防止兼滑り止め)しています。
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    実際にお客様の前で「現象の原因と対処方法」を説明。
    持っているのは、コークボンドやローラー、濡れタオル等々。日頃から点検現場で使い込まれている形跡は道具を見れば一目瞭然☆
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    平面図を見ながら、点検表に本日の検査結果を書いているシーン。お客様は点検スタッフの検査報告を聞いて確認、そして署名をされます。
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    最後に「住まいの管理手帳」をプレゼントしています。ページをサラサラとめくりながら、今回の点検にあった事例や対処方法、そして今後の起こり得る現象等を指差し確認。
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    これからの、長く・快適な住まいを実現・目指すには、お家の部材等の経年変化をあらかじめ知っておいて、メンテナンスにも心配りをすることが必要になってきます。
    お家のメンテをDIYで・・・と考えると、「釘と板を持って・・・」と日用大工的なちょっと古めかしい想像をしちゃいますが、本当はもっと気楽にできる作業かもしれませんね♪