点検ブログ

  • 【定期点検の現場から教わること数知れず・・・】2014年9月18日(木)お家の点検10年目(高岡市T邸)

    「新築時の配慮がもう少しあれば防げた現象や補修等があるはず・・・」これは前回の5年目点検でのアフターメンテナンスのベテランがつぶやいた言葉です。
    お家の自主点検はお客様ご家族の生活スタイル等によっても起こり得る現象は異なっていますが、現場に居合わせた担当者の勉強にもなっています。
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    お客様のお話によると、樹脂サッシの部屋(北側と西側)では結露があまり無く、アルミサッシの部屋(東側と南側)は多いとのこと。約10年前の新築時の建築予算の配分で当時の営業・設計担当者との打合せの結果、採用した予算案でした。
    [ダイニング/北側/樹脂サッシ]
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    [リビング/西側/樹脂サッシ]
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    振り返ること10年前。10年前当時の樹脂サッシは非常に高かったようですが、お客様ご家族が選んだ選択の結果が毎年「良かったね」という良い結果として再確認されており、とても嬉しく感じておられました。
    また、仮にそうじゃなかった場合であっても、お客様毎に違っている立地条件や生活環境を考慮した改善提案等ができるよう日々の点検現場を検証していきたいと考えています。

  • 【点検枡】2014年8月11日(月)お家の点検10年目(富山市Y邸)

    [雨水枡]
    雨水枡の点検を実施。特に異常はありません。
    [建物右面/北西側]
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    [建物前面/北側]
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    [汚水枡]
    点検を実施。白い油脂等が少し溜まっていました。
    [建物右面/西側/浴室]
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    お客様からホースをお借りして汚水枡内を洗浄しようとしましたが、ホースの長さが少し足りなかったので、少し離れた距離から汚水枡を狙い撃ちしました。ホースの水流で洗浄しながら枡底にこびりついている油脂等に対して棒を使って取り除いています。
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    お客様にも作業風景を見て頂き、実際にお客様の手でお手入れをお願いしました。
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    [洗浄前]         [洗浄後]
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  • 【シーリングの切れ】2014年8月11日(月)お家の点検10年目(富山市Y邸)

    外壁同士の間に施してある弾性シーリング剤にも紫外線等による経年劣化があります。実際に指で押し当てて弾性の有無を確認することで劣化(硬化)状態を判断することもできます。よく見るとシーリングの片方が少し切れている状態ですが、現段階では特に異常はありません。将来的には経年劣化に対する改装計画を頭に入れて頂くようお願いしました。
    [建物後面/南側]
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  • 【折れ戸の開閉時の引っ掛かり】2014年8月11日(月)お家の点検10年目(富山市Y邸)

    折れ戸の開閉検査。横に移動する時にレール部分に引っ掛かりを発見。
    [2階居室]
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    扉の上部にあるビスを左右からドライバーで補正。左右の動きは改善されましたが、扉を折り曲げた時に底部が床を擦っている状態でした。
    [左側]          [右側]
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    改めて検査すると、レールが扉の開閉の際に削れている状態だったので、再度上部のビスを調整。
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    最後に潤滑油(CRC)をレールとピボットの間(摩擦のある部分)に吹きつけ、レール内のビスも増し締めして現状を改善。
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  • 【クロスの補修跡】2014年8月11日(月)お家の点検10年目(富山市Y邸)

    天井クロス同士の間を見ると、コークボンドの乾いた白く透明な補修跡が太陽光で反射していました。お客様が5年目点検後にDIYでクロスの隙間にコークボンドを充填していたそうで(5年目点検で助言)、お客様はクロスの経年変化についても理解されていました。
    [2階居室]
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  • 【結露】2014年8月11日(月)お家の点検10年目(富山市Y邸)

    Q 冬の間はアルミサッシの結露が激しい。
    [LDK/東側]
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    [2階居室/南側]
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    お客様は様々な結露対策を考えておられました。熱の伝導率が高いアルミ製サッシを選んだ当時を少し後悔されているご様子。単純に10年前と今を比較するのは難しいのですが、同じアルミ製であっても技術改革等によって断熱性能は向上しており、時代の流れやお家を建てるタイミング等があるのである意味仕方のないことかもしれません。また、部材の市場への普及度合い等によって価格が低減することで、アルミや樹脂、木製サッシの戸建への導入率も変化してきたこともあります。
    [暖房設備/屋外燃焼型]   [LDK/南側]
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    結露対策では結露防止シートや結露吸収シートの使用も選択肢のひとつですが、除湿や換気を上手にしながら結露化を軽減する方法も紹介。LDKの南側はサンルームを設けて空気層ができたせいか、結露はしなくなったとのことです。

  • 【点検枡】2014年8月6日(水)お家の点検10年目(富山市S邸)

    [雨水枡]
    雨水枡の点検を実施。特に異常ありません。
    [建物前面/北西側]
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    [汚水枡]
    点検を実施。白い油脂等が少し溜まっていました。
    [建物左面/北側/浴室]
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    そこで、お客様からホースをお借りして汚水枡を洗浄することになりました。
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    お客様へ定期的に洗浄して頂くようお願いすると、「初めて聞いた」と連呼されていました。前回の5年目点検の報告書を読み直してみると、「お手入れ方法を指導」という言葉ではなく、お客様にお手間を取らせまいとした配慮で点検スタッフだけで汚水枡掃除をしていたものと思われます。お客様が住まわれているお家なので、シッカリと伝授する義務が私たち点検スタッフにあるのかもしれません。
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  • 【折れ戸収納の開閉/簡単に開けるコツ】2014年8月6日(水)お家の点検10年目(富山市S邸)

    Q 折れ戸の開閉がしにくくなってきた。
    A 現状を確認。この扉は上側にはレールがありますが、下側にはレールが無い仕様となっています。
    [1階ホール]
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    取っ手だけを(片手で)引っ張って開けようとすると開けにくいのですが、扉の端っこに(右手で)指を当てながら(左手で)取っ手を引くと開けやすくなります。「簡単に開けられる」と、再発見です。
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    別の扉では片手で引っ張って無理やり力強く開けるのを繰り返しているせいか、上の枠部分が少し剥がれていました。
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    開閉時のピボットの状態を確認する為に扉を取り外すことになりました。
    [上の金物]         [下の金物]
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    この収納場所の折れ戸のピボットが破損していたせいか、他の扉のピボットを取り外して「使い回し」されていたようです。
    [扉の上の部分]      [扉の下の部分]
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    ピボットを取り外して部品形状を確認。2階にも同様の折れ戸収納があり、今回の10年目点検をキッカケに「ピボットの予備を注文したい」というお客様。今回は3セットをご注文されました。
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  • 【結露跡の様子】2014年8月6日(水)お家の点検10年目(富山市S邸)

    5年目点検では「うっすらと結露するが、いつもタオルで拭いている」とのことでお客様ご自身による拭き掃除が習慣化しているご様子でした。木製サッシなのですが、10年経過した今でもキレイな木目の状態を保っていました。
    [LDK/南側]      [LDK/東側]
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