点検ブログ

  • 【O邸の紹介/アンケート/お客様の声を聞かせてください】2014年5月17日(土)お家の点検5年目(滑川市O邸)

    2014年5月17日(土)お家の点検5年目(滑川市O邸)

    所要時間 9:50~10:53 晴れ

    スタッフ 前根、渡辺

     

    【O邸の紹介/アンケート/お客様の声を聞かせてください】

    お客様の声を聞かせてください。今回の5年目点検では簡単なアンケートへの記入をお願いしました。約5年間お住まいになってからの感想になりますが・・・

    「冬場は階段から寒い風が下におりてくる。扉の場所をもっと考えれば良かった」・・・と。

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     一読後、早速その現場に案内して頂きました。2階から冷気が流入(2階へ暖気が流出)を防ぐために厚手のカーテン(今の時期は薄手ですが・・・)を吊り下げたいそうですが・・・。実際に厚手のカーテンを吊るすと、このタイプの突っ張り棒では重さに耐え切れず落ちてしまうようです。だったら一般的なレールを取り付けることを考えるのですが、壁の部分を見ると釘穴がいくつも開けてあり、何回も釘を刺して試行錯誤されたとのこと。

    [階段口]

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     そこで、「下地探し器」を使って下地がある場所を探します。その位置に釘やビスを打てば荷重に耐えられる(厚手のカーテンを下げても大丈夫)ようになります。壁の下に下地材があると下地探し器が刺さったままになって、写真のように落ちなくなります。ちょっと画像が小さいですが、分かりますか?

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     壁の中にある下地材は施工場所がある程度決まっています。でも、ドコにあるのか分からないのが本音。このような器具を使うとカンタンに下地材のありかを発見できます。押し込むと針が刺さらずに凹むのは下地材が無い証拠。釘などを打っても重量物を吊り下げると荷重に耐え切れずに抜けてしまいます。

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  • 【強風で玄関ドアがバタンと開く・閉まる/風の通り道】2014年5月17日(土)お家の点検5年目(滑川市O邸)

    Q この地域は風が強く、玄関ドアの前(右から左、南から北への風)を風が抜けてバタンと強く閉まったり開いたりする。壁や玄関ドアが傷ついてしまうかもしれない。壁を作れば風は防げる?

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     A 現状を確認。新たに壁を作るとコスト高になりますので、安価なドアストッパーの取り付けをお勧めしました。現在の玄関ドアの開くときのストップはドアクローザーによる一時的な停止機能を利用していますが、開く力が余計に加わる・加えるとそれ以上に開くことがあります。

    [玄関]

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     強風が吹き込むとドアが最大限以上に開いて、このように壁に当たってしまうようです。タイルに穴を開けて施工する下付けのドアストッパーを後日ご提案することをお約束。

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  • 【生活スタイル・家族構成の変化】2014年5月17日(土)お家の点検5年目(滑川市O邸)

    生活スタイルって何?

    お家に住まわれるご家族の1日そして1週間、1ヶ月、1年を通じての生活スタイル。点検現場では主に室内での結露の原因となる「水蒸気の発生」を意味しています。就寝時から起床までのご家族が睡眠中(呼吸による水蒸気の放出と室温の低下、サッシとカーテンの間の温度低下)や調理時、暖房器具、洗濯物の乾燥等々、ご家庭毎で異なっているので同じ事例は少ないと思われます。

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     室外の場合は、その日の天候(晴れや雨)もありますし、梅雨や冬(積雪)等々の自然要因となります。お家に関することは、周辺環境という立地条件、換気という窓開けによる風通し(風の入口と出口を作る)をよくしたり、除湿・加湿という器具・機械を使って自由に変化させること、機能的にはサッシ仕様(アルミ、樹脂、木製)等々、いろんな要因が複合的に絡まっています。

    そして、家族構成の変化。今回の定期訪問で発見。カワイイお子様が誕生してご家族が増えました♪

    赤ちゃんがおられるご家庭では洗濯物も増えるようです。お子様が大きくなるにつれて学校や課外活動によっても洗濯物の量がかなり違っていると思われます。

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     お客様宅で起こり得る様々な現象や事例。発生原因がなかなか分からないこともありますが、生活感のない展示場ならまだしもお客様ご家族が住まわれているお家環境。お家のメンテナンスをお客様と一緒にどのように考えていけば良いのか、多岐にわたる点検現場を例にあげながら今後の点検現場に活かしつつ注意喚起もしながら、お客様宅の一軒一軒に対してシッカリと対応していきたいと考え・実践しています。

  • 【M邸の紹介/お客様DIYの数々】2014年5月16日(金)お家の点検10年目(富山市M邸)

    2014年5月16日(金)お家の点検10年目(富山市M邸)

    所要時間 13:23~15:35 晴れ

    スタッフ 前根、成瀬、渡辺

     

    【M邸の紹介/お客様DIYの数々】

    これまで○年目点検と題して数多くの点検現場に同行していますが、「お客様DIY」でお家のメンテナンスやお手入れ等の成果を聞かせて頂くことも数多くあります。コチラのお客様もそのおひとりです。

    「自分で取り付けてみた(笑)」と照れながら点検スタッフにお話されるお客様。記録を見ると、5年目点検時には既に取り付けられていましたが、あれから5年が経過した今でもお客様ご自身のDIYには共感が持てます。思わず・・・「いいね!」を連発したくなります♪

    [建物右面/東側/浴室]

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     ホームセンターで部材を購入して穴を開けてサッシ枠にビス打ち、ビスで穴を開けた隙間から雨水が進入しないようにシーリング剤を充填されている徹底振りです。

    [外から見た様子]     [内側から見た様子]

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     サッシの上には夏の暑く陽射しの強い時期にスダレをかけておられるのか、数本の釘が打ってありました。お客様ご自身の日用大工的な発想と実践には頭が下がる思いです。

    [建物正面/南側/リビング]

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  • 【10年目点検とは?】2014年5月16日(金)お家の点検10年目(富山市M邸)

    部材・部位の経年変化等による起こり得る現象・事例への早期発見と早期対処を基本に考えている1年目・2年目・5年目点検。10年目点検になるとほとんどが有償工事になってしまいますが、点検スタッフが出来る範囲の補修作業はサービス(無償工事)の一環にもなっています。

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     まだ2棟目の10年目点検ですが、お客様の反応を見ていると「なるべく費用はかけたくない」との傾向が強く感じられます。

    (点検スタッフが出来るサービス工事の種類や数を増やしなさいという無言の圧力も感じます・・・汗)

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     弊社・中田工務店は地元の皆様に支えられながらお陰さまで今日までやってきました。定期点検ではなるべくお客様負担をかけないよう無償工事の範囲を増やすべく、日々勉強だと感じています。

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  • 【N邸の紹介】2014年5月15日(木)お家の点検10年目(射水市N邸)

    2014年5月15日(木)お家の点検10年目(射水市N邸)

    所要時間 9:53~11:55 晴れ

    スタッフ 前根、渡辺

     【N邸の紹介】

    地元に根ざした商売、お客様は理髪店を営んでおられます。

    テラコッタ調の屋根や手塗り感のある壁、ブリックタイル貼り等の南欧風の外観、そしてお庭には鉢やプランター植えのお花が一面に並んでいます。商売ではお客様とのコミュニケーションを非常に大事にしておられ、まさに「お・も・て・な・し」という気持ちが内外に溢れかえっているのを実感できます。

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     お店の入口はアーチ状にブリックタイルが貼られている施工です。その周囲にはアイアン製の外灯が灯るオシャレなアンティークさを演出。塗り壁調の外壁には10年の歳月という経年変化等が現れていますが、手作り・工芸品のような味わいが今なお感じさせてくれます。

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     明るく清潔で落ち着いた店内。

    10年前と同様、いや・・・それ以上の美しさが感じられます。お客様ご夫婦のお手入れが隅々まで行き届いており、お店への愛情・愛着の賜のようです。

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  • 【換気システム】2014年5月15日(木)お家の点検10年目(射水市N邸)

    天井取付型の第1種換気システム(熱交換型機械換気)です。1階、2階ともに運転されています。

    お客様からの質問で「10年も経ったから止めても良いのでは?」と。2003年に換気の義務化が法律で定められました。24時間作動(2時間で部屋の空気が1回入れ替わる)が前提なので、電気代はそれほど高くならないように設定されています。

    また、この機械換気の注意事項では「運転を止めるとダクト内で結露した水が機械から垂れてくることもある」とあります。「10年経ったから運転を止めて良い」と、助言するのも難しいと思われます。

    [1階]          [2階]

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  • 【初めての10年目点検】2014年5月15日(木)お家の点検10年目(射水市N邸)

    アレから10年。思えば・・・弊社・中田工務店の定期点検はおかげさまで10年目を迎えました。

    定期訪問を始めた10年前。弊社の定期点検実施は富山の工務店・住宅メーカーの中では遅いほうだったと思います。当時はアレコレと試行錯誤しながら、メンテナンス担当の知恵・経験的知識を間近で教わりながら、新築の現場監督であるスタッフが定期点検へ業務を少しずつ移管してきました。

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     そして、1年目、2年目点検と進んで5年目に差し掛かった時・・・

    これまでの点検とは違う形式にしなくてはイケナイ・・・?と、この時もメンテナンス担当に聞きながら・密着取材しながら点検項目や精度を向上させていったのを思い出します。

    そうして・・・やってきた今回の10年目点検。

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     10年目の点検現場とは?

    新築のお家に住まわれて10年が経った方、新築に住まわれて近い将来に10年を迎える方、これから建築・プラン入りするが、10年後のお家ってどうなっているの?どうなってしまうの?と、疑問・不安に感じておられる方々へ。

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    お家はご家族が住まわれる大切な場所。経年変化等は起こり得る現象なので、あらかじめ「知っておく」「知って頂く」ことが大切だと実感しています。「ある住宅メーカーで建てたんだけど詳しく教えてくれない。聞いたけどよく分からない。」等々、起こり得る現象は本ブログでカテゴリ別に分けています。内容は詳しくないこともありますが、是非とも今後の参考にして頂きたく思います。

  • 【K邸の紹介】2014年5月10日(土)お家の点検5年目(富山市K邸)

    2014年5月10日(土)お家の点検5年目(富山市K邸)

    所要時間 13:24~15:20 晴れ

    スタッフ 前根、渡辺

     

    【K邸の紹介】

    お気に入りの場所は・・・「中庭」

    お客様宅の間取りは四方が壁で囲まれている中庭です。「人目を気にしないでバーベキュウ等を楽しめる」と大好評♪セカンドリビング的な発想かもしれません。

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    中庭をグルッと囲う間取り。上手に考えられています。プラン当時はお客様と設計士とが練りに練った発想だったそうです。

    キッチンもグルッと囲っている配置。奥様も前後左右と効率よく家事をこなせているご様子。

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    「お客様の声を聞かせてください」のアンケートです。

    お客様からの4年ぶりのアンケート(新築後の1年目では住み心地アンケート)では・・・

    「快適です」、「今後ともよろしくお願いします」というご感想を頂きました。ありがとうございます。

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  • 【定期点検を待っておられるお客様?】2014年5月10日(土)お家の点検5年目(富山市K邸)

    お客様の中には「定期点検の時にこそ、色んな不具合等を全部話そう・相談しよう」というご家庭もあります。それがあってか「都合が悪いから来て!」等のスクランブル要請は少なくなったようです。

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    今回は「お客様宅では発生していませんが、将来的に起こり得る現象」、「DIYでお手入れ」等々の事例紹介を数多く取り入れました。お客様ご夫婦も真剣に傾聴されていました。

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    定期点検がスタートして数年後、お客様から「安心感がある」とのお言葉を頂いたのを思い出しました。私たちスタッフにとってみても設計・施工部隊の後に続く「定期点検部隊」への信頼感があってか、メンテナンスのバトンリレーがうまく出来るようになった気がしています。

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    弊社・中田工務店の定期点検・定期巡回が軌道に乗って約10年が経ちました。お客様と一緒にプランを考えて、お客様と一緒にお家のメンテナンスに取り組むこと。

    この甲斐あってか、従前の「クロスの変化」、「建具(開き戸、引き戸、吊り戸)の不具合」、「床材や床鳴りの性質」、木造住宅の特徴である「木の調湿機能」が起因となる現象に対する問合せ等が激減したようです。全国のそして富山県のひとつの工務店として努力の成果の現われだと感じています。