Q 開き戸が完全に閉まらない(案内葉書)
[渡り廊下/母屋への入口]
A 現状を確認。扉が少し下がることでラッチがラッチ受け(ストライクボックス)に入らない状態でした。扉の付け根にある上下・高さを動かせる丁番を回すことで現状を改善。
お客様にアンケートをお願いしました。
Q 寝室の結露が気になる
サッシ仕様はアルミ複層ガラスと思われます。白いレースのカーテンにはサッシに付着した結露の影響で黒いカビが発生していました。寝室は睡眠中の呼吸による水蒸気の放出と室温の低下等により結露が起こりやすい現象(サッシの仕様等による)になります。そこで日頃の拭き掃除をお願いしました。
また、サッシ枠のゴム部分にこびり付いたカビを落とす方法として、カビ取り薬剤をティッシュ等に含ませて数時間漬け置きしてから拭き掃除して頂くようお願いしました。
[2階寝室/南側]
Q サッシのレールに溜まっている黒い塊は何だろう?
手に取って確認すると、何らかの理由で室内に入っていた泥にコケが生えているようでした。外構が泥であったり、近くに田畑がある場合は風によって泥などが飛ばされて次第に溜まって湿度を帯びてくることでコケが生えてくる一連の流れを説明して理解して頂きました。
[2階居室/北側]
Q 冬は暖かくてとても良いかも?
LDKには蓄暖があります。点けているとエアコンや石油ストーブ以上に暖かいようです。冬場は洗濯物が乾きにくい季節なので、暖かくて過乾燥の傾向のあるLDKで洗濯物を干しておられるご様子。
[LDK]
LDKのサッシ枠は定期的にお掃除されているせいか、それほど目立った汚れは見受けられませんでしたが、小さな黒カビが発生している跡もありました。室内干しによる室内水蒸気量の増加(水分が洗濯物から室内に移動)と室温の低下での結露化と思われます。
一方、和室は続き間ではなく独立している間取り。サッシ枠には結露跡が目立っていません。
[和室]
また、リビング階段は引き戸で仕切られています。閉めっ放しの場合は室内干しによる高温多湿な空気が1階に滞留しますが、扉を開けると2階に移動(寒気と暖気の空気の対流)するので、2階のサッシ等に結露が発生しやすくなっている環境と考えられます。
Q 蛍光灯を取り替えるにはどうしたら良いのか?
実際に照明器具のカバーを取り外して、カバーの内側がバネで固定されている仕組みを見て頂きました。
お客様宅の照明器具の蛍光灯は細い製品なので、買い換える際には蛍光灯を取り外してホームセンターに持参して同型を探して頂くようお願いしました。
[LDK]
2015年2月20日(金)お家の点検1年目(魚津市M邸)
所要時間 14:58~18:08 晴れ
スタッフ 砂田、中谷、渡辺
【M邸の紹介/考え抜かれた間取り、そして住み心地アンケート】
定期点検の現場で書いて頂くお客様にアンケート。口頭でお聞きする質疑応答と書くのとでは得られる感想が違っているような気がします。良かった所はあまり言葉にされない(良くて当たり前かも?)のですが、悪かった・想定外であったことはやっぱり気になるようです。お客様と弊社スタッフとで考え抜いた間取りであったとしても、実生活を体験・新居での生活スタイルの中で不備な点はあるそうで、お客様の感性・十人十色のまだ見ぬ実生活を想定するには非常に難しいとも感じています。
階段収納内にコンセントがあれば良かった。
お客様宅には充電式掃除機(コードでも可)がありました。充電中は目立たないように収納庫の中に置いておきたいご様子。
アイランド型のキッチン。IHクッキングヒーターの前面は対面ではなく壁になっていることで料理中のニオイを遮って・換気扇に直接誘導してくれます。壁や周囲のガラスがないほうがオシャレに見えるかもしれませんが、室内にニオイが充満することも考えないとイケマセン。また、対面カウンターの場合はコンセントが欲しくなりますが、どの位置に取り付けるのか?良し悪しもあります。
お客様・お気に入りのエコカラットの背面壁です。レンガに似てオシャレですし、エコカラットの特徴である「調湿効果や脱臭効果等」のメリットが嬉しいですね。
これは本日の訪問検査で最後で書いている「本日の定期点検のまとめ」です。お客様から1年間住まわれて疑問に感じた事柄等もお聞きしながら改めて説明します。建築前の図面等で説明するよりも実生活を通して体験されたことに対する補足説明のほうがお客様にとっては理解しやすいそうです。
本日の点検の最後にお客様からのサインを頂いています。今回の1年目点検は約3時間という長い時間でしたが、お客様は弊社の訪問検査のスタイルに大変満足されているご様子でした。