床下点検を実施。
特に異常はありませんでした。
Q クッションフロアが少し膨らんできた。
A 現状を確認。浴室が横にあって、室内にはドラム式の洗濯乾燥機、そして床暖房の暖気で洗濯物を
乾かしておられるご様子。
[洗面脱衣室]
空気清浄機はあるのですが、除湿機が無い状態。換気扇は風呂上り後の約2時間だけ回しておられるご様子。洗濯物が乾くということは衣類にしみ込んでいる水分が水蒸気になって室内に放出されるだけで室内全体を除湿・換気しないと、水蒸気は室内外を漂って結露化しやすくなると思われます。
換気や除湿の必要性を他の点検現場での事例を引用して紹介しました。
[結露]
床暖房は寒い時期には一日中点けっ放しとのことです。サッシ枠にはエコカラットが結露防止用に取り付けられていました。夜になると厚手のカーテンを敷くことで空気の対流がカーテンによって遮られて、サッシ枠の温度が下がることで結露化しやすい環境になる事例を紹介。
[LDK/南側]
2014年3月29日(土)お家の点検5年目(滑川市K邸)
所要時間 9:54~11:37 晴れ
スタッフ 横窪、渡辺
【K邸の紹介】
玄関ホールの天井は擬木(ぎぼく/本物の古木に似せたもの)と言われるアンティークビームという商品が施工されています。壁に取り付けてあるアイアン(鉄製)の照明器具との相性はバッチリですね。
これはアイアンを取り入れた階段。重厚感があります。階段からはアイアン飾りはすりガラスでうっすらとしか見えないのですが、玄関側からはこのように階段の桁の高さに平行して段々になっています。
外壁はレンガ調となっており、玄関には木目調のぬくもりと気品さが感じられます。玄関ホールに差し込んでくる太陽光。とても明るいですね♪
1年目点検後のフォローで基礎肌を隠している化粧用モルタルに発生したヒビ割れ現象。これは粒子の細かなハイモルタルを上塗りした跡であり、施工時期の違いや事後のホコリ・泥などの付着によって逆に目立ってしまう事例となっています。
[建物正面/西側]
これらの跡も1年目点検後のフォローで土間コンの表面に施したモルタルのヒビ割れ現象。目立たないようにヒビ割れ箇所にハイモルタルを上塗りした経緯があります。その後4年が経過。補修跡が目立ってしまう事例となりました。
[建物後面/東側]
お客様はこれまでの5年間を振り返って「ヒビ割れは起こり得る現象」であり、構造上・強度は問題ないことを点検スタッフとのこれまでの応答で再認識されました。
Q 引き戸が途中で引っ掛かる。
[奥が仏間、手前がLDK]
A 現状を確認。扉の側面下に付いている調整ツマミ(台車の上下の高さ・左右の傾きを調整できる)をドライバーで回してみましたが、思うように現状を改善できませんでした。
そこで扉を外して上部の調整ツマミを回そうと試みましたが、「受け」となるビスとドライバーの先端の大きさがマッチしませんでした。
調整ツマミの穴が見えます。そこにドライバーを差し込んで左右に回すと白い車輪の台車が上下・左右に動いて微妙な調整ができる仕組みになっています。
[扉の上部の様子]
そこで、サイズの小さなドライバーに取り替えました。ドライバーの柄の部分が手元に無かったので、ペンチで回してみましたがビクともせず・・・。力の伝達が悪いのでしょうか。次はインパクトに取り付けて器械の力で補正を試みました。
扉を外したり元に戻したり・・・。ネジや部材の調整を数回試してみました。扉の上部に取り付けてある「扉のブレ防止部材」が桟に引っ掛かっていて、これが引っ掛かりの原因でした。少し向きを補正して現状を改善しました。