点検ブログ
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【終わりに・・・】7月23日(水) 定期点検2年目(富山市O邸)
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6月4日(水) 定期点検1年目(富山市婦中町T邸)
6月4日(水) 定期点検1年目(富山市婦中町T邸)
所要時間 10:00~10:37 晴れ
スタッフ 石丸、常務、岩見、渡辺
協力業者 同行なし【T邸の特徴】
大通りから1本はずれた所に建っているT邸。注文住宅で、色んな箇所にこだわりがあります。
隠れた所にある勝手口は遊び心をくすぐりますし、吹き抜けのリビングには心地良い開放感が漂っていました。【お誕生日】
引越しされて1年目のお誕生日のお花です~♪でも・・・1年目点検の時期が遅くなったので正確には・・・1年ちょっとです(笑)【ポーチの隙間】
Q 隙間が開いてきました。
A 現状を確認。「宿命」とも言われている、コンクリートの気温による膨張や伸縮による隙間です。
強度には全く影響無いのですが、見栄えが気になるご様子。目立たないように補修する事をお約束。【虫】
お家の後ろ側での出来事。
Q 虫が多いですね。こんな風に・・・
A 現状を確認。たくさんの蚊の死骸が網戸に引っ掛かっていました。周囲を見渡すと近くに農業用水、お隣は空き地。小さな虫が発生しやすい環境ですね。【クロスの隙間】
玄関吹き抜けのクロスの状況を確認。外壁側のコーナー部分に隙間がありました。外壁側は特に木部の伸縮が大きいので起こりやすい現象です。後日、目立たないようにコークボンドで補修する事をお約束。全室のクロスの施工は、天井目透かし仕様となっています。天井と壁との間がキレイに見えますね。
【和室の引き戸】
Q 一時期、両手でも開きにくい頃があった。
A 現状を確認。リビング(下図の左側)と和室の湿度の違いで起こる木部の伸縮現象であると思われます。お客様宅では冬の間は暖房効率を考えて閉めておられます。リビング側は蓄熱式電気暖房機とエアコンで湿度が低くなり、引き戸の木部が乾燥して縮むことで起こる「反り」、逆に和室側は湿度が高いことによる「伸び」となり、当時は開閉しにくくなったものと考えられます。
今回、引き戸の調整を提案しましたが、四季での室内湿度(生活スタイル)の変化が原因である為、みんなで協議。開閉に支障がない今の状態を調整すると、再度不具合が発生する可能性もありますので、2年目点検まで様子を見る事になりました。
【床鳴り】
Q ソファの下で床鳴りがします。
A 現状を確認。四季の湿度の変化が原因で木部とそれを支える床下の鋼製束に若干の隙間が出てきたものと思われます。後日、床下に潜って調整(増し締め)する事をお約束。【トイレドア】
Q ドアのロックが掛かりにくい。
A 現状を確認。丁番を調整。湿度の変化や使い勝手等でドアが若干傾いていた事が原因でした。ドライバーで調整すると同時に奥様へ改善後の状況確認と簡単なメンテの仕方を説明しました。
丁番の傾き調整での注意点。右手でドライバーを使いながら、左手の指をドアの下部の隙間に入れて指先の感触で調整具合を確認すると良いですよ。
【キッチンタイル】
Q キッチンの床はタイルですが、足元は冷たくないですか?
A 平気です。キッチンって水仕事の場所ですから床に水が落ちますよね?タイル仕様は水を弾いてくれるので、日頃のメンテ(拭き掃除)には重宝していますよ(笑)フィルターを支えているバネを外し、汚れたフィルターを取り出す。
汚れているフィルターを今回は水洗い。他には予備との交換や掃除機で吸い取る方法もあります。
濡れた雑巾で内側の汚れを落とし、水洗いしたフィルターと支えのバネを取り付け。
【生活スタイルって一体・・・】
「生活スタイル」という言葉。私なりにちょっと考えてみました。
室外環境・・・四季の湿度変化で、季節により気温と湿度が変わります。立地にも関係します。特に熱い日はドアが開けにくいとかもありますね。室内環境・・・季節に応じてヒトの手によって気温や湿度を変えています。暑さ・寒さには冷暖房をつけますね。使用する機器の種類(石油ストーブ、エアコン、電気暖房機等)やサッシの断熱性能(アルミ、樹脂、木製)等によっても異なりますが、これらが木部の伸縮を引き起こします。
また、毎日の生活習慣では調理機器(ガス、IH)ですね。それと忘れてはならないのは、家族が生活している事です。ヒトは呼吸で水蒸気を放出しています。家族数にもよりますが、一日でペットボトル数本分の水分量になるそうです。びっくりですね。
あとは・・・ドアを開け閉めする度に室内空気が動いているって事。たまにありますよね。めったに開けない部屋は空気が重い(湿度が高い?)っていうか、ジトッとしている時とか・・・。私も少しはメンテ博士に近づいたかも~♪(笑)
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4月19日(土) 定期点検2年目(富山市K邸)
4月19日(土) 定期点検2年目(富山市K邸)
所要時間 16:30~17:00 晴れ
スタッフ 石丸、広野、岩林
協力業者 同行なし【K邸の特徴】
元気な男の子がいる、カスタム仕様のK邸。1年前よりもさらに大きくなっていました。部屋中を駆け回る息子さん達。子供部屋にはおもちゃがたくさんあって、とっても楽しそうなお家でした♪【換気システム】
一般的なご家庭では24時間換気システムが1階と2階に1台ずつ設置してあります。今回のお宅ではともに電源がONでした。大半の方はメンテナンスの時以外は電源を入れっぱなしの状態ですね。
OFFにすると特に「梅雨から夏、冬の期間」は、内外の気温差と湿度との関係でダクト内に結露が発生し易くなります。結露水が溜まって室内に垂れてくることがありますので注意が必要です。
1年目点検の時に音が気になるとの事で、設定を「強→弱」に切り替えました。【隙間点検】
和室の物入れの扉に若干の隙間を発見。後日、調整する事をお約束。【小屋裏確認】
現状を確認。部屋と小屋裏の温度差が体感的に感じられ、断熱材の効果を確認しました。異常なしです。【使い勝手の確認】
インテリアコーディネーターの広野が図面と施工後の様子(使い勝手)をしっかりと確認。【終わりに・・・】
今回は、特に床鳴りもなく、壁クロスの切れ等もコークボンドで目立たなく補修されており、室内外ともに綺麗な状態でした。また、奥様はとても換気に気を使っておられるようで、点検時も各お部屋の窓を開けておられました。
現在のお家は、窓を閉め切った状態でも換気ができる仕様となっていますが、晴れた日には窓を開けて新鮮な外気を取り込むこと。これに優るものはありませんね♪あっ・・・そう言えば!1年目点検の時を思い出しました。点検時にちょうど雨が降ってきました。
スタッフが窓を閉めましょうか?とお聞きしたところ、奥様は「水滴等の汚れは拭けば取れるけど、換気をしないことによるカビとかは拭いてもなかなか取れませんよね(笑)」って。
掃除の手間を考えると・・・さすが奥様の名言です♪私も見習わなきゃ!! -
3月27日(木) 定期点検1年目(富山市婦中町Y邸)
3月27日(木) 定期点検1年目(富山市婦中町Y邸)
所要時間 14:00~15:00 晴れ
スタッフ 石丸、橋爪、長澤、川上
協力業者 同行なし【Y邸の特徴】
洋風の注文住宅のY邸。お客様のこだわりが随所に見られて、とっても素敵。小さいお子さんがいるのに上手く収納とディスプレイをされていらっしゃいました。また、こだわりの床材も年を経るにつれて味が出ており、これからまた伺う楽しみが増えました。【水溜り】
Q 玄関前に水溜りができて、晴れの日でも渇きにくいのは何故?
A 現状を確認。コンクリートの気温による膨張や収縮で若干の段差が発生したものと思われます。後日、対応する事をお約束。【塗り壁のひび割れ】
Q 外壁の塗装にひび割れを発見。家に雨水が入らないのなら良いのだが・・・
A 現状を確認。塗装材料と下地材の伸縮率の差によるものと思われます。雨水浸入等の防水等の機能的には全く問題はありませんが、見栄えの面で気になる箇所です。後日、目立たないように補修する事をお約束。【天然の床材】
無垢の床材です。1年が経過して、適度に日に焼けて、優しい色合いになっていました。やっぱり天然の素材は良いですね。奥様も嬉しそうでした♪【床のキズ】
奥様曰く「引越し当初は、子供が床にキズをつけるんじゃないかと、とっても心配でした」との事。でも今となってみれば「キズつけないように」から「仕方がない」に変わると回想(笑)
富山市婦中町のF邸やT邸もそうでした。元気なお子様の笑顔、かわいいですね♪【特徴2】
室内の雰囲気(左下は施工中の現場)です。柔らかさが漂ってきます。【内部の窓】
Q 窓が開けにくい。
A 現状を確認。木部の伸縮と金物との摩擦等が原因と思われます。ドライバーで調整しました。【住み心地アンケート】
Q その後いかがですか?
A 訪れる知人にはリビングのヒノキの床や珪藻土の塗り壁が褒められますね。A リビングは明るくてとても良いけれど、玄関が少し暗く感じます。
【終わりに・・・】
随所に奥様のこだわりが伝わってきました。やっぱり、使う材料が一つ違っても、室内の空間が結構違うんだなぁ~って感じです☆最後に奥様から質問。
Q 大きな絵を飾りたいのだけれど、ドコに飾れば良いですか?
A 30cm毎に5cm幅の下地が入っています。下地のある場所にビスを打てば良いのですが、無い箇所に打つと大きな絵の場合、外れてくる可能性があるので危ないです。
現場監督は「下地探し」の道具(ホームセンターに売っています)を使いますが、持っていない場合、壁を叩いて調べるようですね。う~ん・・・私にも出来るかしら・・・?(笑) -
2月19日(火) 定期点検1年目(富山市A邸)
2月19日(火) 定期点検1年目(富山市A邸)
所要時間 16:05~16:45 晴れ
スタッフ 石丸、橋爪、広野、渡辺
協力業者 同行なし【A邸の特徴】
1階がブリック貼りの「カスタムハウス」。欧風な感じ。外壁の色も濃い山吹色なので南欧の風が吹き抜けてくる気がしました。ポーチの作りもあまり例の無いものです。お客様の好みでカスタムも色んな顔を見せてくれます。【1年目のお誕生日】
お元気ですか?お客様が新居にお引越しされて、約1年になりました。【カウンターのキレ】
蓄熱式電気暖房機の上のカウンターと壁との間に隙間が発生していました。暖房の熱と乾燥で水性のコーキングが切れたものと思われます。お客様も建築の知識を持っておられ、原因には理解を示されました。暖房機を使わなくなる春頃に補修する事をお約束。【和室の床鳴り】
床鳴りを確認。強く踏み込んだ際の音を聞くと、床下の床を支える鋼製束の緩みであることが判明。
季節(湿度)の変化により、床鳴りが発生したものと思われます。後日、床下から増し締めを実施する事をお約束。【引き違い戸】
Q 子供が押したせいか、閉める際にカタンとレールに違和感がある。
A 現状を確認。数回、試したところ、モヘヤ(※1)と戸の表面の飾りとの摩擦が原因である事が判明。閉める時の微妙な力加減が違和感になる事を説明し、お客様もご納得。※1 モヘヤ ・・・ 腰の強い繊維。
【玄関ドア】
Q ドアの閉まる速さが一定なので、勢いの無い閉まり方にして欲しい。
A 現状を確認。ドアクローザーの調整ネジをドライバーで調整。数ミリ単位で難しい作業でしたが、お客様が希望される「9割が一定の速さ、閉まる間際の1割でゆっくり」を実現。【結露】
結露って一言でいうと難しいですよね。特に冬場に多く見られる現象です。
Q 結露はどうして発生するのですか?
A 複層ガラスの場合、ガラスの間に空気層が設けてある為、断熱効果が高く、ガラスは結露しないと思われます。枠の場合、素材や製品仕様によって異なっており、結露がしにくい状態となります。
点検現場では「複層ガラス=窓全体が結露しない」が一般的に考えておられるようです。様々な諸条件が重なって結露が発生しますが、何やら難しい用語で「飽和水蒸気量(※2)」や「露点」(※3)等々、私なりに考えてみました。
寝室の場合、一般的にドアを閉めて室内を暖めていると思います。暖かくなった後、暖房を消して就寝。その後、徐々に室内温度が低下すると露点も下がっていきます。同時にヒトの水蒸気発散(呼吸)の占める割合が大きくなって、露点に近い状態になり、外気に近い温度(素材の熱伝導率(※5)により異なる)の枠に結露が発生すると思われます。
ドアを開けて空気(暖かい空気)の交換や除湿すれば飽和水蒸気量がもっと減ります。気温と露点の関係ですね。したがって、室内(部屋毎に違う)温度、暖房機器、調理機器、物干しの場所、住まわれる家族構成、サッシの素材の断熱効果等々と思われます。
※2 飽和水蒸気量 ・・・ 1㎥の空間に存在できる水蒸気の質量をgで表したもの。
※3 露点 ・・・ 水蒸気が飽和(※4)に達して凝結する温度。
※4 飽和 ・・・ 最大限度まで満たされること。
※5 熱伝導率 ・・・ 専門的には気体や液体(例えば対流)、固体や金属等に分類されます。今回の場合は、金属。用語とか難しいのですが、アルミの場合、鉄の約3倍となる「熱しやすく冷めやすい」性質をもっています。アルミ製のヤカンや鍋は直ぐにお湯が沸きますね。 -
2月16日(土) 定期点検2年目(富山市K邸)
2月16日(土) 定期点検2年目(富山市K邸)
所要時間 13:30~14:20 晴れ
スタッフ 石丸、長澤、川上
協力業者 同行なし【K邸の特徴】
弊社の建売物件、ストラトフォードのお家。あまり例が無いので、とても新鮮な感じがします。
ブリックタイルが貼ってありますが、「カスタム」とも「ノスタルジア」とも違ったタイプの上品な建物です。【玄関ドアの鍵】
Q 玄関ドアの鍵が開けにくい。
A 現状を確認。潤滑スプレーで滑りを良くする方法もありますが、鍵や鍵穴の場合、余計なホコリが付着して鍵がかからなくなる可能性もあります。そこで登場するのが鉛筆の芯(※1)。削った鉛筆で鍵の横(細い部分)に塗るのが効果的です。自転車の鍵もOK。※1 鉛筆の芯(黒鉛)はダイヤモンドなどと同じ炭素の同素体でとても密な結晶体です。この結晶体が鍵穴の内側の傷に入って、傷穴を埋めて滑らかになるそうです。黒鉛は金属と同じくらいの硬さもあり、一度行なえば長持ちします。
潤滑スプレーは、弊社ホームページの住まいのメンテナンスにも記事がありますが、ドアの金具等の擦れが原因の場合に吹き付け使用します。
【建具調整】
Q 脱衣室のロックがかかりにくい。
A 現状を確認。ドライバー1本でドアの傾きを調整できる事を披露するとお客様はニコニコ笑顔。
作業中も興味津々に見入っておられ、ご自身でもメンテをされているようでした。【収納物干し竿】
前回の点検でもサビが出るという指摘がありました。この商品はホシ姫サマ(※2)。ステンレス製なので、もらいサビ(※3)と思われます。このまま放置するとステンレス自体のサビを誘発しますので、早めに拭き取る事をお勧めしました。※2 天井下や窓の上部などに取り付け、竿を自由に上下させることができ、天井高が2400㎜時では車椅子でも使える高さにまで降りる便利モノ。室内の未利用空間を有効に活用できます。
※3 ステンレス自体からの発生ではなく、表面の油分・塩分・ホコリなどの汚れに外界から飛来した酸化鉄分(サビ)が付着した状態のことです。予防法としては、表面の汚れを溜めないようにする事です。気がついた時には早めに金属用のサビ落としで除去しましょう。
もらいサビに有効なのは粒状の還元型漂白剤(※4)。少しお湯を足してペースト状にした漂白剤をサビに塗り、しばらく(目安は約5分)待ちます。そして固く絞った柔らかい布で擦ると落ちていきます。でも、お勧めは伝線した(破れた)ストッキングですね。スポンジよりも目が細かく弾力性が高いのでとても磨きやすいです。
また、素材に傷をつけにくいので、水栓金具を磨いたりするのにも重宝します。※4 漂白剤とは、繊維から汚れを取り除いてきれいにするのではなく、汚れの色素を分解して、別の物質に変えて、色をなくして見えなくする働きがあります。(詳しくは石けん百科を参照)
現在市販されている漂白剤には酸化型(塩素系、酸素系)、還元型とに分類されます。還元型の形状は粉末の弱アルカリ性で、色柄物には使用できませんが、鉄分による黄ばみを取り除く事ができます。【クロスのキレ等】
室内のクロスに隙間等があるかどうか見渡しましたが、特に目立った箇所はありませんでした。
でも、今回は2年目点検。後日、全ての箇所を専門業者の手で再確認する事をお約束。【床下点検】
床下点検を実施しました。「おっと!進路を邪魔する物体あり」。タイヤが保管してありました。確かに床下収納庫など空いているスペースを有効に活用するのは知っていますが・・・。
「潜ってみてびっくり!」は今回が初めて。過去の点検現場の、とあるシーンを思い出しました(笑) -
2月3日(日) 定期点検2年目(富山市S邸)
2月3日(日) 定期点検2年目(富山市S邸)
所要時間 15:00~15:54 雨
スタッフ 石丸、坪島、長澤、渡辺
協力業者 同行なし【S邸の特徴】
赤みを帯びた茶色の落ち着いた雰囲気が漂うSさま邸。お子様も伸び伸びと育っておられるご様子。
ご家族の健康も考えて、湿度計で湿度をチェックされていらっしゃる所は、実は家にも優しいのです。
また、家のメンテナンスもご主人がある程度のことはされるという、家にも家族にも優しい家庭です。【タイルの割れ】
タイルの割れが1箇所ありました。グレーチング(鋼材を格子状に組んだ溝蓋)を持ち上げて状態を詳細に確認。車のタイヤがタイルのアンバランスな箇所に踏み込んだ圧力で割れたものと思われます。
グレーチングの底には厚さ3mmのゴムパッキンが施してはありますが、後日、原因を追究し、再発防止に努める事をお約束。【目地の埋め】
1年目点検の際に指摘のあった目地の隙間。当時は、外で対応できる補修作業であった為、ご主人が補修現場に立ち会えていなかったという話。そこで、補修後の状態をお客様と一緒に確認しました。【基礎の表面】
車庫の基礎部分の表面(厚さ5㎜)の仕上げモルタル部分にクラック(ヒビ割れ)を発見。お客様は雨の浸入を心配されていましたが、仕上げ部分だけというスタッフの説明に理解・納得、そして安堵されたご様子。後日、補修に伺います。【リビングの床鳴り】
Q 以前、床鳴りがあった。
A 状況を確認。今回は床鳴りの現象が見受けられませんでした。季節(湿度)の変化によるものと説明し、後日、大工と一緒に訪問、床下の床を支える鋼製束の一通りの増し締めを実施する事をお約束。【引戸の開閉】
Q 引戸の閉まりが悪いのですが。
A ドライバーで調整を実施。お客様は自分でメンテ出来る箇所はご自身で試しておられるご様子。
調整箇所と回し方、引戸の仕組みを説明したところ、熱心に聞き入っておられました。【クロスのキレ等】
1階リビングや2階居室で壁クロスのキレ等を発見。お客様は、冬場は大型の天井エアコンをつけておられ、木製の下地材が過乾燥(エアコンの除湿)により、収縮度が強くなっていると思われます。
後日、専門業者とともに目立たないように補修する事をお約束。【床鳴り】
2階の居室でキシミを確認。
Q 2階の床のキシミ補修はどのような方法で行なうのですか?
A 1階のように床下に潜って、調整する事は出来ない為、表面から細くて目立たない釘を打ち込む施工となります。この部屋の素材は無垢であり、一般的な床材よりも素材自身の伸縮が季節の湿度の影響で大きくなる性質もあります。
床材の間も乾燥による収縮が目立っていましたが、自然素材ならでは特徴である事をお客様も知っておられ、部屋の用途が子供部屋でもあり、このままで良いと納得されました。【換気システム】
Q 定期的に掃除をされていますか?
A 今までに3~4回程度、実際に蓋を外してフィルターも掃除しています。
掃除の際にOFFにしたまま、ONにする事を忘れていた時があり、でも空気清浄機が空気のよどみを感知したようです。住まわれる方には空気の流れは実感できませんが、機械はちゃんと見ているのですね(笑)【感想等】
お客様の施工によるロールスクリーン。リビング階段の要望が多いなか、階段口からの冷暖房の逃げが気になることもしばし。他の事例では、階段口にカーテンや引戸を施される方もいらっしゃいます。
お客様の工夫が光る場所ですね。 -
12月1日(土) 定期点検2年目(富山市A邸)
12月1日(土) 定期点検2年目(富山市A邸)
所要時間 10:00~10:45 曇り
スタッフ 石丸、橋爪、舘、横窪、渡辺
協力業者 同行なし【A邸の特徴】
外観は白とモスグリーンの2色を使った外壁。クリーンなイメージがあります。また、家のまわりには植物が植えてあったりと素敵な感じでした。【家の裏】
外壁の下側に植物が伸びていたので取り去りました。小さなモノであっても、「ど根性大根等々」の例もあり、外壁内に侵入すると内部を傷める可能性もあります。侵入しないような心掛けも必要とアドバイスしました。【玄関ドアの開閉】
ドアの閉まる速さを確認。「開けてから閉まる」までは、一定の速度でした。そこで軌道の8割を「一定の速度」、閉まる間際を「パッタン」と静かに閉まるようにドアクローザーを調整しました。
ミリ単位での作業であり、ちょっと時間がかかりましたが何度も試して理想的な閉まりを実現。【トイレドア】
Q ロックを触っていないのに、何かの拍子でロックされることがあった。どうして?
A 現状を確認しましたが、原因が判明しませんでした。後日、建具調整の際にメーカーへ事例の検証を依頼する事にしました。【工事依頼】
Q 1階の物入れの中に照明を付けたい。どのくらいになりますか?
A 事前に電話でお聞きしていたので、見積書を提示。お客様と現場確認の結果、電気は横のトイレから引っ張り、物入れ内部の配線は露出で施工する事に決定しました。【換気システム】
1階、2階ともにOFFの状態でしたので、室内換気の旨を説明し、常時、運転する事を勧めましたがお客様は「うるさいので、電源を切っている(笑)」。やっぱり、静かな音であっても個人差があり、難しさもあるとスタッフ一同、実感。【階段のキシミ】
キシミを発見。また、今後起こり得る箇所もあった為、双方を裏側から細いビスを打ち補修完了。【床下点検】
床鳴りの事前連絡があり、床下にある鋼製束の増し締めを実施。【5年目点検までの注意事項】
お引渡し後は大雪の時期がなかったのですが、今後は屋根への積雪量の荷重により、和室の引戸の開閉に支障が起こる可能性もあります。その時は連絡して下さいと申し送り。 -
11月19日(月) 定期点検1年目(富山市M邸)
11月19日(月) 定期点検1年目(富山市M邸)
所要時間 18:00~18:40 晴れ
スタッフ 石丸、永原、長澤、渡辺
協力業者 同行なし【M邸の特徴】
外観は六角形のトンガリ屋根でお城みたいなお家。室内に入ると壁はレンガ調をあしらい、2階に上がると青空に白い雲の天井。思わず、中世の世界遺産を巡っているような趣でした。
外観の色使いでは、弊社の室内や外観が大画面で実体験できる3Dプレゼン(バーチャルハウス)が良かったそうです。【巾木の隙間】
リビングでは、濃い色の巾木にちょっとした隙間がありました。やっぱり木製である為、季節の湿度の変化により伸縮してきます。
「カッターで塗装の一部を削り落として、マジック等で塗り込むことで目立たなくすることができますよ。」とアドバイス。誰にでもできるプロの技かもしれませんね(笑)【脱衣室の引戸】
開けにくかった為、上部のビスを調整しようとしましたが、
奥様は「小さな子供が入らないようにわざとビスを調整してあるんです(笑)」
さすがですね。ちゃ~んとお子様の行動を考えておられますね(笑)【虫の侵入】
Q 虫が入ってくるのはどうしてですか?
A お家が高気密化されるにつれて、計画換気である外気の通り道(吸排気口や換気扇)を作る必要性が出てきました。風の通り道が虫の侵入経路にもなるのです。
隣地は空き地で草が生えていますので、予防として、防虫剤を家の近辺に撒くことも必要ですね。【換気システム】
Q 換気システムをONにしていると夏場は良いのですが、冬が近づくにつれて廊下が余計に寒く感じ ます。今も電源はONにしているのですが・・・
A 寒いからOFFにされるお客様もいらっしゃいます。でも、外の寒気と中の暖気がダクト内で混ざると結露し、これが溜まって機械から水滴となって落ちる(雨漏りと間違われる)可能性もあります。寒いかもしれませんが、ONにしておいて下さいね。【換気システムのメンテ】
なかなか手の届かない天井に設置してある換気システム。メンテ方法を実演しました。
取り出してみると・・・フィルターは白くなっており、ホコリが溜まっている様子がよく分かります。
掃除した後と比較すると一目瞭然ですね。あとは、閉め方のコツを伝授。