点検ブログ

  • 【お引渡し式から1年が経ちました。住まいの感想はどうですか?】2013年5月11日(土)お家の点検1年目(富山市K邸)

    中田工務店の「お引渡し式」の様子。お客様との「出会い~打合せ~上棟・建築中~完成」等々の思い出がコルクボードに綴られています。当時の写真を貼ってコメントを入れて・・・まるで結婚式の披露宴会場の入口に飾ってあるボードみたいで、心がウキウキしちゃいます^^
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    涙・・・涙・・・そして涙のお引渡し式。涙で鼻が詰まって鼻声で手紙を音読している営業担当の中谷。
    涙をぬぐいながらのお客様紹介は周囲のスタッフにも涙を誘いました。この頃は奥様のお腹には赤ちゃんが居た頃でしたね。
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    あれから1年が経ちました。あの頃の涙は力強い思い出となって、お客様との間の信頼関係の礎になっているようです。お子様が誕生して約半年。「我が家のアイドル」という言葉がぴったり♪終始笑みが絶えない1年目点検でした。
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    お客様とのツナガリ。公式訪問&ちょい寄り訪問でリアルにつながっていますが、最近はFBを使ってお客様とスタッフの近況を紹介し合っています。こんな関係がデキル時代になったのですね^^
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  • 【お家のメンテナンス/やっぱりDIYって必要かも?】2013年3月7日(木)お家の点検5年目(富山市婦中町N邸)

    新居に住まわれた後に起こる・起こり得る不具合等、これまでの点検現場(1年目、2年目、5年目)では様々な現象がありましたが、現場サイドでは迅速に対応・フォローしていると思われます。
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    弊社スタッフによるメンテナンス(助言や補修等)やお客様DIYという日用大工的な発想。専門的な技術や工具類が必要な場合もありますが、ドライバー1本で直せることが多いのも事実です。
    点検スタッフが簡単そうにやっているのを見ていると、「自分もデキルのでは?」と錯覚しそうですが、仕組みが分かっていれば錯角ではなくシッカリと手軽に補修できると思われます。
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    また、住まわれて数年後に現象が発生することもあります。その場合は原因を調査しながら有償・無償の判断をしています。経年変化(磨耗や劣化等)によるものは有償が多いのですが、施工時の不具合については保証期間が過ぎていても無償による対応を取っています。
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    定期点検の現場に同行していると「壊れる前にメンテナンス(調整)」という言葉をよく耳にします。
    (本ブログでも何回か言っているかも・・・^^)
    「こんな状態になってしまったけど、どうすれば良いの?」などの質問では「こうすれば良かった・良いのですよ」の返答が多くあったように思います。
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    様々なお客様とのお話の中で、メンテナンスについては「こうあるべき!」とはありますが、一概には言えないこともあります。私たち点検スタッフもそうですが、お客様ご自身もメンテナンスに対する価値観が違っているので、「やっぱりDIYが必要かも・・・」とお客様が思われた時、「点検スタッフがお家に訪問点検にやって来る・やって来た」ということが一番良い機会かな・・・と思っています。

  • 【住み心地アンケートでの満足と不満足】2013年4月13日(土)お家の点検1年目(富山市Y邸)

    1年目点検ではお客様に住み心地アンケートのご記入をお願いしています。
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    「蓄暖の上の棚にあるコンセントの数をもっと増やしておけば良かった。」とお客様。
    電化製品1個につきコンセントを1個使っていると、おのずとコンセントがいくつあっても足りなくなってしまいます。電源タップで集約する方法があるのですが、タコ足配線のように感じ取られたせいか、機能的には良いが、景観的に良くないとのことでした。

    定期点検でのお客様の声。生活スタイルや装備・仕様等、全てのお客様は価値観等が異なっているので共通点を見つけるのは難しいのですが、新居計画を立てておられる方々への参考になれば本望です。
    今回の事例で改めて感じたのは「経年変化等によって起こり得る様々な現象・事例を考えながら建築前・中のプランに臨むこと」も必要かもしれません。お家の立地条件(周辺環境等)や施工時期等によって、全ての点検現場で起こっている訳でもないので、総合的に考えるのが良いかと思われます。
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    どこの住宅メーカーを選んでも新築時は全てにおいてステキであり、おおよその方々が満足されていることと思います。「選んで良かったという本当の感想」は、住まわれる前ではなく、直後でもなく、1シーズン以降を住まれることで「起こり得る劣化や消耗等の経年変化に対する工務店のアフターフォロー」という対応次第で「その工務店の良し悪しが決まる」と言ったほうが妥当かもしれません。
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    プランという仮想の世界は「空間や生活スタイルのイメージ」だけであって、暮らすという現実の世界で起こり得る「経年変化等」の現象までを伝えることが難しい(弊社の説明義務はあります)と思います。人伝(ひとづて)で聴いたり、上手にネットを活用して良し悪しを見極めるのも大事と考えます。

  • 【家の点検、こんなふうに丁寧にしていれば仕事として大変だろうね・・・お客様の感想】2013年3月26日(火)お家の点検2年目(富山市婦中町E邸)

    今回の2年目点検でも前回(1年目)と同様、点検スタッフからの様々な点検・補修・助言・記録等々をしているのを身近に体験されたお客様。「このような定期点検は一ヶ月で数が増えると大変だね」といたわりのお言葉を頂きました。ありがとうございます。
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    点検・補修の横窪。助言の永原。今回の綴りと次回につなげる記録の渡辺。
    2年目点検では1年目点検のような「住み心地アンケート」はしないのですが、やっぱり生活スタイル等の感想を色々とお聞きして、役立てるような助言をアレコレと考えています。
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    お家の定期点検って何だろう・・・と、思うことがあります。
    「建ててからが本当のお付き合いです」という、住宅メーカーのCMなどで聞いたことがあるような定番の?セリフ。お客様宅で不具合があった場合には迅速に駆けつけますが、そうじゃない時もこのような訪問点検をして起こり得る現象・事例に備えています。
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    今回のお客様は住宅業界に詳しい方。木造住宅の経年変化等で起こり得る現象はよく知っておられて、点検スタッフが説明するまでもなく、「あうん」の相互理解があったものと思われます。季節や天候による湿度変化等によって木部が伸縮する「木の調湿機能という性質。鉄や石油などの原料からの加工物で、工場生産の鉄鋼やプラスチック、機械等々で作られる私たちの生活に身近な車や時計等の製品という「寸分違わない」ものとは少し違う世界かもしれませんね。

  • 【住み心地アンケート】2013年3月21日(木)お家の点検1年目(富山市I邸)

    住み心地アンケートのご記入をお願いしましたが、奥様がご不在であり、後日郵送して頂くことになりました。切手を持ち合わせていなかったので、切手代として120円をお渡ししました。
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    [友人・知人に自慢、褒められる・驚かれる場所]
    小上がりの畳コーナーが良い。
    [畳コーナー]
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    お気に入りの写真コーナー。オシャレな円形の飾り棚であり、塗り壁調になっています。
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    畳下の収納を最大に引き出せなくって、歩くスペース(畳コーナーとダイニングテーブルの間)に「ゆとり」が無い。ダイニングテーブルが小さなものしか置けない。
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    お子様と一緒にご家族の集う1階で勉強やお仕事等ができる。
    [畳コーナーの壁側の棚]   [畳コーナーの窓際には小さな書斎?]
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  • 【自由な設計と楽しい仕様・装備なのですが・・・】2013年3月21日(木)お家の点検1年目(富山市I邸)

    お客様アンケートをお願いして、記入して頂いて・・・はや6年が経過しました。振り返ってみると様々な良い点、悪い点などが書かれていました。当然といえば当然ですが・・・(汗)
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    ホームページなどでお客様からのアンケート結果を掲載している住宅メーカーは弊社を含め、かなり多いと思います。お家を建てられて「お客様の感想」の欄には美談は結構ありますが、悪い点はあまり書かれていないと思われます。悪いことがあっても、スタッフが誠心誠意に対応して「名誉挽回」しているので結果的には美談になっているのでしょうか。
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    点検現場ではアンケートや聞き込み等によってリサーチしている弊社の点検スタッフたち。書かれている内容が変わってきた傾向があります。
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    壁や天井クロス、無垢の床材の隙間等に関する疑問・質問です。お家は木造住宅であり、湿度変化によって木部が伸縮して、それに伴って下地ボードが追随することでクロスに変化が現れます。
    過去には「友人の家では無いのに私の家には隙間等がある。不良品なの?」等々の申し出もありました。
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    現場リサーチ(定期点検やお客様アンケート)でのお客様の声を、弊社スタッフが商談現場や建築現場で反映すべく、「起こり得る事例を知って頂き、選択肢の幅を広げる」等々の改善活動がなされていたのを思い出しました。
    弊社のスタッフはお客様に支えられていると同時にお客様に育てられています。これからも様々な声を受け入れさせて頂きながら、いろんな切り口で対処していきたいと考えています。

  • 【お家のメンテナンス/定期点検の実績と保証書】2013年3月7日(木)お家の点検5年目(富山市婦中町S邸)

    2013年の3月から本年度の定期点検がスタートしました。10月からは10年目点検がスタートすることもあって、少しずつ社内の体制を整えてきています。
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    この10年の流れの中で1年目・2年目・5年目点検の実施数を合計すると約555件となりました。実施数は大手住宅メーカーと比べると少ないのですが、少数精鋭による「点検の確実性」を考えるとこの数がベターとも思っています。
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    定期点検では「有償・無償」の区分があります。住宅メーカーによっては「全てが有償」というところもあると思いますが、弊社の場合は経年変化や使い勝手・使用頻度等を確認しながらなるべくお客様の負担にならないように努めています。一番効果的なのは今も昔も「悪くなる前にメンテナンス」です。
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  • 【お客様宅は唯一無二のオンリーワン】2013年3月5日(火)お家の点検1年目(富山市M邸)

    様々な現場に訪問点検で伺っていると同じ間取りや仕様・装備というのはなかなか無いですね。自由設計が基本となって、お客様の希望が数多く反映されています。建築への限界予算等によって仕様や装備が違いますし、お客様の価値観や性格等は千差万別。
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    玄関が明るくなる仕様。外から見るとあまり感じないのですが、玄関ホールから外側を見ると一目瞭然です。訪問当時は何とも思わなくても、後で思い出してみると「そうそう!」という所もあります。
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    中田工務店を選んで頂いたお客様のご感想。
    こうしてブログにすることによって分かってくることもあり、嬉しくなってきます。
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  • 【工法とクロスの変化】2013年3月2日(土)お家の点検5年目(富山市婦中町I邸)

    5年目点検の案内の往復葉書に「クロスの隙間」についてコメントがありました。そこで現状を確認。
    お客様宅の構造は気密性や耐震性等に優れた2×4工法で暖房機器は蓄暖仕様となっています。外周部以外の壁は下地に石膏ボード(耐力壁)が貼られているので、木部の湿度による伸縮(蓄暖の場合は過乾燥による縮み)が伝わりやすく、クロスに変化が多く発生する傾向があると思われます。
    [2階ホールの天井/浮き]  [2階洋室のコーナー/隙間]
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    [2階洋室/亀裂]
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    クロスの隙間等を目立たないようにするコークボンド補修は2年保証。2年目点検以降のクロスの変化についてはお客様にDIYをお願いしています。
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    新築時から年月が経過すると同時に経年変化という現象が所々に出てきます。機能的な消耗、部材の耐用年数等、構造的には影響は無いのですが、景観上で気になる部分。いざDIYとなると「うっ・・・」と最初のうちは感じますが、実際にやってみると「食べず嫌い」の感覚で何ともないようです。
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  • 【仮想と現実の違い/お家の過剰な設備投資?】 2013年3月2日(土)お家の点検2年目(富山市婦中町N邸)

    全室が床暖房。1階と2階がほとんど同じ仕様であると考えると、予算的に余裕が無い限り、なかなか出来ない装備の選択ですが、ご家族のことを考えて「寒い思いをさせたくない」というお気持ちは強く伝わってきます。
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    間取りと冷暖房設備、風の向き等々。点検現場でお客様のご感想をお聴きしていると、床暖房もそうですが、「蓄暖は1階だけで良かった」等々もありました。お家の間取り・仕様・装備等はお客様と弊社プランナー等の合意の上で決められていくものと思われますが、お客様自身も予備知識を持っておられたほうが良いこともあります。
    外での気象等による自然現象は多くのお客様がご存知なのですが、お家の中にも同じような現象があることをあまり知られていないのも事実です。暖気と寒気の移動(1階と2階)、湿った空気と室温などで起こり得る結露等々、生活スタイルにも関係してきます。
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    今回は結果的に建築前と中のプラン打合せ(仮想)と住まい方の変化・発見(現実)にギャップが生じる事例になりました。住まわれているお客様にとっては毎月の支払である「住宅ローン」があり、新築当時の大満足がちょっと反省しなきゃイケナイへと変化することもあります。本ブログがこれから建築される方々への参考となれば本望です。