点検ブログ

  • 【玄関ドアの塗装】10月20日(月) 定期点検5年目(富山市O邸)

    太陽の紫外線や風雨等の厳しい自然環境にさらされている玄関ドア。表面が木製である為、DIYでの定期的な防水塗装等が必要です。塗膜効果が薄れてくると、ドアの底部から水が浸入(木部が水を吸収)し、色落ちやカビの発生原因にもなってしまいます。
    そこで、お客様にメンテナンスをお勧めしましたが、協議の結果、玄関ドアは家の顔であり、やはりプロに任せたほうが良いとの結論になりました。後日、見積書を提示する事をお約束。
    06_O_玄関ドアの塗装_0106_O_玄関ドアの塗装_02

    表面には、斑点状のカビが発生していました。
    06_O_玄関ドアの塗装_0306_O_玄関ドアの塗装_04

    ドアの内側の色をお客様にお見せして、元の鮮やかな色合いと比較して頂きました。
    表面に木目調の単板(※2)が貼られている構造の木製ドア。この状態のまま何もしなかった場合、表面上、腐食して見えるようになりますが、単板だけであり、ドア全体が腐食するわけではありません。
    06_O_玄関ドアの塗装_0506_O_玄関ドアの塗装_06

    ※2 化粧用では、厚さは0.1mmから2mm程度の物が多く、使用される樹種には質感や木目、色調が美しい等で選ばれ、代表的な物として日本産材では、ケヤキやナラ、キリ、ヒノキ、スギ等々があるそうです。

  • 【引き戸の隙間】10月20日(月) 定期点検5年目(富山市O邸)

    Q 隙間が開いている。ほら!隙間から光が差し込んでる。
    A 現状を確認。引き戸の向こう側は洗濯物が干してあるスペースになっています。室内湿度の変化で木製の建具が伸縮しますが、この建具はそれを想定して簡単に対応・調整できる仕組みになっています。
    08_O_引き戸_01

    ドライバーで調整ビス(引き戸の端の下部にある丸い箇所)を回し、現状を改善。
    08_O_引き戸_0208_O_引き戸_03

  • 【開き戸】10月20日(月) 定期点検5年目(富山市O邸)

    Q ドアの底部が床を擦っている感じがする。
    A 現状を確認。ドアの内部にガラスが入っている仕様です。丁番を調整し、ドアの傾きを改善。
    09_O_開き戸_0109_O_開き戸_02

    お客様へドアの構造や調整方法、そして使用頻度や使い勝手等でガラスが入っている仕様の場合、重みで底部が床に擦れる事もあると説明し、お客様はご納得。
    09_O_開き戸_0309_O_開き戸_04

  • 【お客様のメンテナンス】10月20日(月) 定期点検5年目(富山市O邸)

    住まわれて約5年。何も手を掛けなければ、5年目の場合、雨垂れで手の付けようの無い状態になっていると思われます。でも、年数が経過しているとは思えない美しさでした。
    何かの折に、お客様が高圧洗浄機等を使って丁寧に雨垂れを落としている姿を想像すると、お客様の心配りにはスタッフ一同脱帽です。
    10_O_メンテナンス_0110_O_メンテナンス_02

  • 【外壁の塗り替え】10月20日(月) 定期点検5年目(富山市O邸)

    Q 外壁の塗り替えはいつぐらいにすれば良いのか?
    A 塗り壁の場合、コーキングが経年変化等で切れてくることで、ジョイント部分の塗装面にヒビ割れが発生する事がありますが、漏水の心配はありません。ヒビ割れした箇所には、その上から再度色を塗る方法となりますが、周囲との調色が難しくもあります。
    11_O_外壁_0111_O_外壁_02

    南面や西日が差す面は、劣化が他の面よりも早いと言われています。その他にも様々な要因がありますが、コーキングが硬くなってしまう10年目が目安と思われます。ただし、全体的に塗り直す場合、足場費用も必要となります。詳しく知りたい方はお気軽に弊社までご連絡くださいね。

  • 【屋根点検】10月20日(月) 定期点検5年目(富山市Y邸)

    屋根に上って瓦の点検を実施。屋根雪が集中する「谷」の部分を中心に検査。特に異常はありませんでした。屋根瓦の状態をデジカメで撮影し、お客様に画像を確認して頂きました。
    01_Y_屋根点検_0101_Y_屋根点検_02

    正面側の瓦の表面にコケが付着していました。こすると取れる程度です。北側で日当りが悪いのが原因と思われます。また、雨樋に溜まった土等は雨水に流されて雨水枡に流れ出ますが、排水管や雨樋の詰まりを防ぐことを考えると、気が付いた時に掃除して頂くようにお願いしました。
    01_Y_屋根点検_0301_Y_屋根点検_04

  • 【外壁塗装のヒビ割れ】10月20日(月) 定期点検5年目(富山市Y邸)

    Q ヒビ割れはやっぱり出てくるものなのか?
    A 湿度変化によるサイディングの下地材が伸縮することで、自然環境(紫外線等)によるジョイント部分のコーキング(弾力性はあるが)が経年変化(劣化等)で切れが発生し、その上の塗装面にヒビ割れが発生しやすくなります。ヒビが入っても下地で防水処理が施してありますので、漏水の心配は無いのですが、景観上で気になると思われます。
    02_Y_塗装_01

    お客様がDIYで補修するに当たって、塗料をお譲りする事も考えられましたが、お客様宅の外壁は、塗料に砂を混ぜて吹き付けし、その表面を手塗り感覚で平らにしている2層塗りの施工です。
    02_Y_塗装_0202_Y_塗装_03

    部分的に補修する場合は、新たな塗装で周囲に合わせる調色(※1)が難しくもあります。

    ※1 調色は、外壁の塗装面は太陽の紫外線や風雨、ホコリ等によって経年変化等が進んでいる(新築時から比較すると)状態に合わせる事を言います。

  • 【汚水枡】10月20日(月) 定期点検5年目(富山市Y邸)

    汚水枡の蓋を順番に開けて現状を確認。ここで、周囲にある円形の蓋について説明。流し台等から排水が流れる時には、空気も一緒に入ってきます。下水の本管までに流れる途中の段階でこの空気を抜かないと排水が逆流する事もあります。そこで、ダブルトラップ(※2)という仕組みで異臭を除去させながら空気を抜いています。
    04_Y_汚水枡_0104_Y_汚水枡_02

    ※2 一般家庭の流し台や洗面所等の排水設備配管の途中には、S字型の排水トラップがありますね。下水道の悪臭やガス等が屋内へ侵入するのを防いでいます。また、害虫やネズミ等が入らないようにトラップとしての役割もあります。
    トラップには様々な型があるようで、機会のある時に改めて調べてみたいと思います。

    また、排水枡の深さは下水管に近づくにつれて深くなって、勾配をつけています。
    お客様は「排水の流れ」の仕組みに納得されました。

    04_Y_汚水枡_0304_Y_汚水枡_04