点検ブログ

  • 【基礎】10月21日(火) 定期点検1年目(飛騨市T邸)

    車庫内の基礎部分にヒビ割れを発見。これは、基礎本体の表面に施してある化粧モルタルのヒビ割れと思われます。手で叩いた時の感覚で周辺の状態を調査し、外気の温度変化による表面上のヒビ割れであると確認。
    04_T_基礎_0104_T_基礎_02

    次回の2年目点検で、クロスの変化への対応も併せて補修する事をお約束。

  • 【換気システム】10月21日(火) 定期点検1年目(飛騨市T邸)

    お客様のお家は、第三種換気方式となっています。給気は自然で、排気は換気扇等を利用します。
    排気(空気交換)が目的の換気扇等の設置場所といえば、脱衣室や階段口等ですが、点検現場でのお客様宅では、経済性を考えて電源を切っている方もおられますが・・・。

    また、お部屋の壁に白い箱状の物が取り付けてあります。これが「給気は自然」の給気口で、排気の役割である換気扇から空気を外へ出す力(圧力)によって給気口から室内に外気が入ってきます。
    給気口にはONとOFFの切り替えが可能となっています。冬の寒い日はONの場合、そこから冷たい空気が入ってくるので、OFFにされる方もおられるとか・・・(泣)
    でも、窓を開けて換気をするほうが一番良い方法ですね。ただ、留守の時や夜は防犯上心配ですが・・・。
    06_T_換気システム_0106_T_換気システム_02

    換気方式って何?って思う方もおられると思いますので、ここでちょっとご説明させて頂きます。
    第一種換気とは、給排気ともに機械を使います。弊社でいうと天井取り付け型ですね。
    第二種換気とは、給気を機械で、排気は自然にする方式ですが、一般家庭では採用されていないようです。これは、精密機械を作るクリーンルームや手術室といった、常にきれいな空気を入れなければならない場所に使われるそうですね。

  • 10月21日(火) 定期点検5年目(砺波市N邸)

    10月21日(火) 定期点検5年目(砺波市N邸)
    所要時間 10:25~12:50 晴れ
    スタッフ 宮本、舘、常務、渡辺
    協力業者 同行なし

    【N邸の特徴】
    真っ白な外壁がステキな和風2世帯住宅であるお家。お客様のお家の雰囲気が似ているので思わず実家に帰りたくなっちゃいました・・・(泣)
    どこのお家にでも「いつかは使うかもしれない」って大事にとってある、資源ごみになりそうな物があると思います。それを上手に利用してお家の劣化を防ぐ等、色々な工夫が見られました☆
    また雪見障子があったりと改めて日本家屋の良さを実感しました。

  • 【付け柱】10月21日(火) 定期点検5年目(砺波市N邸)

    付け柱(※1)と外壁との間のコーキングの状況を確認。
    02_N_付け柱_0102_N_付け柱_02

    ※1 付け柱とは、構造上は必要の無い柱ですが、デザイン性の為に取り付ける柱のようです。石貼りやレンガ貼りの壁面とかに付けられた柱もありますね。今回のお家は、本物の木を使っています。

    付け柱付近の外壁の塗装面には湿度変化や自然環境によるヒビ割れが発生していました。
    そこで、設計士(一級建築士)の舘と一緒に、付け柱のコーキングの切れとが関連して将来的に起こり得る事例を調査・検討。
    02_N_付け柱_0302_N_付け柱_04

    建物の付け柱が季節の湿度変化により伸縮し、弾力性のあるコーキングが自然環境(紫外線や風雨等)による経年変化等で硬化して切れてきている状態。
    また、雨水が外壁の塗装面のヒビ(下地にあるジョイント部分のコーキングが経年変化等によって切れている)割れを伝って付け柱の裏側に浸入し、将来的に柱が腐食したり、柱と外壁の接合部分から漏水の可能性があるかもしれない状態。
    お客様へデジカメ画像をお見せしながら説明しました。
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    補修方法は、既存のコーキングを外して、再度コーキング処理を施す事になります。後日、見積書を提示する事をお約束。

  • 【雨水枡】10月21日(火) 定期点検5年目(砺波市N邸)

    全ての雨水枡を開けて状況を確認。底部に泥が溜まっているのを発見しました。溜まり過ぎると詰まりの原因になる為、手ですくい上げて状況を改善。
    お客様は今まで開けられた事がないようで、泥の量に驚かれていました。
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    約5年間で雨樋に溜まった土等が雨水と一緒に流れ出たものと思われます。
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  • 【汚水枡】10月21日(火) 定期点検5年目(砺波市N邸)

    全ての汚水枡を開けて状況を確認。風呂場からの排水が流れ出る枡の内部に異物(何かは不明)を発見。
    04_N_汚水枡_0104_N_汚水枡_02

    そこで、同行していた舘に風呂場から水を流すように依頼。投光器を用意し、異物の流れる経過を注視。
    水と一緒に流れ去った為、状況は改善されました。
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  • 【外壁のヒビ割れ】10月21日(火) 定期点検5年目(砺波市N邸)

    Q 後面に遠目で分かるヒビ割れが数箇所ある。どうしてなのか?
    A 現状を確認。この外壁については、設計当時に「一面を一枚の壁に見せたい」というお客様や設計士の趣旨があったと思われます。この面は日差しが当りやすい箇所。
    下地材である木部が湿度変化により伸縮することで塗装の下にあるサイディングも動きます。
    そして紫外線等による経年変化(劣化)等でジョイント部分のパテが切れて(塗装も切れる)きたものと思われます。
    05_N_外壁_0105_N_外壁_02

    ここで、他のジョイント部分について注視。遠目からは分かりにくいのですが、近くで見ると、今後、ヒビ割れが目立つようになる箇所があると指差し確認。
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    仮に今回、補修を施しても周囲との調色は自然環境による経年変化(紫外線等による変化や汚れ等)に合わせる事となりますが、職人でさえも色を合わせるのは困難と言われています。
    逆に補修跡(新旧施工の差)が目立つ可能性もあるようですね。
    補修には費用がかかりますので、お客様はしばらく様子を見るとのお返事でした。
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    補修方法は、既存のパテ(※2)を外して、カッターで隙間を開けて、新たにパテ処理と調色をしながらのタッチアップ塗装(※3)になります。図を描いて説明しました。
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    ただし、今回補修しても、このヒビ割れ現象は、部材の耐用年数や自然環境等によるところが大きいので、数年後にも発生することもあります。
    お家のメンテナンスって、自然との闘いみたいな感じで難しいですね。

    ※2 パテとは、ヘラを使って、壁の穴やヒビ割れの箇所を埋めたり(詰めたり)、欠けている部分を平らにします。クロス屋さんや塗装屋さんが「パテ補修」をされますね。傷口に補修すると内部から表面まで硬さが同じになります。
    今回の事例は、外壁材同士の継ぎ目を埋めて平らにする事となります。
    コーキング(シーリング)とは、ヒビ割れや隙間を埋めて、防水性・気密性を目的とします。
    材料にはアクリルやウレタン、シリコン系があり、種類によって施工箇所や用途が違うようです。コーキングでヒビ割れを埋める場合、内部は柔らかく、表面は硬くなりますが、経年変化等で表面が沈み、目地が見えることもあるそうです。

    ※3 タッチアップ塗装とは、かすれている部分等を刷毛(ハケ)等で塗装することです。