蓄熱式電気暖房機やIHクッキングヒーター等が入っていても結露が発生する事も。家族構成や生活スタイルの変化等によって、リビングで洗濯物を干す場合もありますね。この時に室内の換気や除湿をしないと、洗濯物から蒸発した水分が室内に溜まって湿度が上がっていきます。
(参考/2008年3月25日入善町U邸1年目点検、結露)
そして、暖房を消した後、室内の気温が一番下がる朝方にサッシ枠等に結露(露点との関連)が発生する事もあります。
(参考/2008年9月22日砺波市M邸5年目点検、結露)

結露跡を調査。サッシ枠(仕様による)のゴム部分には結露によりカビが発生しやすい場所。結露をそのままにしておくと、次第に小さな黒カビが発生、侵食し、取りにくくなってしまいます。
[リビング]

特に黒カビは見受けられませんでした。
[寝室]
寝室の場合、暖房を消した(タイマー)後、ドアを閉めきって就寝。呼吸に含まれる水分で室内の湿度が上昇します。室温は暖房が切れているので、徐々に低下し、露点に達した時に結露が発生する仕組みです。

奥様へは、「複合(複層)ガラスは結露しにくい」こと、そして「まずは結露ってどんな風に起こるんだろう?」の仕組みをご理解頂き、日頃の拭き掃除がメンテナンスにもなると助言。
(参考/2008年10月16日射水市N邸5年目点検、結露)
(参考/2008年9月22日砺波市M邸5年目点検、結露)
Q このクロスのキズはどうされたのですか?
A 最初は、私自身で木製のカーテンレールを取り付けていたが、重みに耐え切れず、落ちてしまった。
お客様は応急処置として、はめ込み式のカーテンレールを代用しておられ、設置の高さが少し下がったせいで、カーテンの裾が床に付いてしまい、何とかしたいとお困りのご様子。
Q 重みで落ちたということは、壁の向こう側に下地材である木が入っていないの?
と点検スタッフ一同、不安な気持ちに包まれましたが・・・。
ここで、壁に下地材が入っているかを針(※1)で検査すると、確かに入っていました。単にお客様が打ったビスが短かった為に下地材へ届いていなかったようですね。
そこで、剥がれてしまったクロスを元に戻すことは難しいので、剥がれた箇所に10cm程度の板を貼って、その上に木製のカーテンレールを取り付ける事をご提案。
後で聞いたのですが、取り付け方をご存知なかったようで、必要な部品を捨ててしまわれていたそうです。私も素人ですので、とっても良い勉強になりました☆
※1 下地探しには、プッシュ式のアイテムが一般的に使われています。
壁面に対して垂直に当てて押します。木下地がある場所では針が下地材に当たり、奥まで入りません。下地が無い場所では針の手応えが無く、奥まで入っていきます。
お家の裏にある灯油タンクの上にはセンサーライトが取り付けてありました。
Q この照明は給油の際、暗いから取り付けられたのですか?
A それもあるが、防犯(※1)のため。あと、ここで煙草を吸うので明るくて良いですよ(笑)とご主人。
そして、外構には玉砂利が敷かれ、人が砂利を踏んだ音に対しても反応する優れモノのようです☆
※1 防犯っていうのは、侵入者の心理や行動等への対策。侵入者は「留守」や「侵入しやすさ」の確認をするようです。
「留守」への対策として、防犯(ダミー)カメラの設置や新聞・郵便物等のポストへの入れっ放しをなくす、カーテンの工夫等々。
「侵入しやすさ」への対策では、センサーライトの設置や近所付き合い(近所の目)、お家の
外周に玉砂利等を敷いたり、音の鳴る(音や人影に反応)センサーライトの設置等々。
調べると数多くの方法等があるそうですね。
(e-防犯ドットコムより抜粋/http://www.e-bouhan.com/bouhan_help/akisu_taisaku.html)
お客様曰く、「引越し後、1年経った今でも、訪ねてくる方に「木の香りがする」って言われる」と。
玄関ドアを開けて、すぐに「木」をふんだんに使っているのが分かるお家仕様です☆
木の匂い・・・良いですね☆ドアのガラス面から差し込む光がまるで「木漏れ日」のよう。何だか、木の香りって落ち着きますよね。心に安らぎを感じる瞬間です。

お客様は、弊社からお渡ししてあるオイル系のワックスをご主人が定期的に塗布しておられるそうです。
定期的に表面(底部の部分もお忘れなく)に塗ることで、耐候性が高くなり、紫外線や風雨等による変色や劣化を防止できます。
また、玄関付近の壁には自然素材の珪藻土が使われています。ランダムな塗り方がさらに良い雰囲気を醸し出しています☆
珪藻土には調湿効果もありますので、湿気の多い富山の気候にはピッタリだと思われます。