Q 引き戸が傾いている。傾きの直し方を知りたい(事前葉書)
現状を確認。この扉は無垢仕様となっているので、枠には丸いクッション材(木部の保護・キズ防止)が取り付けられています。完全に閉め切った状態でも少し傾いて見える(扉と枠の間から光が差し込む)のですが、今回は傾きが大きかったので、経年変化等によって木部が伸縮したものと思われます。
[1階トイレ]
扉の左右の側面にある傾きや高さを調整できるネジの場所をお客様へ指し示しながら補正。お客様に扉の仕組みを理解して頂きました。
[雨水枡]
雨水枡の検査。底部への泥等の溜まりは少ない状態でした。お家の立地・周辺環境によるのですが、近くに畑や田んぼ、落葉樹があると泥や落ち葉が風に乗って飛んできて、降水によって雨樋から流されてくることで詰まりの原因にもなります。
[建物右面/南側]
[建物後面/東側]
[汚水枡]
汚水枡には油脂等が溜まっている状態だったので、お客様からホースをお借りして排水管内を洗浄することになりました。排水管はそれほど深くない箇所に施工されています。
[建物前面/西側/キッチン他]
水圧だけでは管内・排水管の壁にこびり付いた油脂等の塊は流させない状態でした。
そこで割り箸を使って油脂等の塊を取り出すと、かなり大きな塊になっていました。これは油脂が溜まった末に「詰まる」という直前の状態だったのかもしれません。
お客様に一連の洗浄作業を見て頂き、数年に1回程度のお手入れをお願いしました。
Q 新築して10年ほど建っているので蓄暖の内部にホコリが溜まっているのでは?
A 現状を確認。他の点検現場でもお客様からの申し出で蓄暖を掃除した経験はあるのですが、製品仕様・構造が違うせいか、カバーを開けるビスが見当たりませんでした。
[LDK]
お客様へ蓄暖の取扱説明書を持ってきて頂き、カバーを取り外せるか否かを改めて確認しましたが、無理なようでした。仮に開ける場合はメーカーのメンテナンスに依頼(有償)することになると思われます。
給気口付近(背面)にホコリが溜まりやすいので、お客様は蓄暖の背面に掃除機を入れて吸い取っているご様子。入口付近にはホコリは無かったのですが、掃除機が届かない場所・奥のほうはホコリが堆積している状態でした。柄の長い掃除用具で背面の両サイドから掃除して頂くよう改めてお願いしました。