基礎化粧モルタルにヒビ割れを発見。
[建物後面/西側]
厚さ数ミリの化粧モルタルが温度変化等によって収縮(モルタル内の水分が放出されて縮む)することでヒビ割れする起こり得る現象となっています。基礎本体には影響がないこと、目立たないようにハイモルタルを上から詰めても補修跡が目立つ事例もあるので、今後の経年変化によって対処を考えていくことに理解して頂きました。
[奥様確認] [ご主人確認]

弊社・中田工務店の訪問検査(定期点検)は楽しい雰囲気です。「検査」と聞くと仰々しく感じることもありますが、お客様宅の現状検査と対処、将来的に起こり得る現象の説明となっています。
定期点検では恒例となっていますが、最後の「本日の点検結果のお客様への報告」です。木造住宅の場合は気候や天候、お家の立地条件(周辺環境)、室内の冷暖房器具等によって起こり得る現象がお客様宅によって異なってきます。善処していますが、限界も出てきます。どの時点でお客様のご理解を頂けるのかは難しさもあります。
今回のクロスの膨らみ現象。カッターで壁クロスに切れ込みを入れてコークボンドを充填する方法となりましたが、クロスの柄や色、厚み等によっては補修跡が逆に目立ってしまう場合もあります。
思えば・・約10年前、「他社はすでに定期点検を実施している?」と、家の点検が当たり前のように言われ始めた頃でした。弊社の場合は「どんなふうに点検するん?」「お客様から何を言われるんだろう・・」と、今思うと笑い話かもしれませんね。