点検ブログ

  • 【階段下収納】2月14日(土) 定期点検1年目(富山市N邸)

    階段下収納は間取りの都合上、入り組んだL字型になっています。奥の部分が昼間でも暗く、お客様は不便に感じておられるご様子。そこで配線が一部剥き出し(既存の壁等に配置)にはなりますが、照明器具の取り付けをご提案。
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    これまでの点検現場では、「電気が欲しかった」との声もあります。これも住まわれて分かるのではなく、あらかじめ想定されることかもしれませんね。

  • 【基礎のシミ】2月13日(金) 定期点検1年目(富山市婦中町I邸)

    Q 表面の色が変わっているのは何故?
    A 基礎や表面に施してある化粧モルタルはアルカリ性、土は酸性です。雨水の跳ね返りがモルタルについて変色(中和)したものと思われます。構造上には全く影響が無いことを説明し、お客様はご納得。
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    (参考/2008年6月20日富山市八尾町I邸1年目点検、モルタルの変色(中和))

  • 【床材の隙間】2月12日(木) 定期点検1年目(富山市婦中町I邸)

    Q 蓄熱式電気暖房機(蓄暖)の前面の辺りで、床の隙間が目立つ。
    A 現状を確認。床材は無垢です。温風が当たる箇所が過乾燥になって、木部に含まれている水分が放出されて収縮、これが隙間になっていると思われます。
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    もう少し、近寄って見ると分かります。「隙間にゴミが溜まり、掃除しにくい」と奥様。でも、無垢の素材の良さを考えると、仕方の無いことかもしれません。無垢は肌触りが良いとの好評を頂いています。
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    でも、蓄暖をつけなくなる時期になれば、過乾燥の環境ではなくなって、無垢の特徴である調湿効果で空気中の水分(湿気)を吸収し膨張、隙間が小さくなると思われます。
    また、床材の施工の際には無垢材の伸縮を考えて葉書1枚程度の隙間を取っています。
    (参考/2008年10月20日富山市Y邸5年目点検、開き戸)
    (参考/2008年11月16日富山市Y邸5年目点検、床下収納庫)

  • 【床鳴り】2月12日(木) 定期点検1年目(富山市婦中町I邸)

    Q 床鳴りがある。
    A 現状を確認。音から判断すると床下にある鋼製束と木部との間に(木部の季節の湿度変化による伸縮はありますが)過乾燥による隙間が発生しているものと思われます。
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    そこで、床下に入って鋼製束を増し締め(※1)して、床鳴りを改善。
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    ※1 増し締めの方法では、「2008年9月14日富山市婦中町W邸1年目点検、床鳴り」で解説しています。床下で調整している間は床上のスタッフとの連携が必要です。

    この現場でのスタッフのやりとり(音声)を活字化すると・・・
    床上では坪島、床下では大矢となっています。
    坪島「大矢く~ん、ココを踏んでみるけど、どう~?」
    大矢「もう少し、ギュッギュッと踏んでみて下さ~い」「今、やってま~す!!」
    坪島「あっ!床鳴りが無くなった」
    大矢「分かりました~!それじゃ、OKですね~!!」
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  • 【結露】2月12日(木) 定期点検1年目(富山市婦中町I邸)

    Q 結露はありますか?
    A たまにある。
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    冬場は、洗濯物の室内干しをされているご様子。蓄暖をつけると過乾燥になる傾向が強いのですが、洗濯物が干せることで室内の水蒸気量が増加し、湿度が上がります(健康に良いかもしれません・笑)
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    蓄暖をつけている時間帯は、常に室内が暖まっていることで、湿度が低めに推移します。就寝後、室内温度が低下。お家の気密性が高く、自然換気が難しい為、室内の水蒸気量が一定の場合、気温が下がるにつれて湿度が上がっていきます。そして、朝方の一番気温が低下する時にカーテンとサッシとの間の室温が露点(結露の発生)に近くなっていると思われます。
    (参考/2008年12月6日富山市S邸1年目点検、結露)
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    部屋の片隅には石油ファンヒーターがつけてありました。結露する事を除いては部分的な暖房、手軽さが良いと思われます。