まずはドライバーでドアクローザーの調整。現場経験を積んだスタッフでさえも微調整するのが難しく、何度も確認しながら調整していました。
最後にデッドボルト(鍵が出てくる部分)の滑りも良くさせました。
(参考/2009年5月9日富山市S邸5年目点検、玄関ドア)
ドアの開閉速度が速かったので、ドライバーでドアクローザー(※1)を調整。
調整方法はドアクローザーに貼ってありますが、よく分からないと思います。いずれ、お客様ご自身で調整(※3)できるように解説しました。
※1 ドアクローザーの役割には「ドアを自動で閉める」、「閉まる直前は、ゆっくり閉めることで指等を挟まないようにする」という安全装置のような働きがあります。
このクローザーは油圧式(※2)です。年月の経過や季節(特に夏と冬)の気温の変化等に
よって中に封入されている油の状態が変化する為、調整する事が必要となってきます。
※2 閉まる時の速さ・勢いを抑えてくれる装置に封入されている油です。
(参考/ドアクローザーとは?http://manmarry.com/door/より抜粋)
※3 今回は2バルブ型の仕様。(他に1や3バルブ型があります)。それぞれが調整ネジの数で違っています。2バルブ型の場合、第1速度(A)と第2速度(B)とに分かれており、Aは閉まり始めから閉まる間際(全体の軌道の8割)まで、Bは閉まる間際から閉まる(残りの2割)までの距離となっています。
(参考/エクステリアの豆知識http://www.tesshi-e.com/genkan_tyousei.htmlより抜粋)
時計回りに回すと閉じる速度は遅くなり、反時計回りの場合は速くなります。DIYで調整する時はドライバーで回す?回転?させる目安は数ミリ程度なので、回し過ぎには注意して下さい。
また、調整方法が書かれているシールは、ほとんどの建具(数年前から?)に貼られていると思います。
探してみるのも良いかもしれませんね。
玄関ドアを全開にすると外壁に取っ手が当たってしまう状態を確認。
外壁や取っ手(メッキ部分)の一部が剥がれていました。後日、キズ防止の為にドアストッパーを取り付ける事をお約束。
2月26日の施工の様子。まずはドリルにテープを巻いています。これは、ストッパーの寸法通りの深さにしないと固定できないので、目安となるようにしています。
スケールでドアの軌道等を測り、施工場所を鉛筆で目印。タイルに穴を開けると割れてしまうので、目地にポイントを当てています。
穴の中に溜まっているモルタルのクズをスポイト状の器具で空気を送り込んで外へ排出させます。
お客様曰く、「引越し後、1年経った今でも、訪ねてくる方に「木の香りがする」って言われる」と。
玄関ドアを開けて、すぐに「木」をふんだんに使っているのが分かるお家仕様です☆
木の匂い・・・良いですね☆ドアのガラス面から差し込む光がまるで「木漏れ日」のよう。何だか、木の香りって落ち着きますよね。心に安らぎを感じる瞬間です。
お客様は、弊社からお渡ししてあるオイル系のワックスをご主人が定期的に塗布しておられるそうです。
定期的に表面(底部の部分もお忘れなく)に塗ることで、耐候性が高くなり、紫外線や風雨等による変色や劣化を防止できます。
また、玄関付近の壁には自然素材の珪藻土が使われています。ランダムな塗り方がさらに良い雰囲気を醸し出しています☆
珪藻土には調湿効果もありますので、湿気の多い富山の気候にはピッタリだと思われます。