点検ブログ

  • お家の点検15年目(玄関ドアの表面材の剥がれ)

    お家の点検15年目(玄関ドアの表面材の剥がれ

    所要時間 105分 晴れ

    スタッフ 前根、渡辺

     

    15年目点検・・・・・・5,000円を支払って頂く有償点検。基本的な検査方法・順序は10年目点検と同様となる。

     

    【点検箇所】

    雨水枡・汚水桝、基礎化粧モルタルのヒビ割れ、屋根、給湯機・貯湯ユニット位置、基礎の貫通跡、外壁の経年劣化、雨垂れ、玄関ドア、勝手口ドア、玄関タイル、アプローチ表面材、トイレ、キッチン周り、水漏れ他・・・

     

    ≪一部抜粋≫

    [汚水桝]

    汚水桝の点検を実施。油脂等の溜まりが少し見受けられた。水道に接続するホースリールの有無を確認したところ、持ってないとのことだったので、今回はお客様にキッチンや浴室などの水を流したままにし、流れてくる排水を利用して棒を使って溜まった油脂等を擦り落した。

     

     

    [外壁の経年劣化等]

    外壁の表面材の剥がれやシーリングの現状を確認。表面には経年劣化によるピンホール(小さな穴)や剥がれが多数あり、他にシーリングの切れや破断等も見受けられた。お客様との協議の結果、外壁改装の見積書を提示することとなった。

     

    [玄関ドアの表面材の剥がれ]

    玄関ドアの表面がボロボロになってきたとこのことで現状を確認。ドア表面の至る箇所に剥がれ現象が見受けられた。海岸に近いこともあり、塩害による塗装の剥がれと思われる。

    玄関ドアの内側は太陽の紫外線や塩害の影響が少ないことで、製品本来のキレイな表面となっている。塩害を放置するとさらに玄関ドア内部に侵食する可能性がある為、新たな表面塗装を勧めた。見積書を提示することとなった。

     

    [玄関周囲]

    玄関タイルやアプローチの表面材の剥がれや浮きなどを発見。今後の補修について説明。

      

     

    [勝手口ドア]

    ドアが開閉しにくい時があり、それ以来開閉していないとのこと。現状を確認。上と下にロックがある仕様となっている。メーカーによっては施錠方法が異なっていることもあり、試行錯誤しながら具体的な開錠方法を見つけた。ロックを回すと鎌状の部材が飛び出る仕組み。シリコンスプレーを吹き付けして摩擦を軽減しロックを掛けやすくなるよう改善。

     

     

    [LDK]

    ダウンライトの電球を取り替えたいが探しても見つからなかったとのこと。現状を確認。室内のダウンライトの電球を見ると、電球が切れたことで数カ所が抜いてある状態。切れた電球を持ち帰って調べることとなった。

     

    [キッチン]

    またキッチンが暗かった為、リビングの電球1個をキッチン側に移動させた。

     

     

    点検総括・・・点検枡・通気菅の油脂等の溜まり、勝手口のドアが開けにくい件については当日対応、外壁に藻が発生、クロスのヒビ割れ、コウモリの物音等はご説明さしあげた。残りの基礎化粧モルタルのヒビ割れ、外壁材・シーリングの経年劣化、玄関ドアの表面材の剥がれ、玄関タイル・アプローチのヒビ割れ、ダウンライトの電球については見積書を提示し別日対応となった。

    今回の点検では前回の10年目点検と比べて建物のメンテナンスに関する話題が多く、ゆっくりと話が出来てよかった。10年目点検を過ぎても今後も定期的に有料点検を受けたいという声も多く、こうしたメンテを通じてこれからも会社の信頼を上げていきたい。

  • お家の点検10年目(基礎化粧モルタル、洗面化粧台の蛇腹ホース下の埃)

    お家の点検10年目(基礎化粧モルタル、洗面化粧台の蛇腹ホース下の埃

    所要時間 1時間 曇り

    スタッフ 前根、渡辺

     

    10年目点検・・・お客様に事前アンケート送付、前もって目視確認していただき、その返信を踏まえながらの点検作業。

     

    【点検箇所】

    雨水・汚水枡、基礎化粧モルタル、シーリングの切れ、給湯機・貯湯ユニット、基礎貫通跡、室外機下排水経路、ガスボンベ設置後、クロス経年劣化、換気システム・・・

     

    ≪一部抜粋≫

    [汚水枡]

    汚水桝の点検を実施。油脂等が溜まっていたため、将来的な詰まりを防ぐためホース水流で洗浄。

     

     

     

    [基礎化粧モルタル]

    基礎化粧モルタルのヒビ割れを確認。日を改め対処することとする。

     

     

     

     

     

    [シーリングの切れ]

    シーリングの切れや白い汚れが目立っていた。

     

     

     

    [水漏れ確認]

    洗面化粧台の蛇腹ホースの真下に埃が溜まっているのを発見。過去に水が垂れた形跡有。黒い部品が外れていて定位置に部材を納めてもすぐ外れてしまうので止水テープを部品の周囲に巻いて対処。

     

     

     

    点検総括・・・屋根雪止めの破損等お客様から申告があったが雨のため点検できず、別日に改めて確認。以前にメールで「パワコンの10年保証や変換効率の低下、買い替えした場合の相場など」について返答していたが10年を境に気になっておられるようだった。

     

  • お家の点検5年目(玄関アプローチの目地補修)

    お家の点検5年目(玄関アプローチの目地補修)

    所要時間 2時間 晴れ

    スタッフ 前根、渡辺

     

    5年目点検・・・保証書に基づき保証期限の到来する部材等を主に注視検査。また今後のメンテナンスについてお客様から聞き取り及び応答。

     

    【点検箇所】

    汚水桝、屋根、建物壁面、基礎の貫通跡、アプローチのタイル、床下、キッチン・トイレ周り他・・・

     

    ≪一部作業抜粋≫

    ●アプローチのタイル目地に隙間が出てきたので、雨水侵入場防止のためシーリングしてほしいと要望

    [コークガンを使ってシーリングを充填し、ヘラで均して施工完了]

     

    ●雨天時にテラスで洗濯物を干していると、ケラバの横から雨水が垂れているそう

    [袖瓦と谷の部分との間にある隙間から雨水が垂れてる状態だったのでシーリングを充填して改善]

     

    ●水漏れチェック、床下点検異常なし

     

    点検総括・・・基礎化粧モルタルのヒビ割れ対応は後日対応になったが他の項目に関しては当日で処置対応できた。部材や部位の経年変等を点検担当者 自らが検証することで今後の家づくりに更に良い提案ができるのではとご意見を伺った。(お客様は一級建築士、貴重なご意見ありがとうございます)

  • 【シーリングのヒビ割れ】2016年7月8日(金)お家の点検5年目(富山市婦中町I邸)

    お家の立地条件・周辺環境等によってシーリングに少しヒビ割れが発生することもあります。

    [建物左面/南側]

    04_SI05_シーリングのヒビ割れ_01 04_SI05_シーリングのヒビ割れ_02

     

    シーリングが太陽の紫外線等による経年劣化等でヒビ割れが発生してきても下地には防水シートが施してあるので、直接的な雨漏りの原因にはならないと思われますが、今後は将来的な改装計画も少しずつ検討して頂くようお願いしました。

    [建物後面/西側]

    04_SI05_シーリングのヒビ割れ_03 04_SI05_シーリングのヒビ割れ_04

  • 【外壁塗膜の劣化等】2014年11月11日(火)お家の点検10年目(富山市M邸)

    外壁の表面を試しに手で擦ってみると、指先に白い塗料の粒子が付着しました。新築当時の塗装は汚れが付きにくい「ブリードプライマ」を採用していましたが、約10年が経過して塗装が太陽の紫外線等によって劣化したものと思われます。お客様も劣化については理解されていました。

    また、外壁の塗装に少し剥がれがあったので、将来的に外装補修を検討して頂くようお願いしました。

    [建物後面/東側]

    04_KM10_外壁塗装_01 04_KM10_外壁塗装_02 04_KM10_外壁塗装_03

    また、北側は日当たりが悪く外壁が乾きにくい環境のせいか、黒いカビ等で汚れていましたが、南側は対照的にキレイな状態を保っていました。

    [建物左面/北側]     [建物右面/南側]

    04_KM10_外壁塗装_04 04_KM10_外壁塗装_05

  • 【シーリングの切れ】2014年8月11日(月)お家の点検10年目(富山市Y邸)

    外壁同士の間に施してある弾性シーリング剤にも紫外線等による経年劣化があります。実際に指で押し当てて弾性の有無を確認することで劣化(硬化)状態を判断することもできます。よく見るとシーリングの片方が少し切れている状態ですが、現段階では特に異常はありません。将来的には経年劣化に対する改装計画を頭に入れて頂くようお願いしました。
    [建物後面/南側]
    05_KY10_シーリングの切れ_01 05_KY10_シーリングの切れ_02 05_KY10_シーリングの切れ_03

  • 【シーリングの隙間等】2014年6月17日(月)お家の点検10年目(立山町H邸)

    シーリングが経年劣化等によって硬化して片方が数箇所めくれている状態。
    [建物後面/南側]
    04_TH10_シーリング_01 04_TH10_シーリング_02

    現段階では雨が屋内に進入する直接的な原因にはならないのですが、その後の紫外線等の影響で劣化が進んでくると下地の防水シートにも影響がでてくるかもしれません。お客様に将来的な起こり得る事例を紹介。
    04_TH10_シーリング_03 04_TH10_シーリング_04

  • 【塗り壁のジョイント部分のヒビ割れ】2014年5月30日(金)お家の点検10年目(富山市Y邸)

    Q 過去の点検の際に「塗料の弾性が効いているからヒビ割れは発生しにくい」と聞いていたが・・・。

    A サイディングの表面に塗り壁調に塗装している施工(外壁は塗料に砂を混ぜて吹き付け、表面を手塗り感覚で平らにしている2層塗り)となっています。ヒビ割れ箇所は下地ボードのジョイント部分であり、下地材が湿度変化等によって伸縮することで表面に施工しているサイディングも追随して起こり得る現象(室内では壁クロスの変化に似ています)と思われます。ヒビ割れが発生しても内部には防水シートが施されているので、雨漏りの直接的な原因とまではいきません。

    [建物後面/南側]

    04_KY10_塗り壁_01 04_KY10_塗り壁_02

     [建物右面/西側]

    04_KY10_塗り壁_03 04_KY10_塗り壁_04

     Q 外装の塗り替えはいくらぐらいかかるのか?

    A 外装の塗り替え・上塗り等々、改装・改修の方法には何通りかあります。代表的な方法では表面の汚れを落として長持ちするように改めて塗装を施すことになると思われます。

    04_KY10_塗り壁_05 04_KY10_塗り壁_06 04_KY10_塗り壁_07

     新築から10年経ったのと今から10年経つのを比べると経年劣化(防水塗膜)が更に進んでくるので、将来的に早い段階で修繕を考えたほうが良いと思われます。既存の外壁に追加で上から塗装する「トップコート」を提案。既存面に接着剤となる処理をし、中塗りで厚めの塗装、上塗りで仕上げ塗装となります。なお、高所工事になると足場費用も入るので、防水塗膜やシーリング剤の打ち直し等は同時期に行なったほうが経済的になります。

  • 【シーリング剤の経年変化等】2014年5月16日(金)お家の点検10年目(富山市M邸)

    Q 外壁材同士の間に打ってあるシーリング剤に隙間や切れがある。

    A 現状を確認。弾性のあるシーリング剤が経年変化等によって少しずつ硬化・劣化して隙間が発生していました。

    [建物後面/北側]

    04_MM10_シーリング_01 04_MM10_シーリング_02

     [シーリングの切れの様子]

    04_MM10_シーリング_03 04_MM10_シーリング_04

     お客様が普段から使っておられるシーリング剤を見せて頂きました。太陽の紫外線等で劣化・硬化が徐々に進んで今回のような「切れやヒビ割れ等」が発生してきます。一般的には(周辺環境等の立地条件等にもよります)雨水の進入を防ぐのに10年~15年を目安に改装工事をされている事例を紹介。

    04_MM10_シーリング_05 04_MM10_シーリング_06

     改修工事等に係る費用はある程度大きくなるので、手の届く範囲は脚立等を使ってDIYで対処することも検討に入れておくのも良いかもしれません。