点検ブログ

  • 【屋根点検】8月28日(木) 定期点検2年目(富山市K邸)

    屋根の状態をチェックと確認、そしてデジカメで撮影。特に異常はありませんでした。
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    今回のKさま邸の屋根はコロニアルです。屋根の形状には何種類かあります。ちょっと調べてみました。
    屋根の役割は、雨風をしのぐ防水性、日差しを遮る断熱性、室内の熱を放出する通気性が主なようです。

    [スレート]
    カラーベストやコロニアルで知られています。瓦に比べて、軽量でシンプル、建物に確かな安定性を生み出し、金属屋根に対してしっとりと落ち着いた表情をしています。コストは比較的安価で色や形状等豊富なバリエーションがあり、好みを反映させる事が容易です。表面の彩色部分が経年変化等で劣化していくと、防水機能が落ちる事もありますので、10年に1回は屋根材の状態を再確認したほうが良いそうです。
    また、最近では、表面を瓦屋根同等の対候性経年変化のある商品も登場しているようです。
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    [洋瓦]
    13種類あります。遮音性では、雨が降った時、他の素材よりも静かなこと。通気性では、熱や湿気がこもりにくいこと。その他にも防水性、防火性、耐久性、断熱性、耐水性、耐寒性等々に抜群な性能を備えています。美観が良いのですが、瓦が重く、柱にかかる負担は大きくなります。コストは割高です。
    瓦にはかなりの重量がありますので、風には強いのですが、突風(台風等)には比較的不利な代物。
    瓦がズレたままにしておくと雨漏りの原因にもなりますので、早めの点検が良いそうです。
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    [和瓦]
    12種類あります。洋瓦とは質感が違うだけで、性能はほぼ同じ。地域によって季候が異なるので、季候風土によって、異なった生産方法が取られています。これが街並みの特徴ある景観にもなっています。例えば、琉球瓦、越前瓦、京瓦などです。
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    [金属屋根]
    ステンレス、チタンといった融点(※1)の高い材料ほど防火性能が良く、豪雪地帯では金属屋根を採用されているところが多いそうです。また、近年ではガルバリウム(主成分はアルミと亜鉛)鋼板という、トタン板の3~6倍の強度を持つ素材も採用されています。コストは安価ですが、素材や厚みで様々な価格帯があるそうです。
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    ※1 融点とは、固体が溶け始める温度です。例えば、氷の場合は0℃となります。

  • 【床鳴り】8月28日(木) 定期点検2年目(富山市K邸)

    大きな音ではないのですが、キッチンで床鳴りを発見。室内湿度の変化によって床材(木製)とそれを床下から支えている鋼製束との間に少しの隙間が発生していると思われます。季節毎の湿度の変化で、床が鳴る時期と鳴らない時期があります。お客様も思い出して納得されているご様子。
    本日の床下点検をする際に、床下にある鋼製束を点検し、調整することにしました。
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    また、階段の踊り場でも小さな床鳴りを発見。床鳴りは、クロスの変化と同様で、生活スタイル(湿度の変化となる水蒸気の発生具合)によって、木製である部材が伸縮することが原因であると思われます。
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    改善方法として、階段下が納戸になっているので、後日、裏方から細い釘を打つ事にしました。
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  • 【調理機器】8月28日(木) 定期点検2年目(富山市K邸)

    最近、新築のお家に多くなったIHクッキングヒーター。ガスと比べてどれだけ経済的に違うのか、ちょっと調べてみました。
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    [IHクッキングヒーターの電気代]電化コム(http://www.dennka.com/ih.htm)より引用
    4人家族(夫婦、子供2人)の場合。
    平日/朝食は家族揃って。昼食は妻1人。夕食は妻と子供が一緒。夫は別。
    休日/家族揃って。
    この家族構成と生活スタイルを基に計算すると・・・(日立調べ)
    1週間あたり・・・電気は13|||276Wh、ガスは31|||369kcal
    1ヶ月あたりの使用料金(税込)・・・電気は1|||252円、ガスは2|||017円
    換算ベース(税込)・・・電気は22円/kWh、ガスは165円/㎥

    ガス併用住宅の場合、電気とガスの基本料金を支払っています。ガスの基本料金は約1|||200円~
    1|||600円程度ですが、オール電化にするとガスの基本料金がなくなり、さらにお得になります。

    お得感はいっぱいありますが、機器の導入コストがガス機器よりも高くなるのが難点です。また、ご家族の年齢や生活スタイルで電気代も違ってきますので、過去の電気料金を元に専門業者に問合せてみるのが一番ですね。

    [ガスコンロのガス代]アサヒ物産(http://www.asahi-products.com/)より引用
    調理器具・・・電気は鍋に使用の有無、ガスは全ての鍋が使用できる
    同時使用・・・電気は3個のヒーター同時使用は火力が低下し、小ヒーターとロースターは同時使用できない、ガスは全てのコンロとグリルが同時に使える
    購入設置費用・・・電気は合計34万円(カタログ価格)で月々の償却は2|||800円、ガスは合計18万円(カタログ価格)で月々の償却は1|||467円
    健康・環境・・・電気は電磁波が気になる、ガスは電磁波ゼロ

    お湯を沸かす場合、消費者側から見ると、電気を使う場所(キッチン等)では二酸化炭素の発生は0ですが、天然ガスから電気になる過程(火力発電所)で二酸化炭素が発生しています。
    また、エネルギー効率では発電ロスや送電ロス等があり、電気は約39%ですが、ガスは、100%の有効利用だそうです。

    天草ガス(http://www.amakusagas.co.jp/tokutyou.html)より転載
    [電気とガスによるエネルギー効率とCO2発生量の比較]
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    環境については、家庭規模(電気)で考えるか、地球規模(ガス)で考えるか・・・難しいですね。

  • 【床下点検】8月28日(木) 定期点検2年目(富山市K邸)

    点検を実施。特に異常はありませんでした。
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    ここで、ひとつの疑問が出てきませんか?何故、床下内の移動方法がうつ向けでなく、あお向けなのか。
    実は・・・背中にキャスターの付いたボードを敷いているのです。写真を見て分かりますか?(笑)
    床下移動がス~イスイ♪でも、床下に潜っているスタッフにとってはツライかも・・・(笑)
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    さきほどのキッチンの床鳴りを鋼製束の調整で改善しました。手には調整する道具として、モンキースパナと懐中電灯を持っています。

  • 【クロス】8月28日(木) 定期点検2年目(富山市A邸)

    クロスとコークボンド(※1)の相性(?)です。コークボンドは、クロスの隙間等を目立たなくする便利なアイテムですが、クロスの模様との調色に多少のズレが出てくる場合もありますので、DIYの場合は注意が必要となります。
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    ※1 コークボンドの色には、「白、アイボリー、茶色(フローリング色)等々」ありますので、使用する場所に応じて選べます。
    また、硬化したコークボンドを除去する場合は、素材がアクリル系樹脂なので、プラスチックの補修で使用する「プラリペア溶剤」で溶かして拭き取れば良いそうです。ただし、いきなり全体で使うのではなく、まずは局所的に試し落としして効果を見たほうが良いと思います。

  • 【モルタルのヒビ】8月25日(月) 定期点検2年目(富山市I邸)

    Q 基礎の表面にヒビが入っている。大丈夫なのか?
    A 現状を確認。基礎表面に塗ってある、気温の変化により厚さ数ミリの化粧モルタルにヒビが入っていました。基礎本体のヒビではなく、見栄えの問題であり、強度には全く影響がないことを聞いてお客様はひと安心されたご様子。
      今回は2年目点検であり、保証書に基づき、弊社にて補修しますが、今後、ご自身で化粧モルタルを補修する時は、ホームセンターで販売している「簡単セメント」や「らくらくセメント(※1)」でも良いことをアドバイス。
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    ※1 簡単セメントとは違って、水とセメントの粉が一つの袋に入っていて、揉むと袋の中の仕切りが破れて混ざり合うという代物。少しの量だけ使う場合に重宝するそうです。

  • 【ネコ除け】8月25日(月) 定期点検2年目(富山市I邸)

    子猫がまた増えたみたい。近所の方が餌付けをしているそうで、こちらとしては大変困っています。お隣さんと一緒に、いろんなネコ対策を考えています。
    [ネコの通り道に]         [庭にはネコが嫌う臭い袋]
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    [ネコが嫌う光を発する/お隣さん] [ネコの足の踏み場をなくすネコ返し??/お隣さん]
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  • 【屋根の仕様】8月21日(木) 定期点検2年目(富山市K邸)

    Q この屋根は雪がスタスタと落ちてくれるから、とても助かっている。最近はそんなに雪が降らないけど(笑)
    A この屋根は「ガルバリウム鋼板(※1)立平葺き」という工法です。
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    ※1 ガルバリウム鋼板は、アルミと亜鉛で鉄を守ることにより生まれた耐久性に優れた鋼板。アメリカで1972年に開発された、新しい金属素材だそうです。特徴として、耐久性(トタン板の3~6倍)が抜群で積雪の多い地方でも大雪に耐えることができ、安心して雪の季節を過ごすことができます。