点検ブログ

  • 【結露】10月16日(木) 定期点検5年目(射水市N邸)

    Q 冬の話だが、リビングのサッシはペアガラスなのに結露するのは何故?
    A 現状を確認。まずは、「複層(ペア)ガラス」は結露しにくい事をご説明。
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    ここで、サッシ枠を調査。多少のホコリはあるものの、黒カビらしき斑点は少なかったようです。
    結露があった際には、丁寧に拭きとっておられるそうです。この「拭き取り」もメンテナンスの代表的な方法ですね。
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    結露の主な原因である「水蒸気の発生」。外の冷たい空気がサッシ枠(アルミ製)を伝って(熱の伝導)室内側のサッシ枠の温度を低下させます。室内では、ガスによる燃焼とヒトの呼吸、室内干し等で水蒸気が増加します。また、冬場等の乾燥する時期は加湿器を使われるお客様もおられますね。
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    空気中は、暖房機器等によって徐々に室内温度が上昇し、室内に温度差が発生することで、空気の対流が起きます。そして、障害物(例えばカーテン)等があれば、暖気と冷気の室内循環から遮られて、湿度が同一のまま、窓の表面温度が低下。これが露点以下になると水分が発生し、サッシの冷たい部分に結露が発生すると思われます。(参考/2008年9月22日、砺波市M邸5年目点検)

  • 【断熱シート】10月16日(木) 定期点検5年目(射水市N邸)

    床とホットカーペットとの間に断熱シートが敷かれていました。
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    ホットカーペットが直接床に長時間接触していると床材との間に熱がこもり、ヒビ割れや継ぎ目に隙間等が発生する事もあります。熱が逃げないように保温を考えて敷かれたと思われますが、同時に直接熱が伝わらない、メンテナンスとしての効果もあります。一石二鳥ですね。

  • 【電気温水器】10月16日(木) 定期点検5年目(射水市N邸)

    Q 電気温水器を置くとすれば、どこが良い?
    A 設置箇所を検討した結果、お客様とスタッフとの考えが一致、一緒に指差し確認しました。
    建築当時は、燃料価格が安かったので、初期投資が少ないガスや灯油機器に異存はなかったのですが、現在は、原油価格が高騰し、生活していると月々の負担が増えています。これがお客様の質問の背景にあるようですね。
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    Q 坪島さん、この名刺の顔と実物、違わんけ??(笑)

  • 【玄関の異臭】10月15日(水) 定期点検5年目(富山市A邸)

    Q 玄関を入って、すぐ横にあるトランクルームからの靴等の臭いが消えない。いろいろと消臭剤等で試してはいるが・・・。
    A 現状を確認。空気の流れが悪い事が原因と思われます。改善方法では、消臭剤を使うにも限界がありますので、換気扇を設置して空気の流れを作る方が、より効果があるとご提案。後日、見積書を提示する事をお約束。また、近くの窓を開けて換気する事も解消方法の一つですね。
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  • 【クロス】10月15日(水) 定期点検5年目(富山市A邸)

    壁クロスの切れとヨレが一箇所ずつ見られましたが、その他は特に問題ありませんでした。下地の木材も5年が経過すると湿度変化による大きな伸縮も落ち着いたようですね。見栄えとかを気になるようでしたら、市販されているコークボンドで目立たなくする方法が良いかと思われます。
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    建てられた時期は、このような塗り壁調のクロスが流行りましたね。 
    Q 今はどんな柄が流行っているのですか?
    A 家具等がデザイン性の高いものが増えた分、クロスはシンプルな柄を選ばれる方が増えています。

  • 【電気代の節約】10月15日(水) 定期点検5年目(富山市A邸)

    今のご家庭では、60アンペアが一般的だと思われます。あえて節約となると、冷蔵庫の開け閉めを控えたり、開けっ放しにする時間を短くしたり・・・でも、冷蔵庫の場合は、年式や型にも影響があります。技術の発達により最近は消費電力が少ないタイプも出ているようですね。
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    その他では春・夏は暖房便座のコンセントを抜く(スイッチを切る)こと等々が挙げられます。
    一般家庭で使う電力の1割は待機電力という話なので、ある程度使わない電化製品はコンセントを抜くのも効果があると思われます。
    あと、点検現場ではエアコンのコンセントを抜いているお客様もおられます。

  • 【換気システム】9月27日(土) 定期点検1年目(富山市Y邸)

    お客様宅は、第3種の換気システムとなっています。
    給気口はあるのですが、私の機械設置型(第1種換気システム)のイメージが強くて、通路の天井をあちこちと探し回りました(笑)
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    ここで、どうして換気システムが必要なのか?を、建築基準法で定められているらしいので、ちょっと調べてみました。
    昔の住宅は、隙間風が入ってきて自然に換気ができたので、あえて換気する必要はなく、また昔の家には土壁や木、紙等の自然素材が採用されていました。
    でも、今日の住宅では気密性が高く、空気の入れ替えが自然にできなくなってきているそうです。
    生活用品にも化学物質が多く使われており、スプレー缶や芳香剤等々、そしてハウスダストもあり、家族が健康に暮らすには、24時間ずっとの間、発散・浮遊している室内の汚染物質を取り除く為に、24時間の換気システムの必要性が出てきたということです。

    ちなみに、ヒト一人が呼吸するだけでも約1.2㎥/時間の消費量で、体臭や生活臭、室内のホコリ、燃焼による水蒸気の発生等を考えると、衛生上は約30㎥/時間が望ましいと言われているそうです。

  • 【結露】9月27日(土) 定期点検1年目(富山市Y邸)

    Q サッシの結露が気になる。
    A 気密性の高い住宅では、換気や除湿をしないと水蒸気が徐々に室内に溜まり、高湿度状態になります。湿度が高いと室内気温の低下で結露が発生しやすくなります。
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    結露が発生しても拭きとっておられるせいか、斑点状の黒カビも無く、きれいな状態でした。