Q クロスのコーナー部分に隙間等がある。
A 現状を確認。クロスの変化は「湿度変化による下地材(木部)の伸縮等によってビニール製のクロスも追随すること」で起こります。日常の生活(壁クロスとしての機能性)では問題・不便・不都合は無いのですが、少し見栄えが悪くなるという現象があります。
[2階居室]![]()
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この伸縮現象を考慮してクロスのコーナー部分では「切る施工」が一般的です。なお、切った部分にはコークボンドが充填されています。
[リビング]![]()
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第3種の換気システム。洗面脱衣室やトイレ、階段口等にある強制排気(換気扇)によって外に空気が排出されると同時に、各お部屋にある自然給気(給気口)から空気が流入する仕組み(気圧の変化等)になります。
[リビング他/給気口] [洗面脱衣室/排気口]![]()
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サンルームにある換気扇のカバー(フィルター)がまだ1年目点検でしたが、汚れていました。洗濯物が乾くことで衣類の繊維や付着していたホコリが室外へ排出される時にフィルターに付いたものと思われます。スイッチは「常時運転」でした。
[サンルーム]![]()
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和室の給気口が「閉じる」の状態だったのでお客様に理由をお聞きしたところ、「和室で寝ていると冷たい風が入ってきて寒かったから」とのことでした。やっぱり季節(外気温)によっては閉めたくなる時期もありますね。
[和室]![]()
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A 現状を確認。コーナー部分のコークボンドが経年変化等でプチプチ状になっていました。新築時のクロス施工は湿度変化によって下地材が伸縮すると、石膏ボードの表面に貼ってあるビニール製のクロスも変化します。クロスの動きに備えてコーナー部分はあらかじめ「切る施工」になっています。
「曲げる(折り返す)施工」の場合、クロスが変化することで「よじれ」等が発生することもあり、跡がついてしまうこともあります。
[階段口]![]()
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そこで、現場の施工ではあらかじめコーナーに隙間を開けて「クロスの伸縮に対応」させて、その隙間部分にコークボンドを充填しておくことで見栄えが良くなるように保っています。
ただし、コークボンドにも耐用年数がありますので、数年後にはまた同じ現象(隙間が開く)になることもありますので、DIYでお手入れして頂くようお願いしました。