Q 開閉しにくい時がある。
A 現状を確認。ガラスが中に入っている仕様の場合、重さや使用頻度等で下がる(傾く)ことがあります。ドライバーでドアの丁番を(奥行きや上下)調整し、現状を改善。
点検ブログ
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【引き戸】12月12日(金) 定期点検5年目(富山市M邸)
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【開き戸(2階子供室)】12月12日(金) 定期点検5年目(富山市M邸)
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【開き戸の擦れ】12月11日(木) 定期点検1年目(富山市H邸)
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【引き戸(襖/ふすま)の開閉】11月17日(月) 定期点検5年目(富山市K邸)
Q 襖の開閉がしにくくなることもある。
A 現状を確認。お客様宅の襖は、太鼓張り襖(※4)で、高さの調整ができない仕様となっています。季節によっては、鴨居が下に下がってきて開閉がしにくいことがあると思います。特に冬場は気温が下がることで湿度が高くなり、木材が湿気を吸って膨張している状態。その時は、軽く鴨居を押し上げながら、開閉すると良いそうですね。
また、襖同士が室内湿度(襖と接する2つの部屋)によって、開閉しにくい現象もあります。
例えば、和室や座敷とリビングとの間の襖ですね。
(参考/2008年6月4日富山市婦中町T邸1年目点検、和室の引き戸)ほかに弊社の過去の資料を探してみると、こんな2つの事例がありました。
まずは1つ目の事例です。
Q 閉まりにくくなった。
A 現状を確認。元の状態に戻す場合は、現在の湿度の環境(リビングと和室)をひっくり返すことはできませんので、襖を取り外して立て掛けて置くことをお勧めしました。
立て掛けておくことで、襖の両面が同じ湿度の環境になり、反りが無くなります。
(参考/2006年2月13日富山市Y邸2年目点検、過去資料より抜粋)2つ目の事例です。
Q 引き戸の開閉時に異音がする。
A 現状を確認。シリコンスプレーを溝に吹き付けて、滑りを滑らかにしました。(参考/2006年11月22日富山市婦中町O邸2年目点検、過去資料より抜粋)
(参考/2008年10月21日射水市M邸1年目点検、リビングドア)木製建具は、温度による湿度差(気温と湿気との関係)が一番影響を受けるようですね。
湿度差で考えると、季節(床下の通気等)や生活スタイルによる湿度変化との関係ですね。
(参考/2008年6月4日富山市婦中町T邸1年目点検、生活スタイルって一体・・・)
(参考/2008年9月14日富山市婦中町W邸1年目点検、生活スタイルと室内建具)これを防ぐには、内と外の湿度差(環境)を抑えることが良いのですが、室内では快適に過ごしたいですから、真夏は冷房、真冬は暖房(機器は様々)等で、体感気温が最適になるように自然に逆らって調整していますね。それに伴ない室内の湿度(水蒸気量)が変化します。
以上が「立て掛ける」や「シリコンスプレー」という方法です。
それでも改善されない場合は、引き戸の戸首をカンナやペーパーで当たる部分を削る方法を取ります。また、ネットで探してみると様々な方法があるようですね。
「反り」防止対策として、シリコンスプレー(潤滑性、防錆性、耐熱性、耐水性あり)を吹き付ける前に「ニス」等を塗布して効果を試してみる方法。でも、DIYではかなり難しそうです。簡単な「反り」対策ですが、襖を少し開けて風通しを良くすることで、湿度差を少なくさせる方法もありますね。手間はかかりませんが、開けっ放しがちょっと気になる方は不向きかもしれません(汗)。
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【開き戸】11月16日(日) 定期点検5年目(富山市Y邸)
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【開き戸】11月16日(日) 定期点検5年目(富山市Y邸)
Q 子供たちがドアを開ける時にノブに体重を掛ける事があり、ドアを開閉する際に上部の丁番が傾いて引っ掛っている感じがする。
A 現状を確認。ドライバーで調整ネジを回しながら、開閉の具合を数回確認。お子様の体重であっても、使い続けるうちに丁番が少しずつ変形してきたものと思われます。
また、ガラスが入った仕様は、使用頻度や使い勝手等で戸先が下がる傾向もあります。この上部の丁番が少し変形しているので、ドアを調整するにも限界が出ている事を説明。
今回の改善では、開閉の際の違和感を無くす為に、ドアの傾きを「左斜め下」へ最大限の調整を施しました。ドアの開閉にも異常はなく、戸先が床に擦ることも無い事をお客様に確認して頂きました。
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【開き戸の異音】11月16日(日) 定期点検2年目(富山市S邸)
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【開き戸】10月20日(月) 定期点検5年目(富山市Y邸)
Q ノブが戻らなくなる時がある。
A 現状を確認。内部のバネの構造が経年変化(使用頻度や使い勝手等)によって、磨耗していると思われます。ノブが正常に戻らなくても、きちんと戻す事が大事。バネが伸びた(ノブを引いた)状態のままにすると戻らなくなってしまう事もあります。戻らない場合、交換が必要となりますが、交換費用を考えると使えるうちは使ったほうが良いですね☆
なお、費用は、ノブを2基変える必要があり、約1万円になります。Q 季節によって、ドアが引っ掛かる時がある。今は大丈夫であるが・・・
A 現状を確認。お洒落な輸入ドアです。内部にガラスが入っている仕様の場合、重みでドアの底部が下がってくる事例です。戸先と床とが擦れると考えられる位置を調査。今は乾燥気味の気候。木部に含まれる水分が放出される事でやや縮んでいる時期。底部を目視すると床との間がほとんどない状態でもありました。
床は無垢のフローリング。無垢材の特徴として、自然な色合いや感触が魅力的ですが、室内の湿度変化によって伸縮を繰り返し、隙間等が発生します。
施工では、伸縮を考えて床材の間隔は葉書1枚程度の広さを取っていますが、それぞれの床材ごとに性質も少し違っています。双方が膨張した場合、少し床が浮き上がる事もあります。このドアは3次元丁番のように前後に動かせるタイプではなく、2次元丁番ですので、上下にのみ調整が可能となっています。現状を改善すべく丁番のビスの増し締めを実施。
今後はDIYでも直せるよう、今回の現象の仕組みと対処方法を丁寧にお伝えしました。左が戸先の部分、右が軸の部分です。
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【玄関ドア】9月22日(月) 定期点検5年目(砺波市M邸)
Q ドアノブが緩んでいる。
A 現状を確認。質感のある輸入木製ドアです。ドライバーで調整してみましたが、改善されませんでした。Q 鍵が抜けなくなることもある。
A 現状を確認。鉛筆の芯(黒鉛/2008年2月16日、富山市K邸2年目点検)を鍵に添えて、鍵を鍵穴に抜き差ししながら、激しく十数回前後に動かして現状を改善。ここで、お客様へ鍵を濡らさないようにお願いしました。濡れたままの鍵を使った場合、鍵の内部構造が錆びる可能性があります。
また、滑りを良くする為にスプレーを用いる方法もありますが、油分にホコリが付着して、鍵が詰まる原因にもなります。
丁番に少し異音があったので、スプレーを注入して滑りを良くしました。最後にドアクローザーを調整して完了です。油圧式ですので、ちょっとした回し方でも大きく変わってしまいます。数ミリ単位での調整となります。
実は、最初に3~4ミリ回しました。すると・・・「バタ~ン!!」と大音量で強く閉まりました(笑)