点検ブログ

  • 【クロスの変化等】2014年6月23日(月)お家の点検1年目(富山市T邸)

    Q クロスに隙間が発生してきた。
    A 「木の調湿機能」の特徴に起因して湿度変化等により下地ボードが動くことで表面に貼ってあるクロスが追随する「起こり得る現象」となります。後日、目立たないように補修することをお約束。
    [LDK/隙間]
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    [2階居室/浮き]
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  • 【引き戸(UB)のレールの排水が悪い】2014年6月23日(月)お家の点検1年目(富山市T邸)

    Q 引き戸のレールの排水が悪く、汚れが溜まりやすい。
    A 現状を確認。メーカーはタカラスタンダードとなっています。
    [浴室]
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    お客様の話によると、レールに排水口が開いていれば使い勝手等の不具合は無いが、水はけが悪いことで水やゴミが溜まる一方になってしまい、お掃除がしにくいご様子。
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    ユニットバスの設置・施工の際には排水の勾配が取られていると思いますが、レールに溜まってしまった水はけの悪さは既製品のレールで改善できるのか少し心配なようです。
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    また、洗面脱衣室内に水が進入しないようダムになる工夫はなされていますが、肝心の排水処理が不完全になっている状態を改めて実感させられました。後日、メーカーに確認することをお約束。
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  • 【点検枡】2014年6月21日(土)お家の点検10年目(砺波市N邸)

    [雨水枡]
    雨水枡の点検を実施。
    [建物前面/北西側]    [建物後面/南西側]
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    底部には泥が溜まっていたので定期的に掃除して頂くようお願いしました。今回の10年目点検までは雨水枡に関するメンテ指導等が無かったそうで当時の点検スタッフの配慮が足りなかったようです。
    [建物後面/南東側]
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    [汚水枡]
    点検を実施。白い油脂等が溜まっている状態でした。
    [建物前面/北側/浴室]
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    油脂等が溜まるのは一般家庭で起こり得る現象となっています。
    [建物前面/北側/キッチン等]
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    そこで、お手入れ方法として、塩ビ製の棒とホースを使って効率よく油脂等を流す方法を紹介。お客様は「初めて聞いた」とのことであり、記録を読み返してみると、前回の5年目点検時は積雪のある2月だったことが紹介できなかった原因だと思われます。
    [建物後面/北側/浴室]
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    また、パイプフィニッシュ等の薬剤・洗浄剤は排水口からN字型排水管までの貫通・清掃なので、今回の汚水枡内のお手入れはこのように蓋を開けて手で作業しないとイケナイ・出来ないことを説明、理解して頂きました。
    [建物前面/北側/キッチン等]
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  • 【外壁のヒビ割れ・動き】2014年6月21日(土)お家の点検10年目(砺波市N邸)

    外壁のジョイント部分に施されている塗装にヒビ割れが発生していました。
    [建物右面/西側]
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    ヒビ割れの周囲がにじんでいる跡がありましたが、透明なシーリング剤を上塗りしたものと思われます。
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    ジョイント部分でのヒビ割れは起こり得る現象のひとつ。外壁材の下地は大きな一枚ものではなく、何枚もつなぎ合わせた施工となっており、湿度変化等で木造住宅である木製の下地が伸縮、同時に外壁材も動くことによって表面の塗り壁調の塗料にも変化が起こってきます。
    [建物後面/南側]
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  • 【床材の色落ち】2014年6月21日(土)お家の点検10年目(砺波市N邸)

    Q 太陽の直射日光が原因なのか、色が白っぽく剥げてきた。
    A 現状を確認。この方角は南側であり、直射日光(紫外線)を遮る建物は少し遠くに立地。日当たり良好な反面、このような弊害もあると思われます。
    [LDK/南側]
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    このような現象は今から改善できるものでもありませんが、お客様からの質問口調から予想すると「どうすれば良かったのか?」と事前に助言が欲しかったものと思われます。これまでの点検スタッフの配慮不足・経験的知識不足に申し訳なく感じました。
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  • 【点検枡】2014年6月21日(土)お家の点検10年目(砺波市M邸)

    [雨水枡]
    雨水枡の点検を実施。泥等の溜まりは少なく特に異常はありません。
    [建物後面/北西側]
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    前回の点検では確認できなかった箇所。今回はマイナスドライバーとハンマーを使ってこじ開けて確認しました。土間コンクリートを打った当時は「開けて検査する」をあまり考えていなかったのかも。
    [建物後面/北東側]
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    [汚水枡]
    点検を実施。髪の毛などが少し溜まっている状態。
    [建物後面/北側/浴室]
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    白い油脂等が溜まっている状態。
    [建物後面/北側/キッチン]
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    お客様にも現状を見て頂きました。
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    お客様の目の前で汚水枡に溜まっている油脂等を洗浄中。お客様は「初めて聞いた」や「全然知らなかった」の連続でした。前回の報告書を見ると「スタッフだけで掃除していた」という記録がありました。
    今思うと、様々な経験の結果を踏まえると・・・お客様と一緒にお手入れすることこそが「メンテナンスの意識を芽生え・育てる」ことに直結する唯一の方法と実感しています。
    [汚水枡/洗面化粧台の洗浄] [汚水枡/浴室]
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    [汚水枡/キッチン]
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  • 【雨水の受け】2014年6月21日(土)お家の点検10年目(砺波市M邸)

    Q 雨が強い時は雨水を雨樋が完全に受けきれなくなるのはどうしてなのか?
    A 現状を確認。似たような質問は他の点検現場でもありました。北陸という豪雪地域の場合は屋根雪がすぐに落ちないで屋根に溜まる性質もあり、「雨樋の破損防止の為に少し内側に寄せている」と
    いう理由を説明すると、理解して頂きました。
    [建物正面/南側]
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  • 【藻・カビの発生】2014年6月21日(土)お家の点検10年目(砺波市M邸)

    北側の外壁には藻やカビが発生。防水塗膜が次第に劣化することで含水率が増加、日当たりの悪さ等が考えられます。外構の環境(土や草むら)によっては土が乾く・水蒸気が蒸発することで湿気が日常的に滞留しているのも原因のひとつと思われます。
    [建物後面/北側]
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    外構は草が茂っている状態。立地条件等によって起こり得る現象のひとつと考えられています。
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  • 【外壁のヒビ割れ・動き】2014年6月21日(土)お家の点検10年目(砺波市M邸)

    外壁材のジョイント部分の上に施されている塗り壁に数箇所のヒビ割れが発生していました。
    [建物正面/南側]
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    建物の左右の面は隣家が接近して直射日光(紫外線)が当たりにくい環境。そのせいかヒビ割れ現象はほとんど見受けられませんでした。
    [建物右面/東側]     [建物左面/西側]
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  • 【塗り壁の剥がれ】2014年6月21日(土)お家の点検10年目(砺波市M邸)

    勝手口ドアの両サイドから水切り・塗装の縁までの短い長さで剥がれがありました。
    [建物左面/西側]
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    開閉時の振動や外壁を伝った雨水が集まりやすいせいか、塗り壁が少し剥がれて外壁の基材である下地が少し露出している状態。すぐに雨水が進入することはありませんが、基材が少しずつ劣化していくので、将来的な外装の補修工事を考慮して頂くようお願いしました。
    [勝手口下部/左側]    [勝手口下部/右側]
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