点検ブログ

  • 【クッションフロアの変色】2014年10月20日(月)お家の点検5年目(高岡市A邸)

    Q 数年前からフロアが変色してきた。
    [洗面脱衣室]
    06_TA05_クッションフロア変色_01 06_TA05_クッションフロア変色_02

    現状を確認。整髪剤や化粧水等の薬品による変色が考えられたのですが、お客様にお聞きしても心当たりは無いとのことでした。
    06_TA05_クッションフロア変色_03 06_TA05_クッションフロア変色_04

    床下からの斑点(手でなぞるとブツブツしている)や床上からの圧力?荷重?によってシミのような跡ができていました。
    06_TA05_クッションフロア変色_05 06_TA05_クッションフロア変色_06

    次に洗面化粧台からの水漏れ・排水管からの逆流の有無を検査。下の扉を開けて配管周囲にある小物をずらしました。
    06_TA05_クッションフロア変色_07 06_TA05_クッションフロア変色_08

    懐中電灯を照らして内部を検査すると、床下から出ている受け用の排水管の周囲が濡れているのを発見。給水管からの水漏れが考えられました。
    06_TA05_クッションフロア変色_09 06_TA05_クッションフロア変色_10

    給水管(右側は水)の周囲が濡れている状態。バルブを締めたのですが、僅かな水漏れは止まりませんでした。漏水によって床下のコンパネが濡れて上に貼ってあるクッションフロアを裏の生地から変化させたものと思われます。
    06_TA05_クッションフロア変色_11 06_TA05_クッションフロア変色_12

    今回は道具箱を持参していなかったのですが、急遽お客様からお借りして、銅管から漏れていた箇所を増し締めして応急処置(仮復旧)しました。
    06_TA05_クッションフロア変色_13 06_TA05_クッションフロア変色_14

    最後に水道水を出して給水管(水)の銅管部分からの水漏れが無いことを確認。給水管からの水漏れ現象には幾つかの原因はあるようなのですが、今回は弊社負担で洗面化粧台のコンパネや床下、クッションフロアの取替えをすることになりました。
    06_TA05_クッションフロア変色_15 06_TA05_クッションフロア変色_16

    今回の現象は引渡し当初(5年前)からの水漏れなのかどうか分かりませんが、2年目点検の床下検査では特に異常はありませんでした。何らかの原因によって数年前(2年目点検以降)からクッションフロアに徐々に現れてきたものと思われます。今回のことがあって、以降の点検からは洗面化粧台やキッチンの給水管からの水漏れ検査を徹底することになりました。起こり得る現象を知ることで早期発見が大事と実感させられた事例です。
    06_TA05_クッションフロア変色_17 06_TA05_クッションフロア変色_18

  • 【床下点検/水漏れ発見】2014年8月6日(水)お家の点検10年目(富山市S邸)

    床下点検をすべく点検口の蓋を取ろうとしましたが、周囲の無垢の床材が湿度等の影響で膨張しているせいか、ドライバーやハンマーでこじ開けようにも開きません。開かないからと言って床下点検をしない訳にもいかないので、枠材に多少のキズが残ることを事前に了承を頂き、やっとのことで開きました。
    08_TS10_床下点検_01 08_TS10_床下点検_02 08_TS10_床下点検_03

    食洗機からの排水管が何らかの拍子にずれてしまったのか、排水が床下に漏れているのを発見。
    08_TS10_床下点検_04 08_TS10_床下点検_05

    応急処置として排水管をテーピングして下から配管を支える為のブロックを床下に持ち込みました。今回は応急処置ではありましたが、対処した跡の状態をデジカメ画像でお客様に説明しました。
    08_TS10_床下点検_06 08_TS10_床下点検_07 08_TS10_床下点検_08

  • 【カランの傾き】2014年5月30日(金)お家の点検10年目(富山市Y邸)

    Q カランが少し前かがみになってしまった。

    A 現状を確認。下の収納から覗いてみましたが、支柱が傾いている様子でした。給水管なので下手に動かしすぎると水漏れの事例もあります。

    [キッチン]

    07_KY10_カラン_01 07_KY10_カラン_02

     今すぐには対処は必要ないとのことだったので、後日メーカーの専門業者に依頼することをお約束。

    07_KY10_カラン_03 07_KY10_カラン_04

  • 【トイレのタンク内で水が漏れている音がする】2014年5月30日(金)お家の点検10年目(富山市Y邸)

    Q タンク内で水がポタポタと漏れている音が気になる。

    A まずはタンクを覆っている陶器製のカバーを取り外して内部の状態を確認。

    [1階トイレ]

    09_KY10_トイレタンク_01 09_KY10_トイレタンク_02

     水を貯めるゴム製のフロートや配管の周囲が経年変化等でヌルヌルになっている状態でした。これまでの点検現場でも同様の事例があり、原因は「市販されているタンクに置くだけタイプの薬剤・芳香剤」であることを紹介しながら、指で周囲を掃除、配管の位置を補正することで改善されました。

    09_KY10_トイレタンク_03 09_KY10_トイレタンク_04

     だからと言って、薬剤・芳香剤・洗浄剤等を使わないと日頃のお手入れが大変になります。「使わない」ではなく、「使いながら起こり得る現象を知って頂くこと」がメンテナンスとしての大きな目的でもあると考えています。

  • 【10年目点検後の突然のご依頼/もうすぐ10年目点検を迎える近所のお客様】2014年5月16日(金)お家の点検10年目(富山市M邸)

    Q トイレの水がチョロチョロ出ている。水がもったいないわけではないが、すぐに見て欲しい。

    A 現状を確認。もうすぐ10年目点検を迎えられるお客様宅でのトイレの不具合です。新築から約10年経過すると、トイレタンクの中もお手入れの必要がでてきます。

    19_MM10_トイレ水漏れ_01 19_MM10_トイレ水漏れ_02 19_MM10_トイレ水漏れ_03

     [トイレの水が流れる仕組みを再確認]

    19_MM10_トイレ水漏れ_04 19_MM10_トイレ水漏れ_05 19_MM10_トイレ水漏れ_06

     黒い水が出てきました。これはタンク内のゴム管の劣化・その周りに付着していた薬剤もあると思われます。タオルでキレイに拭き取っています。

    19_MM10_トイレ水漏れ_07 19_MM10_トイレ水漏れ_08 19_MM10_トイレ水漏れ_09

     試行錯誤しながらですが、ようやくキレイな水が流れるようになりました。濡れた便器周りもタオルで丁寧に拭き取って補修作業完了。気になっていた水の音も解消されました。

    原因は長年にわたるゴム管の経年変化や薬剤・芳香剤によるゴム管への影響もあるかと思われます。

    お客様に原因を知って頂くことで定期的なメンテナンスの必要性を理解して頂きました。

    19_MM10_トイレ水漏れ_10 19_MM10_トイレ水漏れ_11 19_MM10_トイレ水漏れ_12

  • 【雨樋のオーバーフロー】2013年11月30日(土)お家の点検1年目(高岡市S邸)

    Q 豪雨の時に雨樋から雨水が溢れている。溢れないようにすることはできるのか?

    A 現状を確認。屋根の「谷」は雨が集中する箇所。オーバーフローするのは仕方が無い現象とも思われます。積雪の多い北陸仕様の場合、屋根雪の落下で雨樋が破損しないように少し内側に設置されていることも紹介して、現在の施工をご理解頂きました。

    05_MS01_雨樋_01 05_MS01_雨樋_02

  • 【雨樋から雨水が溢れてくる(オーバーフローする)】2012年11月10日(土)お家の点検1年目(富山市H邸)

    Q 雨樋から雨水が溢れてくる。
    A 図面と照らし合わせながら施工状態・その後の様子を再確認。
    [建物正面/東側]
    04_MH01_雨樋の雨水が溢れる_01.jpg04_MH01_雨樋の雨水が溢れる_02.jpg

    両サイドにある縦樋への排水バランスを考えると、横樋の傾きを内側(右側)よりも外側(左側)にしたほうが良かったと思われます。オーバーフローする縦樋の状態(傾き)を確認すると、上からの排水出口と下の横樋で受ける間隔がとても狭い状態であり、これが主な原因となっているようです。後日、瓦屋さんと同行して改善することをお約束。
    04_MH01_雨樋の雨水が溢れる_03.jpg04_MH01_雨樋の雨水が溢れる_04.jpg