点検ブログ

  • 【換気システム】9月27日(土) 定期点検1年目(富山市Y邸)

    お客様宅は、第3種の換気システムとなっています。
    給気口はあるのですが、私の機械設置型(第1種換気システム)のイメージが強くて、通路の天井をあちこちと探し回りました(笑)
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    ここで、どうして換気システムが必要なのか?を、建築基準法で定められているらしいので、ちょっと調べてみました。
    昔の住宅は、隙間風が入ってきて自然に換気ができたので、あえて換気する必要はなく、また昔の家には土壁や木、紙等の自然素材が採用されていました。
    でも、今日の住宅では気密性が高く、空気の入れ替えが自然にできなくなってきているそうです。
    生活用品にも化学物質が多く使われており、スプレー缶や芳香剤等々、そしてハウスダストもあり、家族が健康に暮らすには、24時間ずっとの間、発散・浮遊している室内の汚染物質を取り除く為に、24時間の換気システムの必要性が出てきたということです。

    ちなみに、ヒト一人が呼吸するだけでも約1.2㎥/時間の消費量で、体臭や生活臭、室内のホコリ、燃焼による水蒸気の発生等を考えると、衛生上は約30㎥/時間が望ましいと言われているそうです。

  • 【結露】9月27日(土) 定期点検1年目(富山市Y邸)

    Q サッシの結露が気になる。
    A 気密性の高い住宅では、換気や除湿をしないと水蒸気が徐々に室内に溜まり、高湿度状態になります。湿度が高いと室内気温の低下で結露が発生しやすくなります。
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    結露が発生しても拭きとっておられるせいか、斑点状の黒カビも無く、きれいな状態でした。

  • 【雨樋】9月22日(月) 定期点検5年目(砺波市M邸)

    正面雨樋、そして集水器(※1)の近くにもバドミントンのシャトルが詰まっていました。
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    ※1 軒樋に溜まった雨水を下に落とす部材です。上合(じょうご)とも言われています。

    雨水が詰まる原因になるので、樋から取り出しました。シャトルの状態を見ると、プラスチック製の羽根が太陽の紫外線等でボロボロになっていました。数年経過しているのもあるようですね。
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  • 【コーキング】9月22日(月) 定期点検5年目(砺波市M邸)

    外壁のコーキングに切れを確認。現在は小さな傷口ですが、そのまま放置すると雨水の浸入の原因にもなります。この傷口が次第に大きくなって、外壁の張り替え等の大きな工事に発展することもあります。
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    コーキングの保証は5年。その後の補修の判断はお客様に委ねられます。後日、見積書を提示する事をお約束。建物の立地もありますが、紫外線や風雨等で劣化が激しくなる箇所です。
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    サッシ廻りのコーキングも切れてくる時期です。

  • 【クロス】9月22日(月) 定期点検5年目(砺波市M邸)

    室内のほとんどのクロスが綺麗な状態でした。脱衣室のコーナーに隙間を発見。コークボンドによるクロスの隙間等の補修保証はお引渡し後の2年間。今回は、ホームセンターで販売されているコークボンドを使ってDIYで補修する事をお願いしました。
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  • 【トイレ】9月22日(月) 定期点検5年目(砺波市M邸)

    トイレの床材は単層フローリングの無垢材で木製です。木製の場合、質感は良いのですが、定期的なメンテナンスが必要となります。市販されているワックス(耐水性)をかけることで、便器に結露(特に梅雨時期)が発生し、便器底部の丸みの部分と床材との間に結露水が溜まっても、簡単なお手入れ(拭き掃除等)で、床本来の美しさが保たれると思われます。
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  • 【照明器具】9月22日(月) 定期点検5年目(砺波市M邸)

    Q 照明の明るさを調整して欲しい。自分でやっているが、それ以上暗くならない。
    A 現状を確認。人感センサー(人の出入りをキャッチ)付きの照明です。スタッフの手で明るさの調整を何度か試してみましたが、器具の性能上、難しいようでした。
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    お客様は現在の照明を気に入っておられます。ただ、5年経過しているので、同型は廃番になっている可能性もあります。後日、類似した柄の照明器具(センサー無)をカタログで提案する事をお約束。

  • 【枠材(戸当たり)の外れ】9月22日(月) 定期点検5年目(砺波市M邸)

    Q 枠材が手で外れるのはどうして?
    A 現状を確認。まずは、スタッフが手で簡単に外れる事を披露。
    外れないようにボンドで固定する方法もありますが、万が一、ドア本体を取り外す補修になった場合に備えての「単にはめてある」施工になっています。
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    過去にボンドで固定されていた為に、枠を全て削ったり、丁番を切ったり、等々の大きな工事になった事例が3~4件ありました。これを聞いたお客様は、現状のままで良いとご納得。
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  • 【カビ】9月22日(月) 定期点検5年目(砺波市M邸)

    Q 結露による、黒カビがなかなか取れない。
    A 現状を確認。カビがサッシ枠のゴム部分に深く侵入しているものと思われます。早期の対応が基本(結露水のこまめな拭き取りや古歯ブラシに中性洗剤を付けてこする等)ですが、カビ取り剤のゼリータイプやティッシュ(薬剤を含ませる)を長時間、患部に浸けておく事をお勧め。局所的に試してみて効果を確認できれば、全体に施すようにお願いしました。
    [リビング]
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    [2階居室]
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