Q 床材同士の間が広がっている。
A 現状を確認。床暖房仕様の床材です。今は床暖房による強制乾燥によって木部が少し収縮、湿度が高い時期・気候になると膨張する「木材」の調湿機能を紹介して、床材の特徴を理解して頂きました。
[LDK]
お客様に住み心地アンケートの記入をお願いしました。
[友人・知人に自慢、褒められる・驚かれるところ]
「吹き抜けの開放感が良い」とのご感想。
一般的なデジカメでは臨場感がなかなかお伝えできませんが、圧迫感がなく、陽射しの入れ方や梁の魅せ方、丸みの施工等々、トータル的に空間を上手に使っています。
[LDK/南側]
[スイッチ・コンセントの位置は使いやすいか]
「洗面化粧台にはコンセントが1箇所あるが、複数の家電製品が必要な時は使い勝手が悪い。左の棚のほうにもう1箇所あれば良かった」とお客様。
洗面化粧台の場合、充電もありますが、ドライヤーやヘアアイロン等々、家族構成や生活習慣によって様々な用途がありますね。改めて考えるべき箇所となります。
[洗面脱衣室]
「PCカウンターの左側にコンセントがあるが、PCやWiFiなどの接続で埋まっている。電源タップを使っているが足りなかった」とお客様。
[PCカウンター]
そして「PCカウンターの右側は炊飯器のところまで行かないとコンセントが無い。非常に不便に感じている」とお客様。
日常的に使われるコンセント。カウンターで使用する電化製品の数々。実際に生活してみないと必要数の把握は難しさもありますが、提案する弊社側での気づきが足りなかった事例だと思われます。
今の時代、ひと昔前は「知りたい工務店・住宅メーカーはどんな商品・サービスを扱っているのか?」等々、事前に知る方法は実際に訪問するか知人などからの口コミ・口伝て(くちづて)、折込みチラシなどで情報収集するしかなかったのですが、今ではヤフーやグーグルでの「ネット検索」をして「興味・関心のある会社を予習」してから訪問するのが主流になっていると思われます。
ネットの場合、時間や場所を気にしないで自分嗜好で見れますし、検索条件(単語)を入れれば数秒待たずとも関連する欲しい情報が全国各地の場所を問わず、端末の画面に「行」となって会社情報の見出し等がお隣さん感覚で表示されてきます。便利な世の中になってきました。
私たち定期点検スタッフが行なっている住み心地アンケートは「書き込む」と言うネットではなく、「書いて頂く」というリアルなツナガリとも言えるかもしれません。
また、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の場合、ブログよりも気軽に情報発信したり、欲しい情報をタイムライン等で自動的に受け取ったり、様々な条件でもマッチングさせることが出来るので、場合・用途・目的に応じた多くのツナガリ(フェイスブックやツイッター等)を作ることも可能です。
これは部屋同士を仕切る3枚引き戸。左側がLDK(床暖房)で右側が和室(断熱畳)という間取りです。引き戸を閉め切っていると湿度差(扉の表裏)によって扉が反ってしまう現象があります。
お客様宅では引き戸は開けっ放し状態にして2室の湿度差を同じに保っておられるご様子。扉の間にダンボール片が挟めてありました。変形を少しでも防止しようとする心配りだと思われます。
私たち、弊社・中田工務店の定期点検スタッフ、そして点検現場から全国へ情報発信。
部分的・地域的ではありますが、起こり得る事例・現象を皆さんに知って頂き、快適な住まいへの予備知識として活用して頂ければ幸いです。
Q 今の時期、夏場に比べると洗濯物が乾きにくくなってきている。
A 現状を確認。気温が低くなると、飽和水蒸気量が小さくなって水分が室内に拡散しにくくなるのが主な原因ですが、「干せる・乾く」ということは空気中に水蒸気が逃げるという意味であり、室内全体の空気中に含められる水蒸気量(飽和前)はある程度決まっています。
そこで、室内を除湿することで低温(冬場)であっても飽和になる前の水蒸気の許容量が確保(室内に取り込める水蒸気の余力)でき、それに伴って衣類に含まれる水分を空気中に逃がす(洗濯物を乾かす)ことができる仕組みと考えられます。
[物干し場]
今回の事例のようにサーキュレーターを使って室内・家内の空気を循環・撹拌(かくはん)させると、乾いた空気と湿った空気が混ざることで、湿度が低下(除湿に似た現象で湿度が下がる)して洗濯物は日陰であっても寒くても少しずつ乾かせると思われます。