点検ブログ

  • 【雨垂れ】4月16日(木) 定期点検2年目(富山市婦中町T邸)

    点検現場で一般的に多く見られるサッシ枠からの雨垂れは、今回の現場ではほとんど見受けられませんでした。写真は東側と南側の面です。
    [東側]             [南側]
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    サッシ枠下の両端には、雨垂れを防いでくれる部品が取り付けられています。
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    でも、一箇所だけ目隠し壁と外壁との接合部分の板金からは雨垂れが目立っていました。
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    (参考/2009年3月13日入善町U邸2年目点検、雨垂れ)

  • 【外壁施工による違い】4月16日(木) 定期点検2年目(富山市婦中町T邸)

    点検現場で一般的に多く見られる外壁下地のジョイント部分の浮き。特に目立っていませんでした。
    [目隠し壁の内側]
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    [目隠し壁の外側]
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    数多くある「塗り壁」のお家。紫外線や湿度等の気象条件等によって、外壁下地材が変化(伸縮等)して、表面にジョイントの浮きが現れてくる事例がありますが、外壁材への塗装方法である「手塗り調」や「吹き付け調」によって違いがあるようです。

  • 【引き戸の開閉】4月16日(木) 定期点検2年目(富山市婦中町T邸)

    リビングと和室を仕切っている襖の開閉です。1年目点検(昨年6月)では「様子見」となっていた案件です。(参考/2008年6月4日、富山市婦中町T邸1年目点検、和室の引き戸)
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    当時は、リビングと和室の湿度の差で起こり得る「反り(湿度が低い)」と「伸び(湿度が高い)」という木部の伸縮現象で引き戸が開閉しにくくなっており、2年目点検まで「様子見」としていました。

    スタッフの「開閉に支障はないですか?」の質問に、奥様はご自身で開閉され、何も問題ないことを強くアピールされました。
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    今回は暖かく乾燥した気候。室内空調がついてなかったので、それぞれのお部屋の湿度差がほとんど無かったものと思われます。
    (参考/2009年2月14日富山市A邸2年目点検、引き戸)
    (参考/2008年11月17日富山市K邸5年目点検、引き戸の開閉)

  • 【クロスの隙間】3月18日(水) 定期点検1年目(富山市婦中町S邸)

    クロスの隙間を発見。季節の変化や室内外の湿度(気温と水蒸気量)による木部の伸縮で隙間が発生する仕組みを説明すると、お客様は自然の現象であるとご納得。
    新築の場合は、築後2年目までは木部の伸縮が特に大きく、今回補修しても、その後も変化する可能性もあります。
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    クロス保証は2年間である事をお客様へ申し伝え、次回の点検後にコークボンド等で目立たないように補修する事をお約束。
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    蓄熱式電気暖房機(蓄暖)のあるご家庭では、冬場は特にお部屋が過乾燥になる傾向もありますので、特に変化が大きいものと思われます。

  • 【和室の障子戸】3月18日(水) 定期点検1年目(富山市婦中町S邸)

    障子戸を閉めた状態で隙間が開いていました。これは業界用語で「チリが合わない」というそうです。
    季節や室内外の湿度変化等による木部の伸縮が原因と思われます。
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    この障子戸は木部の伸縮等による傾きに対して調整できる仕様です。そこで、同行された光陽トーヨー住器㈱さんに調整して頂きました。ありがとうございます。
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  • 【外壁のヒビ割れ】3月17日(火) 定期点検2年目(富山市婦中町Y邸)

    お家の外壁はグラナダ塗装で、手作り感(風合い)を醸し出しています。ただ、季節の湿度変化等によっては、外壁材の下地材が伸縮することで塗装部分にヒビ割れが発生することもありますが、構造上は全く問題はありません。
    外壁材の上に塗装を施しているので、直接的な雨漏りの心配は無いと思われます。
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    お客様と協議の結果、現状のままで良い事になりました。
    環境に優しい塗材で、有害な物質が含まれていない自然素材です。
    確か、居酒屋さんでも見かけたことがあります。雰囲気を大切にしているお店でも採用されているので、人の心を優しい気分にさせてくれるのでしょうね。
    では、実際に補修した箇所を確かめてみました。1年目点検で発見されたヒビ割れです。
    02_Y_ヒビ割れ_03

    周囲との調色(色を合わせる)するのですが、新築時と同様の色を使っても、紫外線等による経年変化に合わせるのは難しさがあります。

  • 【紫外線の強さ】3月17日(火) 定期点検2年目(富山市婦中町Y邸)

    以前、お客様からの苦情で、水溜りになっている部分のレンガを取り替えた経緯があります。
    原因は水勾配の施工が悪かったものと思われます。
    新しくレンガを並び替えた箇所は、レンガ自身の色が鮮明ですね。色が薄くなっているのは、1年前に施工した部分。太陽の紫外線による変化、お家の様々な箇所に見受けられます。
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    紫外線というのは、とても強力だと見せられた一面です。

  • 【床鳴り】3月17日(火) 定期点検2年目(富山市婦中町Y邸)

    Q 床鳴りがする。
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    A 現状を確認すべく、床下に入って床を支えている鋼製束の増し締めを行ないました。
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    該当箇所の鋼製束を増し締めしましたが、状況は改善されませんでした。
    お客様宅の床材は無垢。蓄熱式電気暖房機(蓄暖)による過乾燥が原因で収縮しているものと思われます。お客様も蓄暖を使い始めた頃から床鳴りが気になるようになったとおっしゃっていました。
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    そこで、蓄暖の使わなくなる時期まで待って、まだ床鳴りがするようでしたら、連絡して頂くことになりました。
    (参考/2009年3月13日入善町U邸2年目点検、床のきしみ)
    (参考/2009年2月12日富山市婦中町I邸1年目点検、床材の隙間、床鳴り)

  • 【建具の調整】3月17日(火) 定期点検2年目(富山市婦中町Y邸)

    Q 以前より重くなったような気がする。
    06_Y_建具調整_01

    A 現状を確認。スタッフの力加減では、重く感じなかったのですが、女性の力ではやや重いようです。そこで、ドライバーで調整ビスを回して少し軽くしました。
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    この木製建具は、室内湿度の変化で伸縮する現象に対応した仕様。調整ネジの役割を説明しました。