10年目点検では事前にアンケートをお願いして、お客様が事前の目視確認で不具合等に感じている事柄等々を自由に書いて頂き、それを返送して頂く仕組みになっています。
返送された用紙には「屋根材の提案をして欲しい」とお客様からご要望がありましたので、今回の10年目点検でサンプルや提案書をお持ちしました。
Q トイレの水がチョロチョロ出ている。水がもったいないわけではないが、すぐに見て欲しい。
A 現状を確認。もうすぐ10年目点検を迎えられるお客様宅でのトイレの不具合です。新築から約10年経過すると、トイレタンクの中もお手入れの必要がでてきます。
[トイレの水が流れる仕組みを再確認]
黒い水が出てきました。これはタンク内のゴム管の劣化・その周りに付着していた薬剤もあると思われます。タオルでキレイに拭き取っています。
試行錯誤しながらですが、ようやくキレイな水が流れるようになりました。濡れた便器周りもタオルで丁寧に拭き取って補修作業完了。気になっていた水の音も解消されました。
原因は長年にわたるゴム管の経年変化や薬剤・芳香剤によるゴム管への影響もあるかと思われます。
お客様に原因を知って頂くことで定期的なメンテナンスの必要性を理解して頂きました。
Q 先日、潤滑油(CRC)を台車に吹き付けて手入れしてみたが・・・。
A 現状を確認。動きが悪かったので、改めて扉を取り外して台車を検査することにしました。
[LDK]
台車の周囲にはホコリが溜まっていました。お客様がお手入れの際に潤滑油(CRC)を使われていたことが原因なのか、周囲のゴミを吸い寄せたのかレールにはホコリがこびり付いていました。
マイナスドライバーの先端で台車やレールに溜まったホコリをキレイに取り除きました。
台車にピタッと絡まっているホコリを軍手やドライバーの先端で上手に拭い取って改めて潤滑油(CRC)で台車の回転を滑らかにしました。
丁寧な手入れの成果もあってかスムーズに閉まるようになりましたが、今度は「バタン」と勢いよく閉まってしまう不都合も・・・(汗)扉の閉まる速さを緩和・ブレーキをかけるクローザーが壊れていました。使い勝手を考えて取替え用の部材を提案することにしました。