力任せに開けることもある浴室の折れ戸。腰の当たりに手を掛ける場所がありますが、谷(曲がる)の部分に片手を当てて押したほうが開けやすくなり、経年劣化等も緩和されると思われます。
[浴室]
Q 水道水のカルキが浴室の床や棚に残っており、なかなか汚れが落ちない。
[浴室]
現状を確認。カルキ(塩化石灰)と思われる白い汚れがかなり目立っていました。最初の頃はタワシで擦っておられたようですが、UBの床材が削れてしまう心配もあってか、その後は根気よくタオルやスポンジ等の表面が柔らかいもので擦っておられるご様子。
点検現場では湯沸しポットの機能にもあるのですが、「クエン酸が効く」程度しか答えられませんでした・・・ネットで検索してみると・・・
[参考/ヤフー知恵袋/http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1076010165]
カルキ汚れ・・・ 水道水のミネラル分が固まって、石鹸カスと反応して取れにくくなった物。
落とし方 ・・・ カルキはアルカリ性なのでクエン酸(安全性を重視)が効果的。軽い汚れの場合、
レモンや酢でも良い。お湯で濡らしたアクリルたわしや固めのスポンジを使用。
しつこい時はクエン酸に熱いお湯を少量加え水っぽいシャーベット状にして、
ペーパータオルにたっぷりと浸して汚れに貼りつけ(2~3時間湿布)
湯垢 ・・・ 石鹸カス+皮脂
落とし方 ・・・ 湯垢は酸性の汚れであり、石鹸や重曹をアクリルたわしやスポンジに付けて擦る。
Q お風呂をキレイに掃除しても隅っこはどうしてもカビが発生する。何か良い方法はないのか?カビキラーも使っているが・・・
A お風呂上りの簡単な掃除や水での洗浄、タオル拭き等の方法を紹介。基本的には風呂場はカビが発生しやすい環境なので、いかに発生を抑えるかがポイントになると思われます。
[浴室]
(参考/http://www.ienakama.com/tips/page/?tid=338/お風呂のカビ予防とカビ掃除の方法)
※ カビは空中を舞っている胞子が水分を吸収して発芽、有機物の汚れをエサにして糸状になり、菌糸を伸ばしながら枝分かれして成長します。
【カビ発生の理由】
室温が20~30℃、湿度が80~100%、石鹸や人の垢等のカビの栄養源となるたんぱく質が豊富。
【カビ予防】
A 低温にする
B 乾燥させる
C 栄養源を絶つ
【具体例】
①洗い場や壁に付着しているシャンプーやボディーソープ等を洗面器等で流す ・・・ C
②シャワーで水を壁や床にかける ・・・ A、C
③窓を開けて換気扇(点けっ放しが理想)をつける ・・・ B
④天井や壁、床の水分を拭き取り ・・・ B、C
【予防薬剤等】
①「消毒用エタノール」をスプレーボトル等に入れて、壁面や天井などのカビが発生しやすい場所に
スプレー処理。
②タイルの目地にロウを塗る。撥水効果でカビ発生の予防。
Q 引き戸のレールの排水が悪く、汚れが溜まりやすい。
A 現状を確認。メーカーはタカラスタンダードとなっています。
[浴室]
お客様の話によると、レールに排水口が開いていれば使い勝手等の不具合は無いが、水はけが悪いことで水やゴミが溜まる一方になってしまい、お掃除がしにくいご様子。
ユニットバスの設置・施工の際には排水の勾配が取られていると思いますが、レールに溜まってしまった水はけの悪さは既製品のレールで改善できるのか少し心配なようです。
また、洗面脱衣室内に水が進入しないようダムになる工夫はなされていますが、肝心の排水処理が不完全になっている状態を改めて実感させられました。後日、メーカーに確認することをお約束。
Q シャワーの温度調整が効かない。
A 現状を確認。シャワーを持つ手元で温度調整が出来ないと使い勝手が悪いと思われます。後日、メーカーに確認したところ、「浴槽側のメインパネルで温度設定するとシャワーの温度は浴槽側の設定温度以下にしかならない仕様」とのことでした。お客様も日常的に何気なく使っていて、そのうち「何で?」と不思議に感じられたのかもしれません。
[浴室]
そう言えば・・・お客様が言っておられたことにウンウンと共感が持てた言葉がありました。
「引渡しの時に取扱説明書をもらうけど、ほとんど見ない。アレコレと使っていくうちに体で覚えていく性分だし・・・(笑)」そう言われるお客様の気持ち、非常によく分かります。お引渡しの時にお客様へ専門業者の方からひと通りお話して頂いていますが、やっぱり全部覚えられないのが現実かもしれません(汗)
Q お風呂の床にカビが生えやすくなった。定期的に掃除しているが・・・。
A 現状を確認。お客様から「銀のイオンで防カビ」という薬剤を見せて頂きました。商品名を検索するとライオンの「ルック おふろの防カビくん煙剤」でした。使い方は水入り容器にセットして浴室に置くだけでカンタン。銀イオンの煙が天井に潜むカビの原因菌をまるごと除去するようです。
[1階浴室]
※ 「浴室の床の黒カビを落としても、なぜまた生えるのか」天井の目立たないカビから胞子が浴室中
に広がるメカニズムを解明。
(参考/http://www.zakzak.co.jp/economy/ecn-news/news/20131027/ecn1310270727002-n1.htm)