点検ブログ

  • 【換気計画】4月19日(火) 定期点検1年目(富山市O邸)

    Q 冬の間、リビングドアの下部から隙間風が入ってきて寒かった。
    A 現状を確認。お家を建てる時は24時間換気が法律で定められており、扉の下の隙間部分は「アンダーカット」と言って、約1cmの換気口が開けられています。
    お客様はそれとは知らず、隙間風対策に扉の底部にシートを貼っておられたご様子。スタッフの説明に納得されたようです。
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    寒い冬、各部屋の給気口から冷気が進入してくると「ヒヤッ」と冷たさを感じます。給気口には「開」と「閉」の切り替えレバーがあり、お客様自身で自由に切り替える事が可能となっています。

  • 【下足箱の扉の隙間】4月16日(土) 定期点検5年目(富山市K邸)

    玄関にある下足箱の扉が下のほうに行くにつれて隙間が広がっている状態を発見。そこで、扉を開けて中の様子を見てみることにしました。
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    すると、棚板がダボにシッカリと乗っていない状態。たくさんの靴が入っていたので、重みに耐えかねて外れているのかと思いましたが・・・
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    よく見ると、右側の壁板が反っているのか、シッカリとハマっていない状態でした。ボンド剤の経年変化(劣化)による剥離か、靴の詰め込み過ぎが原因と思われます。
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    DIYでハンマー等を使って側面から叩いたりして補修・調整すれば直るのですが、お客様は日用大工の延長というよりも、「専門知識や技能を持っていないと壊れてしまうかも・・・」と気後れされておられるようだったので、後日大矢が調整する事を申し出ました。お客様はホッとされたご様子☆
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  • 【玄関ドアの開閉】4月16日(土) 定期点検5年目(富山市K邸)

    Q 開閉時に引っ掛かりを感じる。
    A 当初は開閉時の室内風圧等で閉まりにくいと思われたのですが、ラッチを触ると少しの摩擦があり引っ込みにくい状態でした。ラッチの出具合をスムーズにする方法として、潤滑油(CRC556等)の注入が考えられますが、逆に小さなゴミがくっ付いて動きにくくなる事もありますので、鍵穴掃除にも使われるパウダー状の潤滑剤の使用をオススメしました。
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  • 【お家のお掃除とお手入れ】4月16日(土) 定期点検5年目(富山市K邸)

    建築後5年が経ったお家への5年目点検での訪問。
    いつまでもキレイなお家に住み続けたい・・・と思いながら普段のお掃除をされているお客様。
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    一方、お家の中は経年変化や使い勝手・使用頻度等で部材等が摩耗したり、生活スタイル(調理器具や暖房機器等による室内水蒸気量の増加等)によって、普段のお掃除ではカバーできないこともあります。
    「日用大工やDIY」などと一般的に言われていますが、「お家の場合って、どの場所でどのようにすれば良いの?」と疑問に感じることも・・・。
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    クロスの隙間が目立たないようにするコークボンド(色は多種)、引き戸の開閉や開き戸の丁番、玄関ドアの閉まり具合を調整するドライバー、ラッチや鍵穴の摩擦を軽減する潤滑剤等々。

    これはお手入れの仕方や起こり得る現象等が書かれている、イラスト付きで読みやすい「住まいの管理手帳」です。お客様にプレゼントしているシーン☆☆☆
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    普段のお掃除の拭き掃除や掃き掃除(掃除機等)の延長で、お家のお手入れ方法も分かってくれば、これからのDIYもお掃除感覚で出来るかもしれませんね☆

  • 【点検枡の検査】4月16日(土) 定期点検5年目(富山市婦中町M邸)

    [雨水枡]
    点検を実施。素手では蓋と枠の間に指(ツメ先)が入らないので、マイナスドライバーを上手に使って、蓋の周囲の泥を落としながら慎重に開けています。
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    屋外水栓からの排水や屋根に降り注いだ雨水が樋を通って一時的に溜まる場所です。ドライバーの柄の部分で枡底に溜まった泥の深さを測ったところ、少し溜まっている程度でした。今後は定期的にお客様ご自身で枡内をお掃除して頂くようお願いしました。
    お家の周辺に畑や田んぼ、落葉樹等があると泥や枯葉が溜まりやすくなります。
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    [汚水枡]
    点検を実施。岡野が屋内に入って各々の箇所から排水しながら、外では岩見が流れ具合を確認しています。お客様にも見て頂きました。
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    これはキッチンからの排水が通る枡です。よく見ると、白く固まった油脂が少し詰まっていました。
    水やお湯と一緒に流れた油が白いラード状に固まったものと思われます。一般のご家庭ではキッチンの排水口にネットを張って、細かなゴミや食べカスが流れないように(詰まり防止)していますが、食べた後の食器等を洗う際に出てくる油は洗剤で洗っても完全に防ぐのは難しいですよね・・・(汗)
    お掃除方法では今回はまだ少量なので、ホースの水流で取り除くのが良いと思われます。
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    お家の外部を走っている排水管は「人間の血管」にも例えられます。「コレステロール等が血管に詰まってしまい、カテーテルを通す手術になる前に」お掃除という健康管理?が大事になります。お客様もウンウンと頷いておられました☆
    でも、こうして起こり得る現象や事例があらかじめ分かっていれば、今後の対策もしやすいと思います。

  • 【扉レールに水溜り/浴室】4月16日(土) 定期点検5年目(富山市婦中町M邸)

    Q レールに水が溜まっている。
    A 現状を確認。レールの溝部分には排水用の穴が開いていますが、全く流れ出ない様子。
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    まずは手持ちの小さなドライバーをレールの排水口に差し込んで詰まりの有無を検査。ドライバーの柄が貫通するので排水口は問題ありません。
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    そこでお風呂場メインの排水口を確認。かなり汚れが詰まっていました。レールの排水はココに流れてくると思われるので、薬剤でお掃除して頂くようお願いしました。
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  • 【クロス/寝室】4月16日(土) 定期点検5年目(富山市婦中町M邸)

    凸部分の数箇所でクロスがめくれている状態を発見。
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    そこでコークボンドを該当箇所に充填して指でなぞり、目立たないように補修しました。
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    また、天井のジョイント部分にクロスの隙間が目立っていました。年月の経過とともにクロスが経年変化(劣化等による伸縮性の低下/硬化)して、下地材の動きに追随できなくなってきたものと思われます。
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    [コークボンドを充填]   [指先で伸ばす①]
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    [指先で伸ばす②]     [最後にタオルで拭き取り仕上げ]
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    補修後、かなり隙間が目立たなくなりました。

  • 【外壁の掃除】4月16日(土) 定期点検5年目(富山市婦中町M邸)

    Q 知人が外壁の汚れを「高圧洗浄機で落としている」と言っていた。
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    A 高圧洗浄機には業務用と家庭用があります。噴射力にも違いがあり、先端のノズルで洗浄パターンを調整できますが、強すぎると外壁の仕様によっては塗膜をキズつけたりすることもありますので、外壁との距離感を感覚的に確認しながら行なったほうが良いと思われます。
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    また、外壁材塗膜の経年変化による劣化(含水率の増加)等もありますので、DIYで確実に汚れを落とせるわけでもありません。そこで、外壁の再塗装の見積書を提示する事をお約束。
    今後は外壁材同士の間に施されているコーキングの劣化対策も考える必要があります。ともに足場工事が必要になりますので、同時期に行なったほうが経済的だと思われます。