Q 2階の床で、きしみの原因って何?
A きしみの原因は、一般的には、床材を構成する合板内の糊部分に隙間が発生して、そこに体重がかかることで音が出ます。
補修方法では、1階の場合は、床下から鋼製束を調整する事で改善されますが、2階の場合は、床上から細い釘(隠し釘)を打って対処します。
Q ドアノブが緩んでいる。
A 現状を確認。質感のある輸入木製ドアです。ドライバーで調整してみましたが、改善されませんでした。
Q 鍵が抜けなくなることもある。
A 現状を確認。鉛筆の芯(黒鉛/2008年2月16日、富山市K邸2年目点検)を鍵に添えて、鍵を鍵穴に抜き差ししながら、激しく十数回前後に動かして現状を改善。
ここで、お客様へ鍵を濡らさないようにお願いしました。濡れたままの鍵を使った場合、鍵の内部構造が錆びる可能性があります。
また、滑りを良くする為にスプレーを用いる方法もありますが、油分にホコリが付着して、鍵が詰まる原因にもなります。
丁番に少し異音があったので、スプレーを注入して滑りを良くしました。
最後にドアクローザーを調整して完了です。油圧式ですので、ちょっとした回し方でも大きく変わってしまいます。数ミリ単位での調整となります。
実は、最初に3~4ミリ回しました。すると・・・「バタ~ン!!」と大音量で強く閉まりました(笑)
お家は約5年が経過すると、外部の場合はお家の立地や周辺環境もありますが、太陽の紫外線や風雨、気温等で経年変化等が起こり、コーキングが切れたりします。
また、内部は、使い勝手や使用頻度による磨耗、生活スタイル(水蒸気の発生)による室内湿度等で経年変化等が起こり、下地材と壁や天井クロス等の伸縮、建具の変化、丁番の異音等々、状況は様々です。
お家は、お客様が住んで生活されている大切な空間。一番大切な場所だからこそ、部材の少しの変化に気づかれると思います。
ちょっとした現象を早期に発見し、僅かな費用と労力でメンテナンスをすることが、部材をより長持ちさせる秘訣となります。その「ちょっとした」感性と弊社スタッフからのメンテナンスの指導が一緒になることで、大事なお客様のお家が守れると信じています☆
9月10日(水) 定期点検2年目(富山市S邸)
所要時間 10:00~11:50 晴れ
スタッフ 宮本、岩見、厚村
協力業者 同行なし
【S邸の特徴】
宿泊施設でもあるS邸。シーズンになると大勢のお客様で賑わっています。お客様の目線に立った奥様の配慮が行き届いたお掃除。お客様の事を考えての内装の変更、新調をしていらっしゃる姿に感動します。是非とも一度は行ってみたいです。