Q クローゼットの開け閉めはどうですか?
A 問題ありません。
まだ5年目なので、普通に開け閉めしている分には問題がないと思われます。折れ戸の場合、軸の部分が少し弱いので、これから年月が経過すると金具を交換する必要があるかもしれません。
お家って、建てた後、何も手を掛けなくても良いって言う訳ではありません。車(お肌も☆)だってそう。走行距離によって消耗部品の交換もあれば、青空駐車の場合は、塗装面に劣化が起こってきます。
ただ、車内で生活している訳ではないので、そんなに汚れる事はありませんが・・・。
お家って、いろんな部材や機器等が集まって構成されており、各々に耐用年数もあります。
外部では、温度や湿度、風雨や紫外線等の厳しい自然環境にさらされます。内部では、使い勝手や使用頻度、水蒸気の発生等があります。新品の部材や施工であっても、年月の経過とともに経年変化(劣化)が進んできます。
この経年変化等の進行を遅らせる、鈍らせる方法として、ワックスをかけて塗膜を作る事で新品同様の風合いを持たせたり、ドライバーや潤滑油等で調整する事で壊れるのを防いだり、等々があります。
大切なご家族が住まわれてるお家。いつまでも大事にしたいですね☆
9月27日(土) 定期点検1年目(富山市Y邸)
所要時間 13:30~14:45 晴れ
スタッフ 大矢、永原、川上
協力業者 同行なし
【Y邸の特徴】
Y邸は、ご主人が建築業に携っている方で、お家の中にも色んな工夫や作品がいっぱいありました。
20代の若いご夫婦ですが、畳ルームで円卓が食卓♪やっぱり、日本人は畳と円卓ですね。確か昔・・・お茶の間劇場って番組もあったりとか♪古き良き時代を思い起こします。
また、屋上もあって、楽しいお家でした☆
お客様宅は、第3種の換気システムとなっています。
給気口はあるのですが、私の機械設置型(第1種換気システム)のイメージが強くて、通路の天井をあちこちと探し回りました(笑)
ここで、どうして換気システムが必要なのか?を、建築基準法で定められているらしいので、ちょっと調べてみました。
昔の住宅は、隙間風が入ってきて自然に換気ができたので、あえて換気する必要はなく、また昔の家には土壁や木、紙等の自然素材が採用されていました。
でも、今日の住宅では気密性が高く、空気の入れ替えが自然にできなくなってきているそうです。
生活用品にも化学物質が多く使われており、スプレー缶や芳香剤等々、そしてハウスダストもあり、家族が健康に暮らすには、24時間ずっとの間、発散・浮遊している室内の汚染物質を取り除く為に、24時間の換気システムの必要性が出てきたということです。
ちなみに、ヒト一人が呼吸するだけでも約1.2㎥/時間の消費量で、体臭や生活臭、室内のホコリ、燃焼による水蒸気の発生等を考えると、衛生上は約30㎥/時間が望ましいと言われているそうです。
ご主人は住宅の特徴をよくご存知のせいか、様々な箇所に心を配っておられるご様子でした。
ご夫婦から「是非とも今後も定期的な点検を実施して欲しい」とのお言葉が胸に響きました。
今回は1年目点検。その後、2年目、5年目と続いていきます。弊社の場合、「営業、設計、工事、総務」と4名体制でお客様宅を伺っております。大人数で押しかけて、ご迷惑に思っておられるお客様、ごめんなさい(汗)
一応、配役してあるんですよ。工事は点検。設計は図面への記録。総務は点検の記録、営業はお客様への心配り等々。
そしてお客様への説明では、最後に点検表との照会とメンテナンスのご案内は、工事。最後に控えをお客様にお渡ししています。
お客様宅で発見したマンホール。富山市は鱒の寿司・・・じゃなく、鱒(マス)です。世の中には、マンホールを魚拓みたいにしてコレクションしている方もいるとか・・・