Q 東側の給気口から雨が吹き込んできて壁クロスが黒っぽく汚れた。
A 現状を確認。東側には風の障害物となる隣家がなく整地された駐車場になっているせいか、東からの強風雨が直接吹き付ける環境になっています。
[キッチン背面/東側]
吹き付けタイプのクロス用クリーナーで黒ずみを拭き取り。何回か試したところ、壁クロスに付着していた黒い汚れ成分が少し落ちて目立たなくなり、棚板の汚れもキレイに拭き取れました。
Q シーリングが白く変色しているのでは?
A 現状を確認。発見当初はこの部分だけのシーリングが経年劣化しているように見えました。
[建物前面/東側/玄関横]
お客様ご自身がDIYで対処されるご様子だったので、点検スタッフの前根が常備しているシーリング剤をお見せして「仕上がりがキレイになるよう、養生テープを周囲に貼った後にシーリングを充填。ヘラで均等に均して乾くのを確認して養生テープを剥がす」手順ですると見栄えが良くなると思われます。
他のシーリングと比較すると、この箇所だけが色違い。部分的な泥汚れが想定されたので、タオルで擦ってみると泥が落ちてシーリング本来の色に戻りました。特に問題はありませんでした。
2015年7月4日(土)お家の点検2年目(富山市N邸)
所要時間 09:58~11:12 曇り
スタッフ 前根、渡辺
【N邸の紹介/クロスの汚れを落としてみるが・・・】
これは訪問検査の現場で「クロスのお掃除用に使えるかも?」と思って事前に購入していた「スーパーフォーム」です。裏面を読むと、用途は「ビニールレザーやプラスチック表面、換気扇、スチール表面など」と書いてあります。
1年目点検時に質問があった「クロスにコーヒーがこぼれてシミになった跡」を改めて確認。スーパーフォームを吹き付けしてタオルで拭いてみたのですが、壁クロスに跳ねたコーヒーのシミを落とせなかったのは非常に悔しかったです。ちなみに机の上はピカピカになりましたが・・。
[2階ホール/北側]
お客様宅の2年目点検が終わって帰社した後、ネットで調べてみると酸素系漂白剤(ワイドハイター等)が良いそうでした。タオルに吹き付けして1時間程度の漬け置きで色が消えてくるようで、その後に水拭き・カラ拭きすることになります。
今回の悔しさを教訓にして、様々なお客様宅の点検現場であった経験を次の現場で活かしたいと心に誓った瞬間でした。
ちまたでは様々なお手入れ用洗剤等が出回っていますが、漂白剤が食器や衣類だけでなくビニール系の壁紙(クロス)にも効くというのが私にしてみれば新鮮でした。
壁クロスの汚れを消しゴムで汚れを落とせない場合は中性洗剤(台所洗剤ですが、使用方法等の書いてある裏面を読む必要あり)を勧めていましたが、様々な点検現場で試行錯誤しながら検証することで次の点検現場で使えるようになることが次のお客様からお喜びの声が聞けるキッカケになっているのかもしれません。
普段から気を付けていても浴室のカビ発生は抑えにくいもの。カビの発生要因は温度や湿度、栄養分の3つとなっています。その中で1つの条件を取り除くことでカビの発生を少しでも抑制できるようなので、温度では最後にお風呂に入ったひとが水をまくこと、湿度では水気を拭き取りすることが必要になります。特にコーキングしてある端っこは丁寧に水分を拭き取ったほうが良いそうです。
[浴室]
換気について。一般的に「窓を開ければ良い」と言われていますが、窓を開けると雑菌が入るという話もあります。また、天候によって「窓を開けるべきか?」と判断する必要もあり、雨天時は外気の湿度が高いのでも窓を開けないほうが妥当になります。
カビによっては氷点下でも発生する種類もいるので、冷水が効果的でもないとも考えられます。窓を閉めて換気扇で空気の入れ替え・換気する場合は入口扉の下にスリット(隙間)があるので、室内の乾燥した空気を浴室内に送り込むこともできます。