Q クローゼットの右扉の位置は出入口のドア(開き戸)の開閉軌道と干渉しない(邪魔にならない)ようにしてあったが、クローゼットの右側の扉が少し左側にずれているせいでクローゼットへの物の出し入れが狭く感じることがあった。やっぱり大きめ(一般的な扉の配置)にしたほうが良かった。
[2階洋室]
これまでの数々の点検現場では「開き戸とクローゼット扉がぶつかる」という感想はよく聞いていましたが、ぶつかるのを回避した場合の「入口が少し狭いせいか、出し入れしにくい」という声は初めてお聴きしました。
2013年5月18日(土)お家の点検5年目(富山市S邸)
所要時間 10:00~12:00 晴れ
スタッフ 横窪、渡辺
【S邸の紹介】
玄関ドアを抜けて・・・ハッと驚かされる1階ホール(私は3年ぶりでした)
「和」という空間がお家の中で見事に形作られています。壁は塗り壁調で配色も工夫されています。ですが、私が使っているデジカメは感度が悪すぎる?せいか、現場を忠実に撮影できてないのが非常に残念です・・・(汗)
玄関ドア~1階ホール~リビングドアまで10歩以内の距離・歩みです。
間取りや施工面積等々の制限はあるのですが、5年経った今でも非常に激しく斬新に感じます。「和」のことがアタマで理解できなくてもカラダで感じることができる不思議さがあります。
[雨水枡]
点検を実施。泥等の溜まりも少なく、特に問題はありません。
[建物左面/西側]
[汚水枡]
点検を実施。お風呂・キッチン排水に接続されている汚水枡の底には油脂等の溜まりが少しありました。
ボディソープや石鹸等で体を洗ったり、食器類を中性洗剤等で油汚れ等を分解(油を包み込む)、洗い流していますが、洗った後の排水が配管内を通る時に電子化作用によって脂分を放出することで配管の壁に溜まる性質があります。
[建物左面/西側/お風呂・キッチン]
お客様にも様子を見て頂きました。白い油脂等の「溜まり」現象が次第に堆積してきて[詰まり(油脂等が固まる)現象になっている他のアフター現場の事例(有償)を紹介。これを防止するために定期的にホースの水流で洗浄して頂くようお願いしました。
これを聞いたお客様は「今家にあるホースが短いからこの場所まで届かない」とのことで、水をボール?洗面器?に入れて汚水枡まで持ち運んで注ぎ、流れるまで何回か往復しておられました。
野良猫避けが目的で「水の入ったペットボトル」が外周に置いてありました。中の水が太陽光によって乱反射することで「目くらまし」的な効果が期待されるのですが・・・。
[建物左面/東側]
※ ペットボトルに関する事件・事故
「本当に効果があるの?」ネットで検索すると、Q&Aサイトやウィキペディアで興味深い記事を発見しました。「ペットボトルに水を入れて家の外周に置くと野良猫避けになる」という情報が流布された時期があって以来、各地でこのような光景が見られたそうですが、ペットボトルの中の水が太陽光を収束させ火事になった事故(収れん火災)が起こったようです。その後はTV等を通じて「効果が無い」という実証等々があったそうです。
Q カウンターの裏面がヒビ割れてきた。
A 現状を確認。真下にある蓄暖の輻射熱によって乾燥して少しずつ割れてきたものと思われます。
[リビング]
[真ん中/熱によるヒビ割れ][端っこ/ジョイント部分の浮き]
コークボンドを使って目立たないように補修しました。でも水性アクリル系なので、過乾燥によって隙間が再度目立ってくることもありますが、カウンターの強度には問題ありません。
※ コーキング剤の種類(参考/生田化研社/http://www.k-ikuta.co.jp/handout/adhesive/)
・コークボンド(水性アクリル系)硬化後、弾性体となり、汚染もない。
・ボンドシリコンコーク(シリコーン系)完全耐水性、耐久・耐候性に優れる。
・トップコールSP(ポリサルファイド系)外壁目地に最適。
※ コークボンドの色見本(参考/ヤヨイ楽天市場)(http://item.rakuten.co.jp/moyougaehonpo/jyointoko-ku/)
ホワイト、アイボリー、ベージュ他30種類以上。