点検ブログ

  • 【コンクリートのヒビ割れ】2011年10月16日(日)お家の点検1年目(高岡市福岡町T邸)

    Q コンクリートにヒビ割れがある。
    A 現状を確認。コンクリートの表面で外構側(外側)や建物側(内側)から円形の汚水枡に向かって小さなヒビ割れ(ヘアークラック)が発生していました。温度変化によってコンクリートが収縮・膨張して、汚水枡周辺の表面にヒビ割れとなって現れてきたものと思われます。
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    ヒビ割れを防ぐ一般的な施工では「誘発目地」を入れる方法があります。今回の事例ではヒビ割れが全体(真下)まで及ぶのではなく、表面だけとなっています。このヒビ割れを隠すためにモルタルを塗って補修しても施工時期が違うので逆に目立ってしまう事例を紹介。お客様との協議の結果、そのままで良いことになりました。
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  • 【床の傷】2011年10月16日(日)お家の点検1年目(高岡市福岡町T邸)

    Q 先日、物を落として床に傷がついてしまった。
    A 現状を確認。コンクリートと違い、固い物を落とすと表面に傷がついてしまうのは仕方が無いと思われます(汗)補修材である「クレヨン」等を使って目立たなくする方法もあるのですが、ガシャーンと落とさないように今後とも気をつけて頂くようお願いしました。
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  • 【リビングドアの隙間】2011年10月16日(日)お家の点検1年目(高岡市福岡町T邸)

    Q ドアが動くことがある。
    A 現状を確認。まずは「ドアを開閉することで室内に空気が入って、空気圧の影響で別のドアが動く」という仕組みを説明。空気を押し込むと中に入っている空気が縮むのですが、その反動で先端から空気が出てくるという「ピストン」のような感じだと思います。空気の圧力ですね。
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    ドアが僅かに動くのはラッチとラッチ受けの部分で「遊びの部分」が少し大きかったことも原因でした。そこで、ラッチ受けの金物を微調整して現状を改善。
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  • 【基礎表面のヒビ割れ】2011年10月13日(木)お家の点検1年目(富山市八尾町K邸)

    お家の西側。基礎の表面に施してある厚さ数ミリの化粧モルタルに小さなヒビ割れを発見。
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    お客様にも見て頂きました。温度変化による化粧モルタルのヒビ割れ(よく見ないと分からない髪の毛のような細さでヘアークラックと言う)です。構造上には全く問題はありません。目立たないようにハイモルタル(粒子の細かな材料)を上塗り補修すると逆に目立ってしまうこともあるので、お客様との協議の結果、そのままにすることになりました。
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  • 【リビングドアの開閉】2011年10月13日(木)お家の点検1年目(富山市八尾町K邸)

    Q 開ける時に扉が床に擦っているようであった為、附属のマニュアルを見て丁番を調整してみた。
    A 現状を確認。現時点では問題ないと思われます。ガラスが入った扉仕様であるせいか、重量や使い勝手等で戸先が下がってきたものと思われます。
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    戸先と床との間隔を目視検査。間隔は僅かしかありませんでしたが、お客様の「気づきと早めの対処」が功を奏して、床には傷が付いていませんでした。
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    そこで、扉が上下に動く丁番をドライバーで回して扉をもう少し上に持ち上げました。最後にラッチのかみ合わせを調整して、より良くなるように改善。
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  • 【仕切り扉のロック】2011年10月13日(木)お家の点検1年目(富山市八尾町K邸)

    Q 扉が開けにくくなることがあった。キッチンと仕切り扉の間にはモノを置いてしまったので、通路が塞がってしまった。収納棚に移動する時は「キッチン→リビング→廊下→キッチン→収納」という道順で遠回りしている(笑)
    A 現状を確認。まずは仕切り扉を端っこ(スタート位置)に収納しました。
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    次に扉が正常に機能(開く)するかどうかを確認しましたが、特に異常はありませんでした。日常的な生活・家事動線は間取り上では考慮されているのですが、途中に障害物(お客様が置いた)があることによって仕切り扉の機能に不思議な点が出てきたようです。
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    そこで、レールの始点と終点を調べると、始点にはロックできるように金物が取り付けてありました。お客様が知らず知らずのうちに扉を始点にピッタリくっつけることでロックがかかっていた事があるようです。この不思議さ?を改善(ロック用の金物を取り外す)するかどうかの協議では、金物はいつでも取り外せるので、このままの状態で良いことになりました。
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  • 【引き戸の開閉】2011年10月13日(木)お家の点検1年目(富山市八尾町K邸)

    Q 開閉時に引っ掛かりがある。
    A 現状を確認。ウォークインクローゼットの扉ですが、クローゼット内は現在お子様の隠れ家(遊び場)として使われています。
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    引っ掛かりの原因では、扉が湿度による伸縮等で少し上下に伸びたものと思われます。そこで、扉の側面の下部にあるツマミをドライバーで回して(内部にある台車の高さ調整)現状を改善。
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  • 【お家に住まわれるお客様によるDIYとご感想】2011年10月13日(木)お家の点検1年目(富山市八尾町K邸)

    今回の点検は1年目。「気づきと早期対処」によって、お客様が取説を見ながら・試行錯誤しながら(DIY)ドアの高さ等を見事に改善(ドアが床に擦る現象の回避)された事例がありました。
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    今回のドアはリビングドアであり、日常的に何度も開閉している箇所。床を傷つけまいとするお客様の強い気持ちがメンテナンスという行動に踏み切れたのだと思います。
    ドアを閉めた状態で右側にある丁番のキャップを外してドライバーで回すと、ドアが少しずつ上に動きます。イキナリ上がる訳ではないので、ドアの底部に左手の指をちょっと入れて指先感覚で右手に持っているドライバーを回すやり方が良いと思われます。
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    また、換気計画についてお客様からの指摘がありました。外気を取り込む給気口(各部屋に設置)から空気を入れる為、階段口の上のほうに(換気計画によって設置場所が違う場合もある)換気扇(室内の空気を排出)が常時動いています。
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    その換気扇のお掃除をする場合、階段の踊り場に脚の長い脚立を置かなければ換気扇に届かないと思われます・・・(汗)でも、頻繁にお掃除することはないので、気になった時は弊社スタッフに問い合わせて頂くようお願いしました。
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    これは違う場所(2階書斎)の開き戸を調整している様子です。
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    これは引き戸を調整している様子。引き戸の側面(下のほう)にある穴が開いている箇所が扉の傾きと高さを調整できる部分で、ドライバーを差し込んで回転させます。
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    以上が開き戸や引き戸の調整方法です。今回のお客様DIYはリビングドアからのスタートでした。今回の開閉調整をキッカケにして、日常的に使われる他の箇所のメンテナンスが少しでも習慣化すれば良いなぁと、陰ながら見守り続ける点検スタッフでした。